ただし腰痛の悪化と引き換えに。
ー管制室ー
「さあ~皆さんお待ちかね!!
ISファイトクラス代表マッチ!!
いよいよ開幕です!!
実況と解説は私(わたくし)佐久間榮太郎と!!」
「同じく!フランクラム・シュタインでお送りしまぁす!!」
「待ちに待った、クラス代表マッチの火蓋が今斬って落とされました!!
今回はどのクラス代表が優勝するのか!!
私も気になっております!!」
前回は山田先生が進行をしていたが、
佐久間達曰く「業務連絡みたいで堅苦しい」らしく、佐久間達が半場乗っ取っている。
「特別席には最強のIS乗り、『ブリュンヒルデ』の異名を持つ織斑先生と!!」
佐久間がマイクを握りつぶす勢いで喋っている。
「一夏に激励の一言を言いに行くも、アリーナの中で迷って半泣きになっていた所を一夏に保護され連れてこられた山田先生でお送りしまぁす!!」
シュタインが榮太郎のもつマイクを奪いハウリングが起こる勢いで叫ぶ。
「ちょっとー!!なんでバラすんですかー!?」
ーカタパルトー
「あいつら・・・あれだけ黙っとけって言ったのに・・・」
一夏(小)はカイザーの最終調整を終わらせ、すでに準備かできているので待合室でくつろいでいた。ぶっちゃけ暇なようだ。
「まあ、あの二人だからなぁ…」
「箒とセシリア、とりあえずスーツに着替えるから外に一端出てほしいんだが?」
「あら?制服の中には着込んで無かったんですの?」
「大抵の女子はそうだぞ?」
「おーれーはーお・と・こっだー!!」
まあ、(小)の状態で怒っても迫力のはの字も無いわけで、逆に可愛いんだが、本人には言わないでおこう。
『さあ!!一回戦と二回戦の組み合わせが決まりましたので発表します!!』
待合室のディスプレイが起動して組み合わせが写し出される。
『一組:織斑一夏
VS
四組:更識 簪
二組:凰 鈴音
VS
三組:アイビス・クロワール』
『ちなみにこの組み合わせは、
さっきじゃんけんで決まりました。』
『三組の担任なんか飲み比べで決めようって言ってたしな。』
『ということで、ただいまより一組対四組の試合を始めたいと思います。
選手の方は速やかに準備をお願いします。』
「飲み比べでって、昼間から酒飲む気だったのかよ…」
『織斑先生も反対してたけど飲みたそーな顔してたしな。あと、篠の之博士も。』
『言い忘れていたが、試合の内容を他の選手に教えた場合は反則として不戦勝扱いにするので絶対にリーク(密告)しないように。
ま、準備できたら電話かなにか使って教えてくれ。以上!!』
「さすがに、クラス代表の試合を誰かに喋られたら色々と不味いからな。
そういうのはしっかりするみたいだな。」
「こちらは織斑だ、準備は完了した。
いつでもかまわん。」
「同じく・・・準備完了。」
『ぴっこーん♪いっくんは少し待ってねー。面白いこと思い付いたから!』
束はまたなにかろくでもないことを思い付いたらしい。
『おい!なにしやがる!離せ!
ぎやあああああああああああ!?』
『・・・あー今回からはアリーナには、
特殊ホログラムでステージが投影される事になっているぜ!
ステージを作ったのは俺達だ!
さあ!!今回のステージはこちら!
『奇械島』だ!!』
榮太郎がそう言うとアリーナの空中に光の玉が成型され勢いよく弾ける。
その瞬間眩い光が弾け、直ぐに消える。
そこにはアリーナではなく荒廃し、荒れ果てた大地があった。
『四組代表の更識さん、ステージに降りてくれ。篠の之博士ー?
一夏もナニカサレタかどうかはどうでもいいけど一夏降ろしてくれ。』
「どうでも言い分けねえだろオイ!!」
声は聞こえるが姿は見えず。
その瞬間、アリーナの地面が割れる、というより殴り壊したように見える。
『一夏?なんで地面に埋まってんの?』
「俺が聞きてぇよ。
とりあえず三博士、あとで鯖折りでシメる。」
『ちょっ!?』
(`・ω・´)
『ステージの準備も整いました!!
さあ、どんな戦いが繰り広げられるのか!!』
シュタインが言い放つと堂とうとうマイクを握り潰してしまう。が、そのとなりで榮太郎が新しいマイクを渡す。
「・・・言葉は不要だ。覚悟は決まっている。此処で勝たせてもらうぞ!!」
「・・・私も負けない。・・・勝って証明してみせる!」
そう言う簪の瞳には覚悟が見える。
「面白い!!
今この瞬間は力こそ統べてだ、
俺に勝って越えてみろ!!」
そう言い放ち牙斬刀を頭上で回し薙刀に変形させ構える。
『ISバーストファイト!!
レディィィィィィィゴオォォォォォォォッ!!』
アイビス・クロワールについて
ACSLの登場人物、
セレ・クロワールとAC、IBIS(アイビス)
を混ぜたもの。
AC3の管理者と役割が似ている(と思う)
もしかしたら次は11月かも?