IS〜織斑一夏は男の娘!?〜   作:飯橋朱音

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リハビリ中(リアルで)

今度からシャナ一夏を一夏(小)
一方一夏を一夏(大)と表記します。


第十五話

鈴による宣戦布告(?)の、

あと長谷川先生達と共に整備室から

戻ると俺は

 

「さて、一夏。説明してもらうぞ?」

 

「では、私にも納得の行く説明をしてもらいましょうか?」

 

二人に脅迫(とい名のO☆HA☆NA☆SHI)をうけていた。

 

「とにかく説明は後だ。それよりも問題は・・・」

 

ガラッ!!

 

ドアが勢いよく開かれると

 

「真っ白ーー!!いる!?」

 

「俺の事を色扱いしているあいつの頭をどうにかしないとな。」

 

二人もああ、なるほど。という顔をしている。

 

「俺はここだ。あと色で俺を呼ぶな。」

 

俺は鈴の後頭部を片手のアイアンクロー

(力は弱めで持ち上げてるだけ)

で持ち上げ顔をこちらに向ける。

 

「で?俺になんのようだ?」

 

「あ、忘れてた!!真っ白!ご飯食べよ!」

 

「別に構わんが。その前に・・・」

 

「人の事を色で呼ぶなと今言った筈だよな?この豆粒。」

 

頭をつかんでいる腕に力をゆ~っくりと力を加える。

 

「痛い!痛い!ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!!」

 

「ねぇ、篠ノ之さん。」

 

「なんだ?オルコット?」

 

「一夏さんって怒ると怖いんですね。」

 

「ああ、お前もクラス代表を決めるときに、怒らせただろう。アレはまだましな方だ。」

 

「そうなんですの!?」

 

「そのうち完全にキレるとヒャッハーとか言い出すから。」

 

「ちょっと待て。ヒャッハーは余計だ。」

 

そう言いながら一夏は既に目を回した鈴を脇に担いでくる。

 

「って一夏!そいつ気を失っているぞ!?」

 

「ああ、少しやりすぎた。」

 

「とにかく今は腹ごしらえだ。こいつは俺がここまま連れていく。」

 

(・ω<)ー★

 

「はっ!!」

 

「おっ起きたか。」

 

「え?え?ここは?」

 

「食堂前。ちょっと俺がやりすぎてお前は気絶してただけだ。」

 

「あ、ありがとう?」

 

「おう。あとお前背中に背負ってたら俺の服掴んで、

剥がそうとしても剥がれなかったからここままだったし。」

 

「一夏、いまオルコットに席を取って貰ったから行くぞ。」

 

鈴に今までの事を説明していると箒がこちらに来る。

 

「すまねぇな。」

 

「いや、わたしにはこれくらいしか出来ないからな。」

 

「そう自虐的になるな、箒。

お前にもお前にしかできないこともあるだろ?」

 

そう言いながら箒の頭をポンポンと撫でる

 

「私にしか出来ないことか・・・ふふふ。」

 

箒は嬉しそうに笑う。

 

「一夏さーん。こちらですよ~。」

 

「あそこか。やっぱり女子の中に一人はさすがに目線がきついな。」

 

「しょうがないだろ?一夏がISを動かしてしまったのだから。」

 

「確かに。それもそうか。」

 

やれやれだぜ。と一夏はぼやきなから箒達と共に席にかける。

 

「俺は日替り定食食うがお前らは?」

 

「私も日替り定食だ。」

 

「では私はパスタを。」

 

「私はラーメン!」

 

「日替り定食二つとパスタとラーメンが一つずつな。

注文してくるから待ってろ。」

 

そう言いながら一夏は食堂の窓口に注文しにいく。

 

「さて、鳳 鈴音さん?

あなたと一夏さんの関係をお聞きしたいのですが?」

 

「小學校と中学校の幼馴染み。以上。」

 

「「へ?」」

 

箒とオルコットが鈴と一夏との関係にすっとんきょうな声をあげる。

 

「こ、これは一夏さんに直接聞いた方がよろしいですわね。」

 

「その通りなようだな・・・」

 

 

(`・ω・´)

 

 

「えー、というわけで今回は一組と二組の合同演習をおこないます。」

 

「長谷川先生!織斑君がいません!」

 

「え゙!?・・・もしかして先輩達も!?」

 

「「「はい。シュタイン先生も佐久間先生もいません。」」」

 

「あーもー!あの人たちは一体何してるんだよ!?」

 

タクトも榮太郎達のフリーダム差に着いていけず、勘弁してくれといった様子だ。

 

「呼んだ?」

 

その後ろに榮太郎がにゅっという効果音が出そうな感じで出てくる。

 

「いやー、一夏のISとバイク弄ってたら、

面白くて遅くなってなー。

いやーホントごめん!!」

 

「本っっっ当にあなたって人達は~!!」

 

「まあ、そうカリカリするな。

まあ、俺達も時間忘れてたけどな。」

 

てへぺろ☆と舌を出し反省が微塵も無い佐久間に対しこいつどうしてくれようと授業そっちのけで考えてるタクトはアリーナのゲートから出てきた砂ぼこりを立てながら小さいながら聞こえるエンジン音に気付く。

 

「まあ、僕もさすがに先輩達があまりにも能天気で頭の中がからっぽで、ろくなことしないしたまにまともだと思ったら、変な物つくってる変人なのはよく知ってます。さすがに僕も我慢の限界があるので殴ろうかと思ってましたが・・・」

 

クイイイィィィン!!

 

「どうやら専門の人が来たのでその方にお任せします。」

 

「え?専門?とりあえず説明プリーズ!」

 

榮太郎はてんぱって状況を把握できずにいる。だがそんなことはお構い無しにタクトの言う『専門』が来る。

 

「うおおおぉぉぉりゃあああぁぁぁ!!」

 

そう。彼が言った『専門』とは、

 

 

 

カイザーとブラックトライクの所有者でもあり、

今回の被害者の織斑一夏(小)だった。

 

「また勝手に改造してー!!」

 

そう言うと一夏(小)は、トライクの座席部分をサーフボードのように立ち上がる。

するとトライクもそれに合わせてフロントタイヤが回転し、リアタイヤもそれに合わせ回転する。

タイヤの可動に連動するようにフレームが長細くなる。

 

「ちょっとは反省しろー!!」

 

一夏(小)は変形したトライクに乗ったまま榮太郎に突っ込み車体をドリフトさせるようにし榮太郎を弾き飛ばす。

 

「あべしっ!!」

 

「すみません。遅れました!」

 

「いえ、こちらも先輩達の手綱を取れずすみません。時間がないので一気に進めます。今回はISを実際に使っての歩行練習を行います。特機持ちと代表候補の方は指導をお願いします。」

 

タクトは榮太郎達によって無駄になった時間の分を巻き返すつもりらしく的確な指示を出す。

 

大方の指示を出したあとタクトは一夏(小)を手招きし耳を貸すよう言う。

 

「とりあえず織斑君には後でワイヤーか何か渡すんで、うちの先輩引きずり回してお仕置きしてください。」

 

わかりました。と黒い表情で答える一夏(小)を見てクラスメイト達はこう思った。

 

できるだけ、長谷川先生と織斑君は怒らせないようにしようと。

 

そのあと榮太郎はトライクにワイヤーで結ばれ引きずり回されていたのはまた別の話。




近々手術します。
ちなみにトライクのスライダー形態は
ブラックトライクをマシントルネイダーの、
スライダー形態に近い形です。

どこぞのテムジンみたいにGET READY!で、
相手に突っ込んだりもします。

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