IS〜織斑一夏は男の娘!?〜   作:飯橋朱音

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就職決まったぜええええええええええええええええええええええええええええええええ!!


第十三話

ー整備室ー

 

「ところで一夏、おまえ移動の時ってやっぱり走ってるのか?」

 

「ああ、山田先生と織斑先生は知ってる。それ以外の先生にも話は伝わってるらしいからあまり走りすぎないようにていどの注意は受けるけど。」

 

「やっぱり小さいと「小さい言うな!」がぼんっ!!」

 

シュタインに怒った一夏の蹴りが股間に命中する。

 

「と、とりあえず、移動のスピードとトライクの運用も考えておいた。

榮太郎俺動けないから渡してあげてー」

 

「あいよ~それと一夏、金的って意外と痛いからできるだけやめてくれよな?」

 

「考えておく。で?俺に渡したいものって?」

 

榮太郎が痛みから回復したのか内股ぎみだが立ち上がる

 

「あー痛かったー頼むから一夏。金的だけは勘弁してくれ痛みが半端ないから。」

 

話をしているとシュタインが何かを運んでくる

 

「おーい榮太郎、持ってきたぞー。ってもう回復したのか?」

 

「大丈夫だ、問題ない。」

 

そういいながら榮太郎はサムズアップを返す

 

「さて一夏、お前のその状態も考慮して移動速度の向上を図った結果こいつを作った。」

 

シュタインはローラブレードのようなものを渡す。

 

「こいつはマッハキャリバー。見ての通りローラーブレードだが普通のローラーブレードとは一味も二味も違うぜ?実際に使った方が分かりやすいだろう。ちょっとそこの椅子に座ってといいから履いてみてくれ。」

 

「わかった。というかいつの間にこんなもの作ったんだ?」

 

普通の靴と勝手が違うので少し履きにくく苦戦しながら榮太郎に聞いてみる。

 

「あー作る時間か?それなら空いた時間に少しずつな?」

 

「ふーん。あ、履けたけど?」

 

俺はそう言い足を見せる。

 

「サイズも問題ないみたいだし大丈夫だな。

にしても一夏、お前本当に男か?何ですね毛一本もないんだよ!?」

 

「さあね。で?普通のローラーブレードとどこが違うんだ?」

 

「なら口で言うよりも実際に実演した方が早いだろう。椅子から立ち上がってみろ。普通のローラーブレードだとそのままだとバランスを崩して痩けてしまうがそのローラーブレードだとあら不思議。」

 

榮太郎に促されるまま立ち上がると

 

「こけずに普通に立ててるんだけど何で?」

 

何故か普通に転けずに立てていた

 

「あー、それな。安全性も考えてISの技術を流用して造ってある。PICは勿論瞬時加速も使用が可能だ。」

 

「なんか、技術の使い所間違えてない?」

 

「いや、よく考えろ。もし俺らが作った発明品でお前が怪我でもしたらどうする?

間違いなく織斑先生が鬼になって俺たちが殺されるぞ!?」

 

一夏は完全にブチ切れて怒りに任せ暴れまわる千冬を想像する。

 

「た、確かに安全性とかを考えたらまだましかもな・・・」

 

一夏も完全にブチ切れて暴れまくる千冬を止めることは不可能と考えたようだ。

 

「っとヤバい!授業が始まる!こうなったらもう一度大きくなって「やめとけ」どういうことだ?」

 

榮太郎も完全に復活したらしく先程の内股気味から完全に仁王立ちしている。

 

「お前まだISスーツ着たままだろう?制服にせめて着替えろ。」

 

「いや、ちっこい俺の制服しか無い。」

 

それもそうだ、一夏は学園以外ではISに乗れるはずがなくずっと小さいままで生活していたのだから男物なんてまず着ない。

 

「あと俺のトライクどこいった?」

 

「マッハキャリバーの中」

 

「はい?」

 

「マッハキャリバー=ブラックトライクの待機状態。でかくなったときなドックタグになってるから。」

 

「ならよし。まずは着替えだな。」

 

「私に任せろ。私にいい考えがある!」

 

シュタインがどこぞの超ロボット生命体の総司令官のごとくどや顔で言う。

 

「はい?」

 

ー★ー

 

「よし、授業をはじめるぞ。」

 

千冬が教卓に立つ(勿論出席簿持ち)

 

「先生、織斑君がまだ来ていません。」

 

「織斑なら佐久間達の所だろう。今の所束も騒ぎも起こしていないが一夏が今はナニカサレタような話は聞いていないから多分大丈夫なはずだ。たぶん。」

 

ダダダッ!ガラッ!

 

「すみません!遅れました!」

 

ドアを勢いよく開けた人物は、

 

 

 

ISスーツでもなく、学校指定の制服でもなく黒いスーツに身を包んだ一夏だった。

 

『えええええええええええええええ!?』

 

「織斑、その格好はどうした?」

 

「シュタイン教授が『私にいい考えがある!』とか言って貸してくれました。」

 

「今回は目をつむってやる。次から制服に着替えてこい。」

 

「と言われましてもまず制服採寸してませんし、

男の俺のサイズの服は一着もないんですけど。」

 

「おま、…ちょ、止まれよ…!」

 

榮太郎はぜえぜえと言いながら到着する。それに対してシュタインはあまり疲れてはなさそうだ。

 

「あ、わりい忘れてた。」

 

シュタインがこほんと咳をし思考を変える。

 

「さて諸君、この度のクラス代表の座を賭けたISファイトが行われた結果、

見事織斑が勝利し代表となった。」

 

歓声が上がり祝福の声が上がる。

 

「それともうひとつ話がある。俺と佐久間が織斑の専用器であるマジンカイザーsklのデータをとるためそれと同時に臨時教師として委員会から派遣されることになった。」

 

「そういえばシュタイン束博士は?」

 

「知らん。そのうちどこからか出てくるはずだ。」

 

「佐久間先生、質問です。」

 

「おう、どうした?」

 

「織斑の格好何ですかなぜスーツなんですか?」

 

「いいところに気がついたな。実は織斑の制服はまだ作られるどころか採寸すらもできていなくてな、今はシュタインのスーツを貸している。

さてここで質問だ。今からお前らには織斑の制服について多数決に参加してもらう。

もちろんこれは強制ではない。内容は織斑の制服を学校指定の制服か今着ているスーツの2択だ。想像しろ!学校指定のお前たちとお揃いの制服を着る一夏か、それともワイルドなスーツを着こなす一夏、お前たちはどっちを選ぶ!」

 

「ンな馬鹿なことやってる暇があったら、こっちの山田先生が鼻血出しすぎて倒れてってからこっち手伝え!」

 

「後で箱用意しとくから一夏のこれからの服装を制服にするか今のスーツにするか投票しといてくれ。勿論名前入りで。」

 

「マジで!?」

 




シュタインに借りたスーツは上から下まで全部借りています。

マジでどっちにするか迷ってます。
できれば四月末までにどっちがいいか感想で投票してくれたら嬉しいです。

あとワンオフアビリティーも意見があればうれしいです。

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