IS〜織斑一夏は男の娘!?〜   作:飯橋朱音

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第十二話

一「というかマジで四人も乗るのか?さすがに小さい俺のサイズでも二人が限度だぞ?」

 

榮「ああ、一夏が運転して束がその後ろに、束、シュタイン、俺の順だ。」

 

一「マジか!?」

 

シュ「マジだ」

 

一「どうなっても知らんからな!」

 

そういい一夏はトライクのスピードを全開にし一気に走りカタパルトから発射されたトライクはそのまま着地しドリフトさせらがら止まる。

 

榮「よし、成功。あ、織斑先生方はそのまま進めてください。こっちはこっちで進めるんで。」

 

一「何が「よし、成功(キリッ)」だ!とりあえずお前ら降りろ!邪魔だ!」

 

ー☆ー

 

シュ「あ、カイザーの使い方だが普通のISとは少し違うぞ。」

 

一「お前ら・・・また何か改造か何かしたのか?」

 

榮「いや、まだなにもしてないけど?」

 

一「いや、するなよ。」

 

束「まあいいや。改造は後でするし。」

 

一「するのかよ!?」

 

榮「さて、一夏。カイザーの待機状態の準備はいいか?」

 

一「いいもなにもこれつけて今から殴るつもりだけど?」

 

榮「いや、殴んないでね?」

 

一「変な改造今度からしないなら考えるけど。もし俺に許可なくしたら殴る。」

 

束「私は?」

 

一「束は免除、その代わり千冬姉に頼んでアイアンクローの刑」

 

束「そっちの方がやだー!!」

 

一「榮太郎達もわかったな?」

 

榮シュ「「・・・」」

 

一「おいなんなんだその間は。いいから早く教えろ、あと束はいつまで俺の尻触ってるつもりだ。」

 

榮「やり方はとりあえず拳と拳をぶつける感じで。」

 

一「そういえば今の小さい俺から元の俺に戻ったときにこのスーツじゃサイズ的に破れると思うんだけど。」

 

束「その事なら心配御無用!じつはそのスーツは特別製で伸縮性に優れていているから大丈夫!」

 

一「ならよし。ぶつけるってこうか?」

 

そういって拳をぶつける。

 

『メインシステム起動、システム準起動モードに移行します。

Let's morphin !!』

 

無機質な音声が流れると同時に光の輪が展開され足下から文字と記号に包まれていく。

(イメージはゴーバスターズの変身で)

 

そして、光の輪が頭の上に来ると同時に一夏を包んでいた文字と記号が消えそこには・・・

 

一「なンか、すっげぇ眩しかったンだが一体何が起きたンだ?」

 

白髪と隻眼の男が立っていた。

 

シュ「よし、成功だな。いまは準起動モードで起動している。次は通常モードに移行させるためのプロセスをおまえに教える。」

 

榮「まず俺が手本を見せよう。」

 

そう言いながら榮太郎が手本見せる。

 

榮「まず左腕は腰の位置でため、

右腕は左肩の先へ突き出すだしそして、「ふざけるな阿呆」あふん、一夏、それ以上、踏まないで何か、新しい、扉が、開きそう!」

 

一「気持ち悪いから閉じろ。変態」

 

一「次ふざけたらお前らの●を粉々になるまで踏みつける。そして殴り潰す。」

 

榮「わかった、ふざけずに真剣にやる。やり方はとっても簡単『蒸着』と叫びながら拳をぶつけるだけ。」

 

一「よし、蒸ちゃk「待て。」またか!?」

 

榮「ついでだし織斑先生たちの前でやるぞ。ついでだから山田先生の鼻血が見れるかもしれんし。」

 

一「絶対本音が後ろだろ。」

 

束「他のみんなもう読んできたよー!」

 

束の後ろには織斑先生達がいた。

 

一「マジ?」

 

束「さあ!どんなISか早く見して!そして改造させて!」

 

一「改造はさせん。見てるだけなら許す。」

 

千「私も早く見たいからな。早くしろ。」

 

束「よーし!いっくんいってみよー!」

 

一「それじゃ・・・蒸着!!」

 

一夏はそう叫びながら拳をぶつけると、その瞬間目映い光に包まれるが一瞬で消えたがそこには、

 

 

 

 

 

目の部分を青く光らせ、起動完了したマジンカイザーSKLを纏った一夏がいた。

 

『早っ!!』

 

シュ「説明しよう!一夏がカイザーを展開、装着するタイムは僅か0.05秒にすぎない!ではその展開プロセスをもう一度見てみよう!」

 

一「いや、いらないから授業進めてください織斑先生。」

 

千「ああ、わかった。(残念だ・・・あの小さな一夏を見れないとはもっと抱き締めておくべきだったか・・・」

 

山「織斑先生方途中から駄々漏れです。」

 

千「・・・山田先生あなたは何も見なかったし何も聞かなかった。」

 

山「ぴぃっ!」

 

榮「つー訳でこれで一夏もこれで特機持ちだ。」

 

シュ「自己紹介がまだだったな。俺はフランクラム・シュタインだ。

倉持技研で黒式、つまり今のマジンカイザーSKLの開発責任者だ。

仲間からは教授とか言われているが好きに読んでくれ。」

 

榮「俺は佐久間榮太郎だ、さっきシュタインが説明してくれたように、黒式、今のマジンカイザーSKLの開発チームの副責任者だ。よろしく!」

 

千「言い忘れていたが今日からこの二人は織斑のISのデータ採りに派遣されている。扱いは私達教師とあまり変わらないからな。」

 

榮「というわけらしい。よろしく頼むぜ!というわけで飛行動作の確認も含めてPICシステムの復習をしたい。オルコットと織斑は飛行する準備をしてくれ。一夏はちょっとこっちに来てくれ。」

 

一「変な改造以外ならな。」

 

束「よーし、この私にお任せあれ!」

 

そういうと束はカイザーに幾つかプログラムを書き加え、ボロボロの布を付ける。

 

束「まずはこれ!「カイザーウイング」!カイザーが羽とか翼とか無いまま飛び回るとなんか違和感あるし、これならぴったりだと思う!」

 

一「これ、もしかしてただの布?」

 

束「うん。でもあのまま飛び回ってると変だし。」

 

榮「もう一つ俺達が作ったのもあるけど見る?」

 

一「一応見て損はないだろう、見せてくれ。」

 

束はカイザーウイングを格納し、今度は榮太郎が飛行装備を装着させる。

そしてその飛行装備は・・・

 

黒と赤色の刺々しいデザインの翼だった。

(うまく説明できないけどSKLのウイングルのアンシュガードとティアラエール)

一「見た目的にこっちの方がしっくり来る。」

 

束「えー?じゃあ私のは?」

 

一「じゃあ両方装備して先に束のを使う。それで燃やされたり破かれたりしたら榮太郎の方を使う。それでいいか?」

 

シュ「ならカイザーウイングか、しよう不能になったら自動で切り替わるようにしておく。」

 

束「うん。それなら許す!」

 

榮太郎「さて、一夏も準備ができたしオルコットと同じように、上空100メートル当たりまで飛んでくれ。到達したらそこで待機してくれ。」

 

オ「では私から。」

 

そういってティアーズで颯爽と空を飛ぶ。

 

一「俺も飛ぶか。」

 

そう言うとウイングで体を包みそのまま一気に上昇し数秒で到達する。

 

一「なるほど速いな。」

 

オ「ISですもの。この状態でも制限もかかっているんですよ?」

 

通信『よし、二人とも着いたな。ISはこの様にPICシステムによって飛行、浮遊することができる。オルコットは一旦こっち戻ってきてくれ。』

 

オ「では一夏さん。また後程。」

 

そう言うとオルコットは地上に戻る。

 

一「榮太郎、俺は?」

 

榮太郎「説明と解説しているからちょこっと待機。」

 

一「了解した。」

 

榮太郎「先程説明したようにPICシステムはほとんどは自動(オート)になっている。もちろん手動(マニュアル)操作もできるがこの場合は操縦しながらしなければならないため、非常に難しいため素人はやらないように、腕に自信があったり手動操作の経験があるなら話は別だ。ただし大事をとって低空でやるように。」

 

シュ「もし上空でいきなり自動から手動に切り替えたとして瞬時に頭の思考を切り替えないと・・・篠ノ之博士、カイザーのPICを切れる?」

 

束「そんなの産みの親の私にとって簡単だけど?」

 

シュ「なら話は速い。俺が合図したらカイザーのPICを切ってくれ。」

 

そう言いながらシュタインは一夏に通信を送る。

 

シュ『一夏聞こえているか?ちょっと落ちるけど我慢しろよ?』

 

一「おい、落ちるってどういう意味だ『PICシステム制御不能墜落します。』ああああああああああ!?」

 

ドゴオオオオオオオオン!!

 

カイザーはデカいクレーターを作って墜落する。しかも落ちたカイザーはピクリとも反応しない

 

シュ「こうなるから注意するように。」

 

束「カイザーのSEは5%減っただけたから大丈夫だね。」

 

榮「どんだけ固いんだよ。」

 

一「おイ・・・お前らなア・・・」

 

榮「それはおいといて、二人とも武装展開してくれ。代表候補クラスなら一秒かからんだろう。でもオルコットはその構え方はやめとけ、誰撃つ気だ。」

 

オ「ですが「言い訳無用」わ、わかりました。」

 

シュ「次は一夏っと、牙斬刀背中に背負ってるからよし、次は射撃武器だしてみろ。」

 

そう言われ胸からブレストリガーはずして構える

 

榮「一夏の場合は、実体化云々関係無しに装備してるからな、そりゃ早いか。」

 

一「武器これだけだし。」

 

束「このあと改造していい?」

 

一「武器なら許す。変な改造したら拳骨。」

 

束「散弾、エネルギー弾、火炎放射とか液体窒素弾が撃てるようにする。」

 

一「火炎放射と液体窒素弾は却下、絶対防御でもさすがにヤバイ。散弾はギリギリあり。それとこの穴どうするんだ?」

 

シュ「倉庫に穴埋め用の土があるらしいからそれ使って埋めておいてくれ。」

 

一「なら後でそれ使って埋めときます。」

 

榮「とりあえず今日はここまで。一夏はこのあと整備室にトライク持ってこい。」

 

シュ「カイザーの事を詳しく調べなければならないしな。」

 

一「わかりました。」

 

束「ふーふーふーのふー、いっくんで実験だー☆」

 

一「反省してねェなバカ兎。」

 

榮「あ、牙斬刀を蛇腹剣にしていいか?」

 

一「面白そうだから改造して良し。」

 

束「お尻触っていい?」

 

一「却下、俺は拳骨したいから頭出せ。」

 

シュ「アリーナ改造して火山地帯とかをホログラムで投影できる装置取り付けていいか?」

 

一「それは千冬姉に聞いてくれ。ところでIS解除したらまた小さくなってねえよな?」

 

榮シュ束「「「さあ?」」」

 

一「なってたらお前らシメる。」

 

 

 

 

ー☆ー案の定一夏は小さくなっていて三人に弄られたらしい。ー☆ー




家の近くに就職先が無い!!

教習所は四月で五ヶ月でほぼ無理だし。

自転車通勤ほぼ確定\(^^)/


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