エロい力でがんばってみる   作:dollmaster

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ひとつの区切りがやっと付きました。
内容的にはR15でまとめてみた。
ただどこからR18になるんだろうか?
この内容でまずそうなら指摘があり次第改稿いたします。


第5話

彼が能力を発動し私の体は光に包まれた。

その光が収束すると死んでから感じることができなくなった五感が感じられるようになったのだった。

 

(ふむ、触覚、味覚、嗅覚は問題ないな。視覚は幽霊のときにも有ったのだからいまさらだが、やはり感じ方が違うな。)

 

私はそう分析し、彼女達から見ると久しぶりに会うことになるので挨拶をすることにした。

 

「やぁ、みんなから見れば久しぶりだね。死んでから今までのことはずっと見ていた、苦労をかけてすまない。」

 

そういうとみんな愕然としている中、なのはだけは笑顔を浮かべ走りよってきた。

 

「お父さん!やっぱり帝お兄ちゃんがいったことはほんとだったんだね!」

 

「ああ、そうだよなのは。彼は嘘つかない、一時的にとはいえ私を生き返られてくれたんだ。」

 

そういいつつ私の足に抱きついてくるなのはを撫でつつ顔を上げて桃子、恭子、美由希をみる。

みんな驚いた顔をしているが桃子は涙目になりながらこちらを見ている。

 

「士郎さん、本当に生き返ったの?」

 

「ああ、一時的だが帝君の能力によって此処に存在している。いろいろ話したいことはあるが久しぶりに桃子の料理が食べたいな、お願いできるかい?」

 

「ええ、もちろんよ!美由希、なのは手伝って頂戴。」

 

「わかった。お父さんまた後でね。」

 

「うん!お母さんの手伝いしてお父さんに美味しいもの食べてもらうの!」

 

「楽しみにしているよ。さて恭子、話があるので道場まで行こうか。」

 

そういって私と恭子は道場へ移動した。

 

 

 

 

道場に入り私たちは面を向かって正座している。

はっきりいって私は怒っているのだ。

いくら私が死んだとはいえ復讐することに身を焦がし、あまつさえ末娘のなのはをここまで追い詰めたことにたいして怒らねばならない。

だが一番怒っているのは仕事に失敗し死んでしまった不甲斐ない自分である。

だから娘を追い詰めるべきではないのだろう。

いま恭子は張り詰めている弓な様なものだ、あまり負荷をかければ折れてしまう・・・

それを意識しつつ私は話しかけるのだった。

 

「恭子、私は死んでからこれまでずっと家族を見守ってきた。そこでお前が順序を間違えていることをどうしても伝えたくて帝君に助力を願ったのだ。」

 

「お父さん、私は何も間違っていません。貴方の敵を討つこと、これに勝るものはないはずです。」

 

(違うのだよ、死んでしまった私の為に今貴重な時間を費やすべきではない。)

 

私は恭子に向かい間違いを指摘することにした。

 

「恭子よ、お前は高町家の長子だ。私は死んだ後、お前に期待していた。」

 

「それは敵を討つ事ですよね?」

 

「ちがう、私がいなくなった事により発生する家族内の不和がおきないようにお前ががんばってくれることを期待したのだ。」

 

「え?」

 

「私の敵など後回しでよいのだ。死後、お前の修練内容を見ていたがあれでは駄目だ、教えたはずだぞ?」

 

「何が駄目なんですか!お父さんが討たれたんだ!!家族として敵を討つのは当然だ!!」

 

恭子はそういっていきり立っている。

仕方あるまい、ここは体にわからせねばいいけないところだ。

 

「気づいていないのか、ならば仕方あるまい。師匠として弟子に教えを残そう、剣を持て恭子!お前がこの半年で何をしたのか教えてやろう!」

 

「わかりました。私だってこの半年死ぬ気で修練したのだ!」

 

そういって私たちは道場の真ん中で対峙したのだった。

 

 

 

お互いに木刀を両手に構え相対していた。

実力的には私のほうが上だ。

帝君が用立ててくれたこの体は全盛期の用に力があふれている。

それに今までの戦闘経験が加わり生前よりも戦闘力は上がっている。

それ比較しても恭子の動きは鈍すぎる。

休みもなく修練を続けた結果、体に相当の負担がかかっているのが癒えていないのだ。

そんな状態を私は危惧していた、このままでは取り返しの付かない大怪我をすると。

 

「いつでもこい、恭子。」

 

そこ言葉を言い終わる前に恭子は踏み込んできた。

右手の木刀で斬撃を放ってくるがその鋭さは私の死ぬ前より甘い。

それをいなすと苦虫を噛み潰したような顔で次撃に左を放ってくる。

そうやって打ち合うが、はっきりって生前の頃より弱い。

体が壊れる寸前なのだろう、やはりぎりぎりのタイムリミットだったのだ。

 

「恭子、私が死ぬ前より動きが悪いぞ。」

 

「何を!これで決める!!」

 

そういって恭子は「雷徹」を放ってきたが若干の動きの差により威力が減衰していた。

私は「雷徹」をかわしそのまま同じく「雷徹」を恭子に叩き込む。

 

「恭子、お前の体はボロボロだ。いったはずだぞ体を大事にしろと!」

 

そうして恭子は崩れ落ちた。

それを私は抱きとめ壁にもたれかけさせるながら教える。

 

「お前が修練している間、なのはは孤独に耐えるため自分を追い込んでいた。今日、なのはが一人で公園に行き帝君に会わなければ決定的に心がゆがんでいただろう。」

 

「そんな!私はただ家族の為に敵をとろうと!」

 

「最初に言ったが順序が違うのだよ。まずは家族を守れなければ意味がない、それに敵なんてその後でもとることはできるだろう?」

 

「そっそれは・・・」

 

「それに恭子は半年の修練でどうなった?体がボロボロになり普段の実力さえ発揮できない・・・

 それではいざ敵と出くわしても返り討ちに会うだけだ。それに修練を過度にましても実力は急には伸びない、それはお前も知っているだろう?」

 

「そうですね。やはり私が間違っていました。」

 

そういって恭子は正座をし私に頭を下げてくる。

そして私は恭子へ罰を与える。

 

「恭子、師範として命ずる。」

 

「はい。」

 

「これより修練を一週間禁止する。体を休めよ。」

 

「謹んで承ります。」

 

そうして私たちは母屋に戻っていった。

 

 

 

母屋に戻ると丁度夕食の準備が整ってところだった。

私は久しぶりとなる家族の団欒を味わい桃子の手料理を味わいながらいろいろ話を聞いていた。

特になのは私の膝の上に座りニコニコしながらご飯を食べていた。

 

夕食も終わり桃子達に事の経緯を説明することにした。

まずは私が死んでから幽霊となりずっと家族を見ていたことに始まり、帝君との出会いと素性について彼の許可をもらい話した。

みんな驚いていたようだがさすがに信じてくれた。

まあ私がこうして生き返り話しているので信じるしかないといった感じだけど・・・

 

「帝君には感謝しないといけないわね。こうして士郎さんにまた会えたことと、なのはの心を救ってもらったこと・・・」

 

「そうだね。彼からはできたら居候させてほしいと言われているよ。私はそのほうがいいと思っている。」

 

「そうね。話を聞く限り天涯孤独なうえ仕事もお金もないみたいだし、うちも人手が足りないから願ってもないわ。」

 

「お母さん、帝お兄ちゃんがここで暮らすの?」

 

「ええそうよ。なのはにお兄ちゃんができるわね。」

 

「やった~!」

 

「それに彼は神様からあらゆる才能をもらったそうだ。だから仕込めば即戦力になってくれるだろう。特に厨房周りを教えれば桃子の負担も減るはずだ。」

 

「そうね。でもお給料とかどうしましょう?今の売り上げでは・・・」

 

「彼曰く、3食と寝床とお小遣い程度で言いと言っているね。足りない分は剣を教えてくれと言っている。」

 

「父さん、教えても良いの?」

 

「かまわないだろう。それに神様が与えたという才能、どれほどのものか気にならないか?」

 

「ええ、そうね。とても気になるわ!」

 

彼が言うにはいずれこの世界から本物のファンタジー世界に行くとのことだから準備がしたいんだろう。

それに彼は不老不死と言っていた。つまり彼が御神流を極めれば技が絶える心配がなくなるし、誰にも到達できない頂まで研鑽を積んでくれるだろう。

私には見届けることはできないだろうが子孫がその頂を見届けれるはずだ。

とても楽しみなことだ。

 

「さて桃子、明日は定休日だったな?」

 

「ええそうよ。何かあるの?」

 

「うん。彼との約束でね、あることに協力してほしいんだ。」

 

「わかったわ。」

 

「じゃあ明日は二人で出かけるから恭子、なのは達を頼んだぞ。」

 

「ああ、任せておいて。」

 

こうして私のつかの間の団欒は終わった。

夜も遅くなのはがうつらうつらとしているため桃子が一緒にお風呂へ入り、私も就寝の準備をした。

そうするとお風呂から上がったなのはがよってきて「一緒にねるの!」とわがままを言った。

私と桃子は快く了承し、親子3人で川の字になって眠ったのだった。

 

 

 

翌日、目が覚めるとなのはが私に抱きついて眠っていた。

私が起き上がるとなのはも目を覚ましたのか、目を擦りながらおきてきた。

桃子はすでにいないから朝ごはんを作っているのだろう、台所のほうから美味しそうな匂いが漂ってくる。

 

服を着替え朝食を食べ終えると彼との条件を満たすため桃子と出かけることにした。

さすがに子供達のいる家でするわけにもいかずラブホテルへ向かう予定だ。

そういえば桃子には条件のことを話しておかなければいけないな・・・

 

「桃子、すまないが昨日言ったことで協力してほしいことがあるんだが・・・」

 

「そういえば何に協力すればいいのか聞いてなかったわね。」

 

「ああそれなんだがその・・・」

 

「言いにくいことなのかしら?」

 

「まぁそのなんだ、怒らずに聞いてほしい。彼の最大の能力なんだが、ある条件があってね。それを盛り込まないといけないんだ。」

 

「あら、そうなの?死者蘇生なんてしているから凄い条件なんでしょうねぇ・・・」

 

「あ~、うん。そう思うだろうが実はな、その条件なんだがエロい事らしい。」

 

「えっ!?なにその条件!?その条件で何で死者蘇生なんてできるの!?」

 

桃子が普段しないような表情をしている。

うん、そうだよね。死者蘇生しているこの能力の条件がエロい事だもんね、普通もっと難しいことだと思うよね、私もそう思っていたんだけど・・・

 

「彼が神様からもらった能力は『ありとあらゆるエロプレイをする能力』何だそうだ。今回はその能力を『死んだ夫を憑依させてせて未亡人を食べちゃおうプレイ』として発動しているから私は生き返っているんだよ。」

 

「なんて出鱈目な・・・

 え?ということは私に協力してほしいことって!?」

 

「うん、そういうことだ。ちなみにこの体は100%私が生きていた頃の体になっているそうだよ。ただ違うのは私が感じた五感は帝君も感じているそうだ。」

 

「士郎さんに抱かれるのはいいんですけど、それが彼に伝わるのは困りますね。」

 

「そこは割り切ってほしい。彼だって本当はこの能力を使うつもりがなかったところを私が無理を言って使ってくれたんだ。それに彼はこんな能力をもらってはいるけど悪い子ではないよ。」

 

「そうね、仮に死者蘇生も無しで貴方の言葉を伝えられても信じれなかったでしょうし・・・

 わかったわ!かなり恥ずかしいですけど協力します。」

 

「ありがとう桃子!取り合えず家で抱くわけには行かないからラブホテルへ行こうと思う。」

 

「あら素敵ね、恋人時代を思い出すわ。じゃあ久しぶりのデートを楽しみましょう!」

 

そういって桃子はデート用の服へ着替えるため寝室に入っていった。

 

 

私たちは子供達に見送られ家を後にした。

桃子と二人っきりのデートは実に6年振りである。

手始めに近くの公園をお互いのことを話しつつ散策する。

公園を一回りすると丁度お昼時になり桃子のお勧めの店で昼食を取り、その後に子供達が家で待っているので遅くなりすぎるのも良くないだろうと少し早いがラブホテルへ向かった。

場所は海鳴市の海側にあるちょっとお城に似ているホテルである。

私はそこへ桃子と一緒に入り部屋を選択する。

部屋はオーソドックスなものを選んだ。

そして部屋に入るとまずは二人でシャワーを浴びることにしたのだが、彼からちょっとした説明が入った。

彼は自分の能力のことをエロチート呼ぶことにしたらしい。

で、その能力をいろいろ試したいからといってまずは手をかざしてくれと言ってきた。

私は言われたとおりに手を前にかざすと、なぜか特性と書かれたローションが10Lのポリタンクで目の前に現れた。

なんでもこのローションを使ってエロい事をすると女性側の疲労が回復するらしい。

しかも追加効果でお肌がツルツルになるのだとか・・・

うん、いろいろ理解に苦しむけど彼なりに桃子のことを考えてくれているようだね。

それと私の精液に働きかけて皮膚から吸収可能な栄養剤へ変えてみたので避妊はいらないとの事・・・

本当にエロに関しては何でもありな能力に私達はあきれてしまった。

まあせっかくの心遣いとその効能をかんがみ、ローションは有り難く使わせてもらうことにしたのだった。

 

私と桃子は服を脱ぎ去り二人でバスルームに移動し、お互いを軽く洗いあった。

その際に軽く口付けをしつつお互いを高めていく・・・

 

「ふふふ、まるで恋人時代に戻ったようですね。」

 

「そうだな。でも君はあの頃よりも綺麗になった・・・」

 

「もうっ!」

 

「ごめんごめん、さぁ今日は僕が桃子を楽しませてあげるよ!」

 

そういって私は桃子をバスルームに有ったビニールマットの上に横たえ、特性ローションを彼女の全身に振りかけた。

 

「キャッ!もうっ、べとべとになったじゃないですか・・・」

 

「いいじゃないかたまにはこういうのも。さあ、覚悟はいいかい?できてなくてもやっちゃうけど!」

 

そういって私は桃子の全身をくまなく揉みほぐしていく。

前も後ろも上も下も、それに双丘を揉み解しながら頂についている突起をすりつぶしていく。

 

「あん!なにこの感覚とても体が熱くなってくる・・・」

 

そういって桃子は熱い吐息を漏らしつつ体をくねらせて行く。

私はそんな彼女に追い討ちをかけるべく、濃厚な口付けで口内を蹂躙していく。

そして手を下にある突起に伸ばし、摘み上げたところで彼女の体は激しく痙攣したのだった・・・

 

「桃子、まだまだ時間はたっぷりあるからな。」

 

そういって私は奥のほうへ手を伸ばしたのだった・・・

 

 

 

それからは私の独壇場だった。

体が高ぶってしまったためローションをつけたまま、私の物で彼女の秘唇を刷り上げると彼女は何度も体を痙攣させていた。

後ろのほうにも擦り付けると彼女の顔は羞恥染まりながら体はビクビクと反応し、手で口を押さえて声を殺している。

そして中へ入れると私にしがみついてきたのだった。

 

そして何度か私が果てたら体を洗い桃子をお姫様抱っこでベッドに誘った・・・

 

そこからは優しく抱いてお互いに何度となく果てた。

その際にはすべてを中で解き放ち、お互いに強く抱き合いながら口付けをかわしたのだった・・・

 

 

 

そして行為も終わり、奇跡の時間は終わりを迎えた。

彼の能力で作成された時間はプレイが終了するまでである。

つまり行為が終わってお互いが身づくろいをし終わったときに私はまた幽霊に戻っていた。

彼と桃子はお互いに恥ずかしそうに話しており、話し合いが終わったのか家に帰るようだ。

私も彼らについて一緒に帰ることにした。

どうもまだまだ未練が残っているようで成仏するには時間がかかりそうだ・・・

 




士郎さんのお話しでした。
基本主人公はぷかぷか精神体で浮いているだけなので当事者視点にしてみました。
まあやってる時は体のほうがビクン☆ビクン☆していましたが・・・

主人公やっと脱☆童貞(?)です。
というかこんな特殊なプレイでもそうなのかは疑問ですが・・・

次回からはほぼダイジェストで時間が飛ぶ予定です。
詳しく書くと原作開始がすっごく後になるのと、エロいことしているだけなので本筋にはあまり関係ないからです。

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