「アキ、代われ。俺がやる」
「え、いいの?」
「お前だと斜め上のネーミングになること間違いなしだろ」
書記は広夢が真面目に? やりました。
☆
「はぁ、どうしろってんだよ」
「アハハ……本当にね」
「うう、すみません」
まさかの姫路転校フラグ折れずじまいだったり。でも学園長との交渉は無いはず。でも学園長に協力していると疑われると思われ。
☆
それなりに環境がマシになったFクラスの中華喫茶『四川省』の一角、広夢と明久休憩中
「はぁー、疲れんな」
「結構お客さん入ってきてもらってるしねー」
そこにやってきたのは
「あ、かっこいいお姉ちゃんです」
「わっ」
「あ、葉月ちゃん久しぶり」
葉月だった。てかこの場合どういう方法で探したんだろうか?
「優しいお兄ちゃんも久しぶりです!」
「あれ、吉井と久木って葉月の知り合いなの?」
「まあな」
「ちょっとね」
相変わらず息ピッタリな様子を見て葉月はぴしっと手を上げる。
「かっこいいお姉ちゃんと優しいお兄ちゃんはラブラブです!」
「……吉井、ちょっといいかしら」
がっしりと島田が明久の腕をつかんだ。
「えちょ」
「はーい、止める。子どもの教育に悪いことすんな。こいつがアングラーであることは認めるがマジでやめとけ。それから俺らは別に付き合ってるわけじゃねーぞ?」
だからそう思えないおまえらもお前らだろ。クラス全員が内心ツッコんだ。ちなみに葉月はあんぐらーって? と首を傾げているかも。
☆
普通に廊下、そこに銅色の髪の高校生と茶髪のゆるふわウェーブ髪のセーラー服姿の女子高生が居る。広夢を見つけて声をかける。
「や、久しぶり」
「久しぶりだな。広夢」
二人に気が付く広夢
「よー、お前ら。すまん、正直おまえらどころじゃないんだ」
「どうかしたのか?」
「あ、いや……まあな。チャイナ着せられそうになっているという」
「「???」」
たぶんチャイナ服になったら広夢は逃げる。女子女子した服は大嫌いだから。
☆
ちょっと死角にて
「葉月を離しなさい!」
「お姉ちゃんよ。自分の立場分かってる? 大人しくついて来ればこのち……」
ビビビビビビとけたたましい音が鳴りだす。チンピラはおどろいてそちらを向く。
「何だ?」
「通りすがりの正義の味方だよ」
「なんで学校でチンピラが人質取ってるんだ?」
「とりあえず助けるのが先」
三人でピンチを切り抜ければいいんだ。明久は不在で
「お姉ちゃん!!」
「葉月!!」
広夢はその様子を眺めてから瑞希の方を向く。
「ふむ、麗しき姉妹愛……っと、瑞希は大丈夫か? なにもされてないよな」
「はい、広夢ちゃんありがとうございます」
「当然だろ」
ヒーロー目指すならヒーローらしく女の子助けないとな精神と思われる。
☆
『よっしゃあああああ』
「勝った」
中継を見ながら広夢はガッツポーズする。
「随分と感慨深そうだな。ヒロ」
「まあな、アキも変わったなぁ」
「そうか? 昔からあんなだろ?」
「違うよ。そういう意味じゃなくって、遠くなったって話」
その目はどういう目をしているかは想像にお任せ。とりあえず二人が呆れるほどには感情が籠っていた。
「「……はぁ」」
「どした?」
「それで惚れてないとか言いきれる方が凄いって思う」
「は?」
気が付かない広夢
「まあ、気にすんな」
「??」
絶対に気が付かない広夢
☆
「おつかれさん」
「あ、ヒロ お疲れ」
缶ジュースで乾杯してると俺得だなぁ。
「そういや島田と瑞希は?」
「あー、ちょっとね」
「??」
酔っぱらって暴走してるんじゃない? ちなみに告白フラグは折れた。
とりあえずここまで!!
何となく考えた話です。続く予定はほぼ無い
紹介
衛宮士郎
今回ちょろっと出てきただけだけど紹介
幼馴染メンバーの一人
災害の時に一人だけ幼馴染の記憶をなくして困惑してたけど、気にしない精神の明久と広夢に救われた。某赤い弓兵さんとは関係ないよ。広夢は彼がオールバックにしていると逃げるけど
岸波
今回ちょろっと出てきただけだけど紹介
幼馴染メンバーの一人、ぶっちゃけ海人の女体化。ただし中身はイケメン
たぶん転生とかしてると思う。士郎と広夢をみてハラハラしてると思われる
ちなみに元サーヴァントはバーサーカー