倉橋家の姫君   作:クレイオ

4 / 14
組分け帽子

 

 石段を登って巨大な樫の木の扉の前に来ると、ハグリッドはその扉を三回叩いた。扉が開き、エメラルド色のローブを着た背の高い黒髪の魔女が現れた。とても厳格そうな顔つきで、怜奈は祖母に似ていると思った。

 

 「マクゴナガル教授、イッチ年生の皆さんです」

 

 「ご苦労様、ハグリッド。ここからは私が預かりましょう」

 

 玄関ホールは広く、石壁が松明の炎に照らされている。大理石の階段が正面から上まで続いていた。

 マクゴナガルについて新入生は石畳のホールを横切っていった。入口右手の方からざわめきが聞こえたので、そこが大広間なのだろう。しかし、マクゴナガルは大広間ではなく、ホールの脇にある小さな空き部屋に新入生を案内した。新入生が窮屈そうに身を縮め、不安でキョロキョロしている中、人混み嫌いの怜奈は不機嫌丸出しで眉間に皺を寄せていた。ドラコも同じ心境らしく、自分を圧迫しているクラッブの足を踏みつけていた。

 

 「ホグワーツ入学おめでとう。新入生の歓迎会が間もなく始まりますが、大広間の席につく前に、皆さんが入る寮を決めなくてはなりません。寮の組分けはとても大事な儀式です。ホグワーツに居る間、寮生が学校での皆さんの家族のようなものです。教室でも寮生と一緒に勉強し、寝るのも寮、自由時間は寮の談話室で過ごすことになります。

 寮は四つあります。グリフィンドール、ハッフルパフ、レイブンクロー、スリザリンです。それぞれ輝かしい歴史があって、偉大な魔女や魔法使いが卒業しました。ホグワーツにいる間、皆さんのよい行いは、自分の属する寮の得点になりますし、反対に規則に違反した時は寮の減点になります。学年末には、最高得点の寮に大変名誉ある寮杯が与えられます。どの寮に入るにしても、皆さん一人一人が寮にとって誇りとなるよう望みます」

 

 「間もなく全校列席の前で組分けの儀式が始まります。待っている間、出来るだけ身なりを整えておきなさい」と告げ、マクゴナガルは部屋を出る前に数人の生徒を睨んだ。

 

 怜奈はそわそわし始めた他の新入生と対照的に、非常に落ち着いた様子で長く美しい黒髪を手で梳いた。その様はかなり浮いていたが、自分のことにしか気が回らない新入生は怜奈に気が付いていない。怜奈同様、割と落ち着いているドラコだけが不安そうな彼らを鼻で笑った。

 

 「両親に組分けの方法も教わらなかったのか。やれやれ、この中に一体どれだけ穢れた血がいるんだか……」

 

 「あえて教えなかった親御さんもいるんでしょう。それよりドラコ、私の前でその単語を出さないでちょうだい」

 

 怜奈が横目でじとりと睨むと、ドラコは肩を竦めてそれ以上語らなかった。

 途中、ゴーストが部屋を横切るというアクシデントがあった以外、特に何もなく時間が過ぎた。怜奈は陰陽師という職業柄ついゴーストを封じたくなったが、彼らは悪霊ではないと思い直した。

 

 「組分けの儀式が始まります。さあ、一列になって。ついてきてください」

 

 マクゴナガルが戻ってきて、新入生は玄関ホールから二重扉を通って大広間に入った。

 その光景を見て、豪奢な建築物に慣れているはずの怜奈でも感嘆の溜息をついた。何千という蝋燭が空中に浮かんで四つの長テーブルを照らしている。テーブルには上級生が座り、輝く金の皿とゴブレットが置いてあった。怜奈が天井に目をやると、そこには星空が広がっていた。そういう魔法がかけてあるんだろう、と怜奈は考えた。広間の上座には教職員ようのテーブルがあり、その中にセブルスを見つけた怜奈は彼に微笑みかけた。怜奈と目が合ったセブルスは小さく頷いた。新入生は上座のテーブル前に立ち、上級生の方を向いた。

 マクゴナガルが新入生の前に四本足のスツールを置き、その上にぼろぼろのとんがり帽子を置いた。皆がじっと帽子を見つめ、広間が水を打ったように静かになると、帽子のつばの縁の破れ目が口のように開き、帽子が歌いだした。

 

私はきれいじゃないけれど

人は見かけによらぬもの

私をしのぐ賢い帽子

あるなら私は身を引こう

山高帽子は真っ黒だ

シルクハットはすらりと高い

私はホグワーツ組分け帽子

私は彼らの上をいく

君の頭に隠れたものを

組分け帽子はお見通し

かぶれば君に教えよう

君が行くべき寮の名を

 

グリフィンドールに行くならば

勇気ある者が住う寮

勇猛果敢な騎士道で

他とは違うグリフィンドール

 

ハッフルパフに行くならば

君は正しく忠実で

忍耐強く真実で

苦労を苦労と思わない

 

古き賢きレイブンクロー

君に意欲があるならば

機知と学びの友人を

ここで必ず得るだろう

 

スリザリンではもしかして

君はまことの友を得る

どんな手段を使っても

目的遂げる狡猾さ

 

かぶってごらん! 恐れずに!

興奮せずに、お任せを!

君を私の手にゆだね(私は手なんかないけれど)

だって私は考える帽子!

 

 歌が終わると広間に拍手が鳴り響いた。四つのテーブルにお辞儀をして、再び帽子は静かになった。

 怜奈は両親から組分け帽子のことを聞いていたし、前世の知識があったから、最初から組分けに不安を抱いていなかった。何をするのかと怯えていた新入生も、帽子をかぶるだけでいいとわかってほっとした様子である。

 マクゴナガルが長い羊皮紙の巻紙を手にして前に進み出た。

 

 「ABC順に名前を呼ばれたら、帽子をかぶって椅子に座り、組分けを受けてください」

 

 最初に名を呼ばれたハンナ・アボットはすぐにハッフルパフに決まった。次のスーザン・ボーンもハッフルパフで、三番目のテリー・ブートはレイブンクローだった。マンディ・ブロックルハーストもレイブンクローに続き、ラベンダー・ブラウンがグリフィンドールになった。そしてミリセント・ブルストロードがスリザリンに組分けられたので、怜奈は彼女の顔と名前を頭に叩き込んだ。まだわからないが、自分が組分けられる可能性が最も高いのはスリザリンだと思ったのだ。

 生徒の組分けには時間に差があった。きっと適正診断に迷っているのだと怜奈は予想を立てた。

 

 「グレンジャー、ハーマイオニー!」

 

 それは、ヒキガエルを探していた女の子だった。怜奈はすっかり彼女が主人公組の一人だと忘れていて、名前を聞いて驚いた。怜奈の原作知識は10年以上も前のもので、セブルスやマルフォイ家など、自分に近しい人間の情報しか覚えていなかったのだ。けれどハーマイオニーはグリフィンドールになったので、余程のことがない限り関わることはないだろうと、怜奈はすぐに興味を失くした。

 今がGだから、倉橋のKまでもうすぐだ。そして、怜奈の名前が呼ばれた。

 

 「クラハシ レイナ!」

 

 すると、主にスリザリンのテーブルがざわついた。怜奈はそれを無視して前に進み出た。彼女がスツールに近付いて行くと、スリザリン以外の生徒も騒ぎ始めた。その声も無視して怜奈は組分け帽子をかぶった。自分の容姿を見た人間が騒ぐのは、怜奈にとって当然になっていた。それ程、曾祖母譲りの顔立ちは麗しいのである。

 

 「ほう、君はあの二人の娘だね。フーム……これは、非常に見えにくい。君のお父さんもそうだった。お祖父さんもだ。クラハシの者は非常に見えにくい……」

 

 帽子が低い声で唸る。見えにくいのは仕方がない。怜奈を含め、倉橋の者は幼少から陰陽師としての訓練を積み、妖怪相手に誑かされないように精神も鍛錬する。11歳にもなれば、魔法使いが閉心術を用いるのと同じくらい、心に蓋をしてしまうのだ。

 

 「むむ、しかし、才能に満ち溢れている。頭もよい。心も強く、勇気も申し分ない。グリフィンドール、レイブンクロー、スリザリン、この三つの寮ならばどこでもやっていけるだろうが……君が望むのは……スリザリン!」

 

 熟考の末、帽子が高らかに叫んだ。右から二番目のテーブルから拍手が起こり、他のテーブルから落胆の声があがった。

 怜奈がスリザリンのテーブルに行くと、上級生の男子が椅子を引き、恭しく頭を下げた。周りの生徒達も同じように頭を下げていて、怜奈は少しだけ引きつった笑みを浮かべた。

 

 「ありがとうございます。でも、ここまでして頂かなくても……」

 

 「何を言うんだい。君はあのクラハシ本家のご令嬢にして、王家ブラック家の血を引くんだから、この位当然さ」

 

 男子生徒の言葉に周りが頷く。「あの」とはどういう意味だろうと思ったが、怜奈は素直に好意を受け取ることにした。ただ、怜奈を目で追っていた他寮の生徒が目を剥いていたので、妙な噂を立てられないかが心配だった。

 ドラコは帽子が頭に触れるか触れないうちに「スリザリン!」と叫んだ。彼は胸を張ってスリザリンのテーブルまで歩いて来て、怜奈の隣に座った。

 

 「やっぱりドラコはスリザリンだったわね」

 

 「当然さ。レイナも同じ寮で嬉しいよ。これからよろしく」

 

 「ええ、こちらこそ」

 

 ドラコが改まって握手を求めてきたので、怜奈は笑った。

 組分けは順調に進んでいき、残っている生徒が少なくなった。そして、彼の名前が呼ばれると、広間中にしーっという囁きが走った。

 

 「ポッター、ハリー!」

 

 割とどうでもいいという様子で青ざめたハリーを眺める怜奈と違い、ドラコは憎々しげだった。一体汽車の中でどんな会話をしたのだろうか。詳細を忘れてしまった怜奈が首を傾げるが、ドラコは一心にハリーを睨んでいる。

 ハリーの組分けは、怜奈と同じか、それ以上に長かった。怜奈のように心が見えない訳でもないだろうに、こんなに悩むという事は、ハリーはかなり潜在能力が高いということだろうか。やがて帽子が「グリフィンドール」と叫ぶと、左端のテーブルから割れるような歓声が響いた。うるさい、と怜奈は顔を顰めた。

 間もなく組分けは終了し、ダンブルドアが立ちあがった。

 

 「おめでとう!ホグワーツの新入生、おめでとう!歓迎会を始める前に、二言、三言、言わせていただきたい。では、いきますぞ。そーれ!わっしょい!こらしょい!どっこらしょい!以上!」

 

 ダンブルドアが座ると拍手が起こったが、スリザリン生の多くは苦々しい表情で、形だけの拍手をしているに過ぎなかった。かくいう怜奈も僅かに眉を寄せ、覇気のない拍手をしただけだった。怜奈は、アルバス・ダンブルドアが生理的に嫌いだった。

 

 「レイナ、取り分けてあげよう。何が食べたい?」

 

 いつの間にか、テーブルの大皿が食べ物でいっぱいになっていた。ローストビーフ、ローストチキン、ポークチョップ、ラムチョップ、ソーセージ、ベーコン、ステーキ、マッシュポテト、グリルポテト、フレンチフライ、ヨークシャープティング、豆、にんじん、グレービー、ケチャップ、そしてなぜかハッカキャンディ。怜奈はそれらのメニューを見て目眩を覚えた。日本食がないことは覚悟していたが、まさかここまで肉と炭水化物のオンパレードだとは。ホグワーツでは栄養について微塵も考えないのか。それとも、イギリスではこれが普通なのか。

 親切によそおうとしてくれている名も知らぬ上級生には悪いが、怜奈はローストビーフとマッシュポテト、豆とにんじんを取り分けてもらうと、それをかなり時間をかけて食べた。皿が空になると、すぐに誰かがよそおうとするからだ。今日だけならまだしも、今後ずっとこのメニューならば実家に助けを求めねばなるまいと、怜奈は暗い影を背負って思った。

 ドラコの隣には虚ろな目、げっそりとした顔、衣服が銀色の血でべっとり汚れた貴族のゴーストが座っていたが、怜奈はメニューに絶望していて気付かなかった。仮に気付いたとしても、怜奈は彼以上にグロテスクな外見の妖怪や悪霊を祓ったことがあるので、物怖じしなかっただろう。

 怜奈がちまちまと皿を片づけ終えると、今度はデザートが現れた。色々な味のアイスクリーム、アップルパイ、糖蜜パイ、エクレア、ジャムドーナツ、トライフル、いちご、ゼリー、ライスプディングなど。デザートはおいしかったが、そう大量に食べられるものではない。怜奈は果物で腹を膨らまそうとしたが、目の前に座るクラッブとゴイルが人間バキュームのようにたくさんのデザートを口の中に押し込んでいくのを見て、ドラコ共々気分が悪くなってしまった。小食で貴族育ちの二人にとって、彼らの食事風景は引いてしまう程強烈だったのだ。

 食事をやめた怜奈が何気なく上座の方を見ると、セブルスと目が合った。怜奈が小さく手を振ると、彼は持っていたゴブレットを掲げて応えた。それに機嫌を良くした怜奈は、幾分か顔色を明るくしてドラコとの会話を楽しむことにした。

 デザートも消えると、再びダンブルドアが立ちあがった。騒がしかった広間が静まり返った。

 

 「エヘン――全員よく食べ、よく飲んだことじゃろうから、また二言、三言。新学期を迎えるにあたり、いくつかお知らせがある。一年生にも注意しておくが、校内にある森に入ってはいけません。これは上級生にも、何人かの生徒たちに特に注意しておきます」

 

 ダンブルドアは間違いなくグリフィンドールのテーブルを見て言った。

 

 「管理人のフィルチさんから授業の合間に廊下で魔法を使わないようにという注意がありました。今学期は二週目にクィディッチの予選があります。寮のチームに参加したい人はマダム・フーチに連絡してください。最後ですが、とても痛い死に方をしたくない人は、今年いっぱい四階の右側の廊下に入ってはいけません」

 

 何人かの生徒が笑ったが、怜奈は笑わなかった。冗談でそんな忠告をするわけがないと思ったし、その必要もない。だが、なぜわざわざ生徒を危険にさらすようなモノを校内に置くのか、それを訝しんだ。

 

 「では、寝る前に校歌を歌いましょう!」

 

 広間に走った緊張を打ち消すようにダンブルドアが声を張り上げると、他の教員の顔が確かに強張った。怜奈には、セブルスの眉間の皺が確実に三本は増えたように見えた。

 ダンブルドアが杖を振ると、金色のリボンが歌詞を書いた。その歌詞を見て、怜奈は教員の表情の理由を知った。ホグワーツの校歌は、日本呪術学校ならばすぐに保護者からクレームがきて問題になりそうな程、ふざけた歌詞だった。スリザリンの生徒の半分が、まるで呪詛でも呟くようにぼそぼそと歌詞を読み上げ、怜奈とドラコのように口すら開かない者も多かった。そんな中、とびきり遅い葬送行進曲で歌うグリフィンドールの双子に合わせて指揮をしていたダンブルドアは、歌が終わると最も大きな拍手をした。

 

 「ああ、音楽とは何にも勝る魔法じゃ」

 

 そうかもしれないが、あの校歌にそんな価値はないと怜奈は思った。多分、スリザリン生と教師は間違いなく同意してくれるに違いない。

 

 「さあ、諸君、就寝時間。駆け足!」

 

 スリザリンの一年生は五年生の監督生に先導され、地下にある寮に向かった。扉に飾ってある肖像画が喋ったが、魔法族の出身者がほぼ100%を占めるスリザリンの一年生が驚くことはなく、合言葉を言って談話室に入った。談話室は大理石造りで高そうな調度品が置いてあり、全体的に壮大だったが、窓がなく緑色のランプが灯っているだけなので、少々陰気な雰囲気が漂っていた。

 怜奈は他の女学生とともに、女子寮に続く階段を進み、自分のネームプレートが掲げてある扉の前に立った。

 

 「『紅桔梗』」

 

 怜奈がはっきりと日本語で発音してからノブを回すと、そこには12畳程度の和室が広がっていた。押し入れがあり、家具は文机しかなかったが怜奈は気にしなかった。これから揃えればいいのだ。

 

 「倉橋家って、どうしてこんなに融通が利くのかしら」

 

 部屋を確認すると、洋式トイレと足を思い切り伸ばして浸かれる程広いヒノキ造りの湯船がある浴室があった。

 この部屋は、倉橋一門のためだけに用意された部屋である。なんでも19世紀後半にホグワーツに留学した当時の倉橋家当主の子息のために学校側が創ったものらしいが、なぜ倉橋にそれだけの影響力があるのか怜奈はわからなかった。ただ、そのお陰で怜奈は異国の地においても、母国を感じながらストレスの少ない私生活を送れるのである。怜奈はご先祖様に感謝した。

 手早く風呂に入ると、怜奈は約束通り家族に報告の手紙をしたためた。無事ホグワーツに着いたこと、広間が幻想的で驚いたこと、スリザリンになってドラコとも一緒になったこと、料理が口に合わなかったこと、倉橋一門のための部屋を気に入ったことなどを書き、簡単に封をして、怜奈は自分の式神の名を呼んだ。

 

 「澪、いらっしゃい」

 

 すると、どこからともなく10歳前後のおかっぱ頭の少女が現れた。日本人形のような顔立ちで、薄桃色の和服を着たその子は怜奈に向かって深々と頭を下げた。

 

 「澪、これを倉橋家に運んでくれるかしら。お母様に渡して、返事をもらって帰ってくるのよ」

 

 怜奈がそう言うと、澪と言う名の少女は手紙を大事そうに持ち、闇に溶けるように姿を消した。澪は怜奈の式神である。陰陽術の才もある怜奈は、自在に式神を操ることができた。澪の他にもう一人、鬼の式神がいるのだが……それは別の機会に語るとしよう。

 

 「さあ、もう寝ようかしらね」

 

 呟き、怜奈が押し入れの戸を開くと、畳まれた布団の上で芒が丸まって眠っていた。押し入れの下段には怜奈のスーツケースがあるから、屋敷僕妖精が荷物と共に汽車から運んだのだろう。それはわかるが、なぜ私よりも先に気持ちよさそうに寝ているのかしら。眠気で苛々していたこともあり、怜奈は芒を動かすことなく、杖を振って布団を敷いた。転がり落ちた芒が「ニャー!」と悲鳴を上げ、盛大に怜奈に抗議したが、怜奈は無情にも芒に「シレンシオ」と唱えて眠りについてしまった。

 

 

 




倉橋の名前はイギリス魔法族の中では有名で、特に純血主義者の間では一目置かれています。倉橋家の格は、イギリスでいうところのブラック家と同等です。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。