I.S.F インフィニット・ストラトス×Fate   作:ボイス

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 基地通路が揺れる。

 微かな振動は――だが止むことはなく、断続的に続いていた。

 音もなく地下通路を疾走するふたつの人影。短い黒髪を揺らすマドカと、白く長い髪をなびかせるスノー。

 後方からは、銃撃や悲鳴、怒号が聴こえてくるが、ふたりは構わずに駆けるのみ。

 と――

 ふたりの脚が唐突に停まることとなる。

 眼前に広がるのは、天井も高い一際大きな通路だった。だが、マドカたちが立ち止まった理由はそれだけではない。

 開けた通路の向かい側、その先を塞ぐように立つふたりの女性。

「な、言ったろナタル。ここに張ってりゃ相手が勝手に来るってさ。わたしが言ったとおりだろ?」

「……嫌な予想ね」

 得意気になって呟く相手に、金の髪を持つ女は呆れたように応えていた。

 興味がなさそうなマドカとは違い、油断なくスノーは眼の前のふたりに視線を向けていた。

 どちらも、スノーの脳裏では知る相手。叩き込まれたデータを思い出す。

 気楽な声音で今も金髪の女性に話しかけている、虎模様のISを纏うのは、イーリス・コーリング。

 アメリカ国家代表者であり、機体もデータ上知っていた。アメリカが造った第三世代型であり実験機IS『ファング・クエイク』――

 『安定性と稼動効率』を重視したと謳われた、接近戦を得意とする機体である。

 もうひとりもまた有名な相手。アメリカ国籍のISテストパイロットであり、『銀の福音』の正式登録操縦者たる、ナターシャ・ファイルス。

 さらには、ナターシャの両腕に抱えられている『武装』へとスノーの視線は向けられていた。

 銀の塗装を施された、翼のような形――

 鋭く射るような双眸のナターシャ。

 対照に、イーリスがISに包まれた腕、指先を天井へと向ける。

 地下とはいえ、しきりに揺れる振動。それは、マドカとスノーの脚にも伝わっていた。

「上でドンパチやってるのは陽動だろ? 甘く見んなよ……目的は、『銀の福音』か、亡国機業」

()()()が陽動かもしれんぞ?」

「ヌかしてろ」

 侵入者ふたりへ告げるイーリスの声に――だが、スノーもマドカもバイザーで隠す表情に変化はない。

 むしろ、口を開くのも煩わしいといわんばかりにマドカ。

「わかっているなら話は早い。探す手間が省ける。そこまで案内しろ。不本意ではあるが、なにも命までは奪りはしない。命乞いをする前に従ったほうが賢明だぞ?」

 一方的に吐き捨てるマドカだが、ハンとイーリスは鼻で笑う。

「おいおい、聴いたかナタル? あのガキは、そこまでわたしらに案内しろだとよ」

「…………」

「面白ぇ冗談だ。だがな、わたしらを舐めるなよ? オイタが過ぎると怪我するぜ?」

 言ってイーリスは笑うのだが、横に立つナターシャの表情は険しくなる。

 ひとしきり笑い――イーリスの表情もまた変わっていた。

「命乞いするのはテメエらだ。とっ捕まえて、洗いざらいゲロってもらうぜ? ファングを甘く見るなよ? わたしはガキだからといって容赦しねーぞ?」

 言うなり――

 瞬時加速により、マドカめがけて拳を叩き込んでいた、

 が――

 鈍い音によって、イーリスの拳は防がれていた。

 直線上に立つマドカを護るように、横合いから跳びかかったのは、左腕をIS部分展開したスノー。

「エムの邪魔はさせない……」

 呟きを漏らすと同時、パペットクローで斬りかかるが、今度はイーリスが腕部で防いで見せていた。

 そのまま――スノーは、腕部に組み込まれていた砲門による射撃。

 咄嗟に身体をひねり横へ飛ぶイーリスと、後方に控えていたナターシャもまた当たるまいと身を翻していた。

「IS持ちかよっ!?」

「甘く見たのは、どうやら貴様の方だな?」

 くつくつと笑い、マドカは床を蹴り跳躍すると、イーリスを飛び越えていた。

 その場をスノーに任せるように、彼女は奥の通路へ進もうとする。

「くっ――待ちやがれ!」

「させない……」

 斬りかかってくるスノーを蹴り退かし、追いかけようとするイーリスだが――

 喰らいつくスノーは瞬時に回り込み行く手を遮る。ついで、右腕も部分展開すると、エネルギー媒体の矢を構えてマドカを狙撃しようとしたナターシャめがけてレーザーを撃ち放っていた。

「――っ」

 ナターシャもまた更に飛び退き――彼女は手近の壁に背を預けるように追い込まれていた。

 狙撃は虎模様のISへも向けられていた。

 舌打ちしつつ、イーリスもまた距離をとるため床を蹴り、飛び退いていた。

 マドカが消えた奥の通路へと続く入り口を死守するように構えると、瞬時にスノーの全身をISが包み込む。

 白い機体『ブランシュネージュ』の完全展開に、バイザーが覆うスノーの表情が愉悦に歪み、紅い瞳が狂気に彩られる。

 だが、イーリスは嘲笑を浮かべるだけ。

 目の前の相手が展開したISは、基本形態が大きく変わりはするが量産型『ラファール・リヴァイヴ』――

「ハッ、量産機如きで、わたしのファングを停められると思ってんじゃねーぞ」

「ヒャハッ!」

 ぶつかる拳、ぶつかるクロー。

 戦闘狂へと豹変したスノーは嗤い、イーリスへと斬りかかっていた。

 激突する二機ではあるが、そこへ援護するように、『銀の鐘』試作壱号機、腕部装備砲を構えるナターシャ。

 だが――

 イーリスのハイパーセンサーは唐突に、もう一機のIS反応を感知していた。

 その場所は――今まさに光の矢を番え、撃とうとしていたナターシャーの背後。

 壁の向こうに、もう一機が居る。

「――っ、離れろナタル!」

 咄嗟に叫ぶイーリスの声に疑問を感じるよりも早く、ナターシャは本能的にその場から真横へと飛び退いていた。

 床を転がるように――だが、ナターシャの視界が捉えた先には、壁から『腕』が生えていた。

「なっ――」

 言葉を失い、だが、視線を逸らすこともできずに見入る先――轟音を上げて現れたのは――巨大な『腕』だった。

「ちぇっ、残念……逃げられちゃった」

 気楽、それでいて幼い声音。

 もう一本の『腕』が、隔壁をまるで紙でも引き裂くように破壊して現れる。人間など捕まれば簡単にひねり潰せるのではと思わせるほどに異形。

 息を呑むナターシャではあるが、意識を奪われていたのは一瞬。

 刹那に切り替え、両腕で抱える『銀の鐘』を構えると、躊躇もなく撃ち放つ。

 しかし――

 姿を見せた黄色い機体『ムスペル』は、巨大な両腕で難なく防いでいた。

「もう終わり? まさか、飛び道具だけじゃないよね?」

「くっ……」

 呻くナターシャは、続けざまにエネルギー媒体の矢を放つが、ことごとく巨大な『腕』は叩き落していった。

 その身をあらわにしたISは、酷く滑稽な姿であろう。にも関わらず、ナターシャは声を漏らすことはできなかった。

 まさに奇怪。さりとて、威圧感に恐怖を覚えるのは事実。 

 元来のIS『ムスペル』の両装甲腕部に、さらに外骨格構造を持つ巨大な機械の『腕』を装着した格好。

 ISの腕部で、より大きな機械の『腕』を操り暴れるサンシーカー。その指先が生き物のように、意思を持つかの如く蠢いている。

 相手の攻撃がエネルギー矢による射のみだとわかると、酷くがっかりとした声を漏らしていた。

「ホントにそれだけっぽいね。つまんないの。じゃ、今度はこっちだね」

 言って、サンシーカーの操る異形の『腕』が隔壁へ突き刺さると、力任せに引き剥がされた壁の一部を――ナターシャめがけて投げつけていた。

「――!?」

 ISを纏っているわけではないため、生身による動ける範囲は限られている。だが、それでもISの力によって投擲される隔壁の一部を直撃でもすれば命はない。回避するためにナターシャは身をひねる。

 が――

 壁を投げつけると同時に加速していたサンシーカーの手繰る『腕』に、その身は捕らえられていた。

「しまっ――」

 口から内臓が吐き出されそうなほいどの圧力により、片腕ごと胴を握りしめられるナターシャ。

 懸命に『腕』を引き剥がそうと、全身に力を入れる。

 生身でIS用の兵器すら扱う彼女の身体は、女性とは思えないほどの力を秘めている。

 とはいえ――

 それでもなお、万力のようにギリギリと締め付けてくる『腕』はビクともしない。激痛にもがく両脚はバタバタと虚しく空を蹴るだけだった。

「あははっ、頑張るね、お姉ちゃん……でも、無駄だよ。例えISを身に纏っていても、この武装ヤールングレイプル(鉄でできた掴むためのもの)に捕まったら逃げられない。それどころか」

 ――潰しちゃうよ?

「ぐっ、ぁぁぁぁあああああああああああああ!?」

 この火急の場に置いて、似つかわしくないにもほどがある幼く無邪気な呟きと共に、手加減に手加減を加えていた巨人の腕は、ほんの僅かに力を込めただけで掌の小鳥の身体にミシミシと骨が奏でる異音に拍車をかける。

 燃えるような痛みと熱が身体を駆け、ナターシャの口から悲鳴が上がる。既に肋骨の幾本かは折れているのだろう。

「ナタル――!?」

 悲鳴を耳にし、相棒が捕獲されたことに、イーリスは踵を返し駆け出していた。

 普段、戦いの場に置いて周りが見えなくなりがちな彼女ではあるが、それでも、こと大切な相棒の悲鳴――それも、今まで聴いたことがない叫び――を無視できるほどの非人間でもなかった。

 だからこそ、殺戮機構となったスノーに背を向けたことが命取りとなった。

 今此処は、スポーツマンシップにのっとった試合を行う場ではない。殺す殺されるという、ただの命のやり取りを行う戦場だ。

 スノーが突き出していた右腕、慣性停止能力、アクティブ・イナーシャル・キャンセラーが『ファング・クエイク』を捕捉し、その場に停止させていた。

「っ!?」

 がくんと身体の動きが停まり、イーリスの眼は驚きに見開かれる。

 ほんの数瞬のうちに、彼女は自らの敗北と自身の甘さこそが敗因であったことを悟らされていた。

 どこかで第二世代に乗る子供が相手だと、たかをくくっていたのではないか――?

 機体性能などIS同士の戦闘においては、些細なことであり何の保障にもならない。

 せいぜい、質の良い銃と防弾チョッキを渡されている程度の秤であろう。

 一撃で眉間を打ち貫く技量たる『腕』さえあれば、装備の良し悪しなど、如何ようにでも覆せるというのに。

 当の昔に、彼女は自分が常識など通用しない世界に足を踏み入れていることに気がつかないまま、殺し合いという天秤の中で測りそこなっただけだ。

 背後を振り返ることも叶わず、イーリスは、その身にレーザーと特殊徹甲弾の直撃を受けていた。

 宙に浮いたまま、スラスター四基による『個別連続瞬時加速』も発動させることも出来ずに。

 衝撃に吹き飛ばされ、機体の破片を撒き散らしながら、イーリスはその身を床に叩きつけられていた。

「クッソ……」

 必死に起き上がろうと顔を向けて――彼女が見たものは、立ち込める爆炎を切り裂き、躍りかかる白い機体だった。

 スノーがイーリスに襲いかかる傍らでは、ナターシャは息を詰まらせた悲鳴を漏らしていた。

 掴まれたまま、彼女の身体は、壁、床に叩きつけられていた。衝撃は生身の肉体へダイレクトに伝わっている。常人であれば、既に気を失っていてもおかしくはない。いや、気を失っていた方がまだマシといえよう。早々に失神でもしていれば、これ以上の痛手を受けることはないのだから。

 だが、それでもナターシャは動くことも叶わず、今の彼女ができることは、ただただ、相手を睨みつけることだけだった。

 頭部の痛みに意識を失いそうになるが、顔を鮮血に染めた彼女は言葉を吐き出す。

 愛しい我が子を護る母親のように――

「渡さない……あの子は……絶対に……」

 ナターシャは呪詛のように呟きながら、唯一、動かすことが出来た『銀の鐘』が装備されている片腕を必死に伸ばし、眼前の『敵』へと向けていた。

 震える腕は、何の意味も成さないことを理解している。

 ズタズタに傷ついた腕は、彼女にとって固有感覚機能(運動感覚)が正確なのかすら把握できていない。痛覚さえ麻痺して感じられなかった。

 片腕で撃てるわけもなく、よしんば、何かの奇跡でも起こり、エネルギー矢を射ることができても、それは『ムスペル』が操る片腕ヤールングレイプルに容易く弾かれることだ。

 今、自分が軍人として取るべき最も賢い行動は、如何にして、危機的状況下であるこの場を抜け出すか。なんとしても生き残り、敵の情報をひとつでも多く軍に伝えることであろう。

 しかしながら、どうして諦めることが出来ようか?

 彼女はひとりの軍人として、ならびに、ひとりの女性でありえる。

 今まさに眼の前で、大事な『我が子』を悪鬼の輩に連れ去られようとすることに、彼女は黙って指をくわえて見過ごすような感情など持ち合わせてはいなかった。

 例え己が身が地獄に落ちようとも、許すことなどできるハズがない。

 空を飛ぶことを何よりも好み、翼を奪われた我が子を護れるのは、母親のように愛着を持つ、ナターシャ自身のみ。

 それなのに、現実はなんと無力なことか。

「……あの子? お姉ちゃん、何をさっきからそんなに頑張っているのかな? おもちゃが我が子だとか、わたしには理解できない(わからない)な」

 首を傾げたサンシーカーではあったが、ナターシャから完全に興味を失い、視線を逸らすと――

 思い出したように、ヤールングレイプルが握る彼女を床へと叩きつけていた。

 口を動かす最後の気力もそこで途切れたのだろう。がくんと首が下がり、ナターシャが意識を失いかけるその刹那、うすら暗がる視界に捉えた光景は、同じように床に叩き伏せられた友人の姿が見えたような気がしていた。

 

 

 上空からのレーザー、ミサイルによる建造物への掃射。ハイパーセンサーが眼下の状況を詳細に補足し、逐一確認すると、また別のところを狙い破壊する。

 ホークアイたちがこの基地に襲撃してから僅か数分。

 要となる軍事施設はホークアイのIS『ヴェズルフェルニル』一機によって蹂躙され、無力化とさせられていた。

 赤子の手をひねるように、一方的な『破壊』で踏みにじるだけ。

 至るところから上がる炎と黒煙、残骸が広がる眼下――

 次の標的へと向けられる銃口。だが、その射線上に、負傷者を引きずり懸命に離れようとする基地兵士がいることに気づく。

 さらには、兵士たちに『動き』が見える。

 何をしようとしているのかなど、ホークアイにとっては容易に知りえていたことだった。

 ISが動かせなくとも、自分たち男が操れる『兵器』がある。

 それは些細な抵抗であり、徒労に終わる行為とわかっての行動だというのが、基地兵士連中は誰もが理解している。

 だが、屈強な男たちとて意地がある。

 例え無駄なことであろうとも、意味がなかろうとも、自分たちが心身に誇りを持ち所属する米軍に対し、ここまでいいようにコケにされて黙ってなどいられない。

 不意に見てみれば、負傷者に肩を貸して動いていたひとりの兵士が見上げていた。

 視覚補足拡大映像に映し出される男の顔は、怯えの色は窺えるが、逆に憎悪の闘争心が感じられていた。

「…………」

 ホークアイは銃口を逸らすと、ハイパーセンサーで逃げ遅れが居ないことを確認すると、あらぬ方へと砲撃する。

 傍受した通信はひきりなしに飛び交い、止むことは無い。

 焦燥、怒号に駆られた声音。

 だが、皆一様に駆られる思惑はひとつ。「どうして此処が」と。

「救援を――救援を頼む――」

「くそったれっ――6-Dエリアが突破されてる! 負傷者が半端ねぇ! 本部――本部、至急救援を頼む――繰り返す! 6-Dエリアに至急救援を頼む!」

「動けるヤツ――生き残った部隊はまとまれっ、ふざけやがって! 目に物見せてやる――」

 一部の兵士は戦意を喪失していない。あろうことか、立て直し、反撃に転じようというのだろう。

 事実、基地上空に浮かぶ、『ヴェズルフェルニル』めがけての対空砲火。

 生き残った基地配備された対空ミサイル、装甲車による対空射撃、歩兵によるロケット弾――

 正直、うっとうしい……というのがホークアイの感情であった。

 ISならまだしも、近代兵器に場を奪われ、現在では、その存在すら片隅に追いやられているといわれる旧式兵器では、相手になどならない。

 極秘裏とされた国防戦略拠点。

 軍関係者であろうとも、ごく一部の人間しか知られていない基地防衛に配備されていた三機の軍事用量産型IS『ラファール・リヴァイヴ』は、既にホークアイが全て撃ち墜している。

 いずれも搭乗者の生体反応は健在であるが、直ぐに戦線に復帰できるような機体損傷率ではない。やぶれかぶれに真下からグレネードが撃たれるが、ホークアイは機体を操り、ひらりひらりとかわして見せていた。

 と――

 突如、基地一画が爆音を上げる。砲撃はホークアイではない。新たな炎と煙を上げる箇所から昇ってくる三機のIS。

 うち一機は、一部が壊れた銀色の機体を、巨大な『腕』のヤールングレイプルで担ぐサンシーカー。

「お待たせホーク、お仕事終わったよ」

「…………」

 目的を達成したことにホークアイは頷くと、それ以上の掃討行為をやめて向き直っていた。

 そのまま、彼女はじっとサンシーカーへ視線を向けていた。

「……ん? なぁに?」

「いや、なんでもない……」

 小首を傾げるサンシーカーだが、直ぐに頭を振りホークアイは視線を逸らしていた。

 先日のIS学園での戦闘のように、今回はその身に怪我は負っていないようだ。そのことに彼女は安心を感じる。

「追跡されるのもつまらん。撤収するぞ」

「了解」

 マドカの言葉に再度頷き、ホークアイ、スノー、サンシーカーは機体を駆り、速度を上げる。

 眼下からの砲撃を掻い潜り――

 北アメリカ大陸北西部、第十六国防戦略拠点、通称『地図にない基地(イレイズド)』を四機は後にした。


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