グリモワール魔法学園【七属性の魔法使い】   作:ゆっけめがね

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※この作品の主人公は原作アプリの転校生ではありません。
 閲覧者様のイメージを壊す可能性があります。
 それでもOKという方は、よろしくお願いします。


第7話 図書館

訓練所を後にした良介は紗妃から校則について廊下で説明をうけていた。

 

「では良介さん、これから学園生活を送るに当たり、校則の説明を・・・」

 

すると、向こうから二人の生徒が歩いていた。

 

「ふんふ~ん、ふふん。

よーし、暴れるぜ~っ。

沙那!

今日の試験って何の奴だっけ?」

 

「ジンライSPです。

護身用の対魔物用拳銃です。」

 

「ちぇっ。

デクの試験じゃねーのか。

やめよっかな。」

 

紗妃は、二人に気づくとそっちに向かってしまった。

 

「え、あ、ちょっと・・・」

 

良介もその後に続く。

 

「神宮寺 初音(じんぐうじ はつね)さんっ!」

 

「ん?

げっ、風紀委員。」

 

初音と呼ばれた生徒がこっちに気づく。

 

「(ん?

神宮寺?

どっかで聞いたような・・・)」

 

「げっ、とはなんですか!

生徒から苦情が来ているのですよ!

この歳にもなって、スカートめくりなどという下品な悪戯を・・・!

風紀委員室に来てください!

呼び出しているのにいつもいつも・・・!」

 

「スカートめくりくらいいいじゃんか。

セクハラって一番反応がいいんだぜ?

みんなキャーって。

いやー、女の子の悲鳴っていーねー。」

 

「(こいつ何言ってんだ・・・

お前もその女の子のくせして・・・)」

 

すると、一緒にいた生徒が前に出てきた。

 

「氷川さん。

初音様には私から言い聞かせておきます。

試作兵器の試験のあと、風紀委員室へ向かうように言っておきますので。」

 

「(初音・・・様?

それじゃ、この人はメイドか何かか?)」

 

「月宮さん。

神宮寺のお嬢様だからといって、甘やかしてはいけません。」

 

「重々承知しております。」

 

「・・・まぁ、あなたの言うことですから、信じましょう。

よろしくお願いしますよ。」

 

そう話していると初音が良介に気づく。

 

「ん?

なーなー、この兄ちゃん、新しい転校生?

・・・・じーっ・・・ニヤッ。」

 

初音がなにか思いついたように笑みを浮かべる。

 

「(なんか嫌な予感がするな・・・)」

 

   ***

 

「へー、アンタ、そんな体質なんだ。

変なの。」

 

良介は初音に自分の体質について説明した。

 

「ああ、自分自身でも変な体質だと思うよ。」

 

すると紗妃と話をしていたメイドがこっちに来た。

 

「初音様、お時間が迫っております。

遅れたら試験ができなくなってしまいます。」

 

「わーってるわーってる。

ふーん。

あのさ、アタシ、神宮寺のお嬢様。

知ってるだろ?

JGJインダストリー。

対魔物用兵器の巨大企業。」

 

「・・・ああ、あのJGJか。」

 

「世界でも圧倒的シェアを誇るパワードスーツ!

個人でも使える防護グッズ!

・・・の神宮寺のお嬢様。

すげーだろ。」

 

「あー、まぁ・・・そうだな。」

 

正直、あまりすごいとは思わない。

ああ、そうなんだ程度である。

 

「学園に親衛隊もあるんだぜ!

男子少ねーから小さいけど・・・

アンタも入る?

試験あるけど、将来アタシのお婿さんになれる!

・・・かも?」

 

「初音様・・・」

 

メイドが困ったような顔をする。

 

「ほら。

兄妹がいるから社長とかになれるわけじゃねーけどさ。

天下のJGJだぜ?

いろいろやりたいほーだい。」

 

「いや、あまり・・・」

 

「初音様、それ以上は・・・」

 

「神宮寺さんっ!」

 

紗妃が声を張り上げて初音の名前を呼ぶ。

 

「あ、やべ。

風紀委員忘れてた・・・」

 

「学園内に私設軍隊を作るなとあれほど言っているでしょう!」

 

「おいおい、私設軍隊って・・・」

 

「ば、ばかゆーなよ。

私設軍隊なんて。

ファンクラブ、ファンクラブ。」

 

「なんのファンクラブだよ・・・」

 

「親衛隊と言ってるではありませんか!」

 

「ええ・・・ファンクラブのこと親衛隊ってゆーだろ・・・」

 

「それでは、初音様は急いでおりますので、これで。」

 

そういうと、メイドは初音を連れて去っていった。

 

「あっ!

待ちなさい!

待ちなさーいっ!」

 

そういうと、紗妃は二人を追いかけていってしまった。

 

「えっ!?

おい、ちょっと!」

 

良介は追いかけようとしたがすぐに見失ってしまった。

 

「・・・校則の説明・・・誰がするんだよ・・・」

 

呆れて、ため息をつく良介。

 

「騒がしいな・・・ん?

氷川はどこに行った?」

 

怜がこっちに気づき来てくれた。

 

「ああ、実は・・・」

 

   ***

 

「そうか、神宮寺を追って・・・では、私がある程度、説明をしようか。

といっても見回りがあってな。

歩きながらでもよければだが。」

 

「ああ、構わない。

してくれないよりマシだ。」

 

そのまま良介は怜と歩きながら説明をうける。

 

「なるほどねぇ・・・ありがとう、校則について大体わかったよ。

そういえば、さっきいた神宮寺って・・・」

 

「ああ、神宮寺はJGJインダストリーの社長令嬢だ。

8人兄妹の一番下らしい。

詳しく知らないが。」

 

「8人兄妹か・・・」

 

「学園の購買はJGJフーズから仕入れていたり、新しい兵器を作ったら、

まずは学園でテストしたりと、なにかと縁がある。」

 

「ふーん、なるほどねぇ・・・」

 

すると、怜は眉間に少し皺をよせる。

 

「ただ、神宮寺 初音には気を付けておけ。

悪戯好きだからな。

そこまで深刻なものじゃないが、油断するとズボンを下ろされるぞ。」

 

「・・・男子も標的にはいるのかよ・・・」

 

良介は呆れた。

そう話しているといつの間にか廊下を出て、校内の噴水前にまで来ていた。

よくみると、噴水前のところに誰か座っている。

 

「・・・ちくちく・・・ちくちく・・・」

 

「ん・・・ちょうどいい、紹介しよう。

引っ込み思案だから、驚かせないように頼む。」

 

「へ?

わかった・・・」

 

怜は、その生徒のところに行く。

 

「楠木、おはよう。」

 

「っ・・・!!」

 

怜は挨拶しただけだったがかなり驚いているように見える。

すると、その生徒の近くにいた人形がいきなり喋りはじめた。

 

「おっす!

今日もいい天気さね!」

 

「えっ・・・人形が喋ってる・・・?」

 

動揺する良介に怜はその生徒を紹介する。

 

「紹介しよう。

楠木 ありす(くすのき ありす)だ。」

 

「・・・ぁ・・・・ぅ・・・」

 

怯えたようなありすに対し、人形は驚いていた。

 

「ほげっ!?

男じゃねえか!

珍しいもんだな!」

 

「(・・・見た目女の子なのに喋り方男なんだな、この人形・・・)」

 

「やいやい!

オレっちの可愛いありすには紳士的な態度を取れよ!

じゃないとこの拳でノックアウトしてやるさね!」

 

「(いや・・・無理だろ・・・)」

 

「落ちつけ。

良介が驚いている。

すまなかったな。」

 

「いや、大丈夫だよ。」

 

「楠木は人形を介して喋る。

口は悪いが、いずれ慣れるだろう。

つきあい方を学んでいる最中なんだ。

大目に見てやってくれ。」

 

「あ、ああ・・・(人形を介して・・・?

どうみても、あの人形に意思が宿っているように見えるが・・・)」

 

人形を疑う良介。

すると、怜はありすに再び話しかける。

 

「楠木、一緒にコロシアムに行かないか?

良介を案内している途中なんだ。」

 

「・・・・・・」

 

ありすは無言で首を横に振る。

 

「そうか。

また見かけたら誘おう。

新しい人形、完成したら見せてくれ。」

 

「・・・・・・」

 

ありすは無言でうなずいた。

 

   ***

 

良介は怜とコロシアムに来た。

とすぐ近くに二人の生徒がいた。

 

「おーやってるやってる。

千佳、見ろよ。

あれって千佳が告った先輩じゃね?」

 

「う、うっさいし!

全然タイプじゃないし!

律は一言多い!」

 

「なんだ、またふられたのか。

よく飽きねーなー。」

 

「飽きるとかそーゆーのじゃないっしょ!?」

 

「んなことよりバンドやろうぜ、バンド。

ギター教えてやっからさ。」

 

「あんたギター、ゼンゼン弾けないじゃん。

なに教えるのよ・・・

それより、見てアレ。

対戦相手の方!

ちょっとイケメンじゃん?」

 

「そうか?

あんまロックじゃねーなー。」

 

そんな話をしている二人の生徒の元に怜は向かう。

 

「不純異性交遊は校則違反だぞ。」

 

「ひぃっ!

・・・って神凪じゃん!

ビビらせるようなことしないで!」

 

「私も風紀委員なんだぞ?」

 

そう話しているとギターケースを持った生徒が良介に気づく。

 

「おっ。

隣の、誰?

見ない顔だな。」

 

「転校生だ。」

 

「転校生?

あー、あの転校生か!

あたし、音無 律(おとなし りつ)。

よろしくな!

千佳、転校生だってよ!」

 

「ふーん。」

 

「ふーんってお前な・・・」

 

その後、怜にコロシアムについて説明してもらい、後にした。

 

   ***

 

良介は図書館登録しに図書館に向かった。

すると、図書館で智花に会った。

智花に怜のことを話した。

 

「怜ちゃんが?

よかった!

仲良くなったんですね!」

 

「ああ、ある程度だけどな。」

 

「今度、神社に遊びに行ってみます?

行事のあるときは賑やかなんですよ。」

 

「へ~、それは楽しみだな。」

 

そう話していると、イヴがこっちにやってきた。

 

「・・・図書館では、静かにしていただけませんか。

気が散ります。」

 

「あっ・・・ごめんなさい。」

 

「お喋りするなら、食堂でも噴水でもいいでしょう。」

 

そういうと、イヴは去っていった。

 

「あいつ・・・たしか・・・」

 

「あ、怜ちゃんと同じ風紀委員の冬樹さんです。

とっても成績がいいんですよ。

さ、行きましょうか。」

 

そういうと、智花は奥のほうへ行く。

 

「萌木ちゃん、こんにちは。」

 

「南さん、こんにちは。

それと・・・えっと・・・」

 

「ああ、俺は・・・」

 

「良介さんの図書館登録しにきたんだ。

お願いしていいかな?」

 

すると、萌木と呼ばれた生徒はなにか思い出したかのように反応する。

 

「あ!

わ、わかりました・・・ちょっと待ってくださいね。」

 

少し奥に行ったかと思うと、何か持ってきた。

 

「それでは生徒証と、こちらの書類に必要事項の記入を・・・

あとサインですね。

お、終わったら呼んでくださいね。」

 

「ああ、ところで君は・・・」

 

「・・・・・あっ!

わ、わたし、き、霧塚といいます。

霧塚 萌木(きりづか もえぎ)です。

よ、よろしくお願いします。」

 

「俺は早田 良介。

よろしく。」

 

挨拶を交わした後、書類に記入をする。

 

「こ、これで利用登録は終わりです。

後は・・・はい、生徒証があればいつでも・・・」

 

「ああ、わかったよ。」

 

「わたし、なにか借りていこうかなぁ。

良介さんもどうですか?」

 

良介は少し考え込む。

 

「そうだなぁ・・・

自分好みの本があったら・・・」

 

「萌木ちゃん、またオススメしてもらっていいかな?」

 

「うん。

それじゃあ、どんな本が読みたいですか?」

 

「例えば、読んだら魔法の実力が上がるような・・・ないよね、そんなの?」

 

「・・・魔導書じゃねえか・・・」

 

呆れる良介。

 

「【魔導科学の高等応用】なんかどうかな。」

 

「難しそうだな、それ・・・」

 

「えっ?

でも魔導科学って、機械の方じゃ?」

 

「一般的にはそうだけど、分類的には魔法は魔導科学の一分野だから。

実際には魔法の本だよ。」

 

それを聞いて良介は感心する。

 

「へ~、勉強になるなぁ。」

 

「でも高等って・・・だ、大丈夫なのかな?」

 

「ある程度基礎がある人たちって、セオリーもだいたい身につけてるでしょ?

でも逆に、セオリーを逸脱した選択肢を採りにくくなるの。

だから戦い方が一本調子になりがちなんだけど・・・

この本はその【セオリー外】で有用な例を挙げて、理由を書いているんだ。

だから南さんなら、読むだけでいいと思うよ。

基本はしっかりできてるし、後は選択肢を増やすだけだと思うから。

もし難しかったら、一般書で読みやすい【意外と知らない役立つ魔法】。

日常生活の中で便利に使えるテクニックを紹介してるの。

でも魔法をよく知らない一般人向けに紹介してる本だし、

学園生は許可なしで魔法使用はだめだから気をつけてね。」

 

萌木が長々と丁寧に説明してくれた。

 

「(本当に本が好きなんだな・・・)」

 

「丁寧にありがとう。

じゃあ最初に紹介してくれた・・・タイトル、なんだっけ?」

 

「【魔導科学の高等応用】。

じゃあ貸し出し手続きするから、ちょっと待ってて。」

 

「・・・・・・」

 

事細かに説明していた萌木に驚く良介。

 

「あ、ビックリしてます?

萌木ちゃん、とっても詳しいでしょう?

とっても本が好きで、いろんなこと知ってるんです。

良介さんもなにか読みたかったら、オススメ聞いてみるといいですよ!」

 

「そうだな・・・なにか聞いてみるか・・・」

 

萌木が本を持って戻ってきた。

すると、智花はある事に気づく。

 

「・・・ん?

そこに積んでるの、沖縄関連の本?

もしかして、沖縄旅行!?」

 

「ううん、そうじゃなくて・・・」

 

萌木が説明しようとすると、向こうから誰かが萌木を呼んだ。

 

「萌木ー。

全然わかんないのだー。」

 

「あ、リナちゃん。

もうちょっと待ってね。」

 

「リナ、勉強全然だめさぁ・・・」

 

一人の生徒が嘆いていた。

 

「転校してきたばっかりだから仕方ないよ。

早く追いつこう?」

 

萌木が励ますように言った。

 

   ***

 

「ん? 

智花、こいつ誰だ?」

 

リナと呼ばれた生徒がこっちに気づいたようだ。

 

「こ、こいつって言っちゃ駄目だよ!」

 

「いや、別にそんなの気にしないから・・・」

 

「転校生の良介さんだよ。

新しく来たの。」

 

「へーっ。

リナもそうだけど、転校生多いんだなぁ、やっぱ。

リナ、リナっていうのだ。

沖縄から来たさ。

よろしくな。」

 

良介と智花は気づいた。

 

「あ、その本ってもしかして・・・」

 

「ん?

あーっ!

それ、リナが頼んでるヤツ!」

 

リナが大声を出す。

 

「し、しーっ!

しーっ!」

 

すると、イヴがこっちを見てため息をつく。

 

「と、図書館では静かに。」

 

「悪い悪い、忘れてたのだ。」

 

リナは笑いながら謝る。

 

「(反省する気ゼロだな・・・)」

 

「そうだ。

良介、お前、水泳部に興味ないか?

リナが作ったんだけど、誰も入ってくれないのだ。

部員募集中だぞ!

まずは見学に来い!」

 

「あ、おい、そんな声出したら・・・」

 

「・・・・・・」

 

イヴがこっちを睨むように見る。

 

「そ、それじゃあわたし、リナちゃんの補習に戻るので・・・」

 

「あ、うん・・・そ、その方がいいね。

じゃあ、わたしたち行こうかな。」

 

図書館を後にする二人。

運動場の方へ向かう。

 

「えーと、あと行ってないところは、運動部のあたりかな?」

 

「(あれ?

いつの間に部活紹介みたいになってるんだ?)」

 

すると、少し離れたところに一人の生徒が立っていた。

 

「・・・・・・」

 

「あ、瑠璃川さん・・・り、良介さん。

この学園で、1つだけ注意しなきゃいけないことがあって・・・」

 

智花が説明しようした時だった。

 

「あぁ~ん!

あきほぉ~っ!」

 

「・・・はい?」

 

突然叫ぶ生徒に唖然となる良介。

 

「えっと・・・瑠璃川さんの邪魔はしないように・・・」




人物紹介

神宮寺 初音(じんぐうじ はつね)15歳
巨大軍産複合体JGJインダストリーの社長令嬢。
魔物と兵器について詳しい。
莫大なお小遣いと成金の図々しさで、
生徒会に勝手に自分のポストを作ったり親衛隊を募集したりと、
ワガママ放題の学園生活を送っている。

月宮 沙那(つきみや さな)18歳
神宮寺初音の付き人兼教育係。
主人の要望には十全をもって応える理想的なメイドで、
プライベートを全て犠牲にして世話を焼く。
ケーキが欲しいと言えばどこかから取り出し、
危険が迫れば暗器を取り出し…いったいどこにそんな大量のブツを隠しているのか。

楠木 ありす(くすのき ありす)13歳
いつも人形を持ち歩いている無口な少女。
びっくりするほどの引っ込み思案で、
腹話術のように人形を介してでなければまともに話せないほど。
人形は自分を【狂った姫様】と呼び、エセ長崎弁で誰彼かまわずなれなれしく喋る。
どっちが本当の彼女なのだろう。
直接は全然話さないが、人形を介して話す。
その際の口調は悪めだが人との接し方を学んでいる所なので大目に見てあげよう。

音無 律(おとなし りつ)16歳
【ロックな生き様】のパンクロッカー・・・にあこがれている音楽少女。
熱いソウルを求めて今日もバンド仲間を求めている。
歌は結構うまいらしいが、ギターの腕と作詞のセンスが致命的。
いまどき当方ボーカル、楽器弾けないではバンド結成は難しいのではないか・・・

間宮 千佳(まみや ちか)16歳
特異なパーソナリティを持つ者が多いこの学園である意味一番の一般人。
年頃の少女らしく恋愛で頭がいっぱいで、
男子へのアプローチに余念がない毎日を送っている。
魔法使いとして、というより女を磨きたい派の代表。
成績も普通。よくフラれる。

霧塚 萌木(きりづか もえぎ)15歳
いつでも本を読んでいる文学少女。
彼女の読書範囲は【文字が書かれているもの】全般に及び、
絵本を読んでいた翌日、
よくわからない言語の分厚い本を手にしていることも珍しくない。
そのせいか言語学も達者。
妄想癖も完備・・・メガネは?

与那嶺 里菜(よなみね りな)17歳
沖縄生まれの元気っ子で、三度のメシより泳ぐことが好き。
魔法使いに覚醒しなければ【うみんちゅ】になっていたのは間違いない。
もちろん水泳部だが、もはや学園の25mプールでは満足できないらしい。
暇を見ては学園を抜け出そうとしている。

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