ハイスクールD×D~赤龍帝観察日記~   作:ハム☆

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ヒロイン募集のアンケートについて
指摘に有りまして、ヒロイン募集の回は削除し、前話に記載しました。
しかし、期日を書き忘れていました。
誠に申し訳ない!!
ちなみに期日は5月27日14時までです。
長門 「期日まで時間がないじゃないか!この馬鹿野郎!」



8ページ目

『イッセーが彼女の自慢してきやがった。

だけどお前の彼女ボンテージ痴女(笑)なんだぜ?』

 

イッセーが天野夕麻に告られた次の日、

俺と親友イッセーと同じく親友の元…?なんとかと、ま、松……?何故だか名前を覚えることを脳が拒絶しているみたいだ。……これでもちゃんと親友なんだぜ?

まぁ、メガネの河童とボウズとイッセーの彼女(笑)と登校していた訳だが……

うん。変態共(メガネとボウズ)が二天龍に匹敵する殺気を出しながら、血涙流してるよ……ははは、お前らホントに人間?

それでイッセーは鬱陶しくまだピーキャー自慢してやがるので、変態共と俺から一言ずつ言ってやった。

 

「イッセーの裏切り者ぉ!!」

 

「お前だけは、お前だけは許さねえ!!」

 

「ははは、槍にぶっ刺されて死んじまえ」ドズゥ

 

「ぐふぅ!?」

 

おっと!失敬。つい鳩尾にぶち込んじまったぜ。ぶっちゃけトラックと正面衝突するのと同じぐらいの威力で殺っちまったが……まぁ主人公だ。

ギャグパートじゃ死にゃあしないのが定番……ありゃ?白目で泡吹いてるよ?……ハァしょうがない大切な親友を学校まで運んでやるか。……ひきづって。

先程から空気だったイッセーの彼女(笑)である天野夕麻(ボンテージ痴女)に一言挨拶して別れた。

 

さて、時は過ぎ、現在放課後。

我がクラスの教室に学年問わずリア充以外の全ての男子が集まっている。

皆顔が割れないように白い仮面を被っている。……なんともシュールな光景だ。

おいおい、教師もいるよ……あぁ、あの暑苦しい赤ジャージか。赤ジャージのせいで白い仮面の意味がない。

皆が集まった理由は一つ。そうイッセーのリア充化に対する対応だ。

人の噂が広まる速さとは、恐ろしいものだ。

どうやら、この噂を広めたのは、黒髪に灰色の瞳を持った男子生徒らしい。………まったく誰だか皆目見当つかないぜ。( ´∀`)

 

しかも、お集まりの皆様からは、殺気、鬼気、邪気、覇気、闘気、狂気、仙気が感じる。あ~え~と、あれだ。朝も使った言葉だが敢えて言わせてくれ。

お 前 ら ホ ン ト に 人 間 か?

こいつらだけで世界が取れる気がする。

天使、堕天使、悪魔でも泣いて逃げ出すだろう。

そんな空気を醸し出しす皆様の前、教壇に出て、言葉を発する。

「あー本日 ”リア充抹殺特殊大隊”の同士諸君に集まって貰ったのは他でもない。我が校に巣くう性欲の権化兵藤一誠のリア充化だ。

現在、変態イッセーに彼女が出来たなどと言う噂が出回っているが、これは、事実だ!現に私や他数名の同士がこれを目撃している。

つまりは、だ。同士イッセーは我々 リア充抹殺特殊大隊の鋼鉄より硬い血の掟を破った裏切り者である!!

そこの隊員A!我ら リア充抹殺特殊大隊の血の掟第1条を言ってみろ!! 」

 

「はっ!!我々は愛に生きるのではない!!哀に生きるもの!!愛に生きたければ、隊長や隊員達の了承を得ること!これを破りし者には血の粛清を!!!」

 

「そうだ!!この掟は絶対である!例外はない。して、同士諸君、君達は何故変態イッセーなんかに彼女が出来たのかと怒りを感じているだろう。何故アイツが!何故自分には彼女が出来ないのかと!!何故自分を見てくれないのかと!!

だが私は知っている。同士諸君の1人1人が影で自己を研鑽し、高めていることを!!」

 

「「「そうだ!そうだ!!」」」

 

「私はすでに学校生活を同士諸君の幸福とリア充共への哀に捧げた。だが同士諸君には、まだ愛に生きる資格がまだある。

しかし、私が許せないのは同士達の了承を得ずにリア充化したこと!!故に我々は粛清しなければならない。さぁ、武器を取れ!!」

 

「「「うおぉぉぉぉぉぉ!!」」」

 

俺の指示通りに武器を取り出す同士達。

シャーペン、ボールペン、カッター、木刀、鉄パイプ、ハンマー、警棒、スタンガン、サバイバルナイフ、釘打ち機、改造エアガン、チェーンソー、神器って………あれ?後半は洒落にならんよ?てか最後の奴!完全に殺る気だよ。何故所持してる?

 

「よろしい。諸君らの熱意は伝わった。そして忘れてはならないことがある!

隊員T!リア充抹殺特殊大隊の血の掟第57条を言ってみろ!!」

 

「はっ!!粛清とは、正義の戦いである。しかし、正義には、常に誇りと責任を伴うものである。故に自分の行いに誇りと責任を持つこと!!」

 

「ご苦労。そうだ!我々の戦いは正義である。哀を忘れ、愛に走ったイッセーに再び哀を取り戻させるのだ!!イッセーはすでに屋上に捕らえて置いてあり、救急車も手配済みだ!」

ここで俺は某悪逆皇帝の如く言う。

「今こそリア充抹殺特殊大隊隊長として、命じる!!その白き仮面を裏切り者の血で染め上げろ!!!全軍出撃!!!! 」

 

「「「イエッサー!!!!!」」」

 

俺の号令と共に教室から隊員達が飛び出していき、教室に1人残った俺はさっさと仮面を取る。

 

「いや~馬鹿を使って遊ぶのは楽しいね。ついでに精神支配系神器の練習が出来て万々歳だ。」

 

教室の隅にいた女子が尋ねてきた。

 

「あの~長門君?どうにかしなくていいの?」

 

「どうにかしなくていいし、どうにかするつもりもない。彼等は、自分の行いに対する誇りと責任を持ってるんだぜ?仄めかしたのは俺でも、アイツらに強制はしてないし、そして最終的には自分で襲撃しに行った訳だ。つまり………」

 

「つまり?」

 

『僕は悪くない。』

画面の向こうの皆様に殺される覚悟で裸エプロン先輩のセリフを言ってみた。反省はするけど後悔はしないのだが……

一度言ってみたかったんだよ。そこを理解して頂けると嬉しい。

そして、目の前の女子も乾いた笑いをしている。

 

「あ!そうだ。駅前に美味しいスイーツのお店を見つけたんだけど一緒に行く?」

 

ここでフツメンスマイル。木場君がやればイケメンスマイルなんだが……残念だが所謂はフツメンあまり効果はない。

……え?学校生活を哀に捧げたんじゃないかって?………なにそれ美味しいの?

……責任?そんなもの犬に食わしてしまえ!!

 

「っ////うんっ!一緒に行こっ♪(何時もは裏がある感じの笑い方だけど、普通笑っていたら可愛くて、保護欲が湧くんだよね。)」

 

うん。きっとスイーツに釣られたんだ頬が赤く見えるのは気のせいに違いない。

 

その後、一緒にスイーツを食べにいったのだが、後日、蒼那にバレて何故か「私も連れて行ってください」と言われ、スイーツを食べに行ったのはまた別の話。

……イッセー?半殺しならぬ九割九分九厘殺しされてたよ?……お気の毒に(笑)

 




長門は意外と隠れリア充だった……裏切り者が!!o-_-)=○☆

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