ORISHU   作:ディア

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ORINUSHIで死んだオリキャラが出ます。詳しく知りたい人は改訂版まで待ってて下さい…


第二話 アカデミー入学に向けて…

カガミSIDE

私の誕生日からおよそ2ヶ月がたった。今、私は光影執務室にいる

「さてと…カガミ、早速だが4月からアカデミーに通え。」

「はあ…しかし私は木遁は使えますし、医療忍術も一応使えますよ?」

アカデミーに通う意味がないのでは?と私はそう思った。

「まあ、聞け。お前は同世代の中では1番強いだろう。アカデミーに通う必要もないが、友が欲しくはないのか?」

「…」

そういう事か…私をアカデミーに通わせて友達を作れと言う訳か。

「そういう意味でアカデミーに行けと言うことだ。」

「しかし…大丈夫なんですか?」

「何がだ?」

「アカデミーで学年主席をとっても。」

「出来るならとって貰いたい。その方がアカデミーの為にもなる。」

出来るならと…言われても私は元々転生者だから簡単なのだが…

「わかりました。」

 

「アカデミーに入る前にこれを読んでおけ。」

そう言われて出されたのは大量の本だった。

「これを読むんですか?」

「そうだ。これを全て覚えておけ。これ位は覚えて貰えないと困るからな。」

その本の量は…厚さが3cmの本がおよそ20冊位だ。

「わかりました。この本全て覚えて来ます。」

「それじゃあ、もう良いぞ。」

そうして私は退室した。

 

さてと、これを全て覚えて置かないと転生者達に勝てないし頑張るか。

「え〜と…何々、『忍の武器の一つチャクラについて。チャクラとは身体エネルギー(自分の身体にある燃料)と精神エネルギー(主に想像力や精神力などの力)を練り混ぜたものである。チャクラを作るには自分の身体エネルギーと精神エネルギーを自分の髪型にあわせて混ぜると出来る。チャクラと髪型の関係は別冊【髪型とチャクラについて!】を参照。』…なるほど、要するにチャクラはRPGのように元からあるわけでは無く誰にでも出来る訳か…」

「そうよ。」

誰だ!?そう思って振り返ると金髪の女の人が立っていた。

「誰だ!?とでも言いたげな顔ね。まあ、会うのは初めてだからしょうがないけど。私の名前はアール。よくあーる(アール)名前だYO!」

「今のはダジャレ…?」

「そこはスルーしなさい。」

「それにしても何のようで?」

「玄間に貴方が困っていたら助けて欲しいと頼まれたからわからないことがあったら聞きなさい。」

「父上と貴方はどんな関係なんですか?」

もしかして、夫婦とか…あり得るかもしれない。最近仕事で女絡みもありそうだから…

「母親と息子よ。」

その答えは私の予想の斜め上を行っていた。

カガミSIDEEND

 

雷遁女神と言われたアール。しかし、氷河輪廻(イレギュラーによって倒された女)こと転生者の1人にやられ死んだ。その為、彼女は穢土転生によって蘇ったが戦闘の為に蘇ったのではなく育児の為に蘇った。

「しかし、若いですね。」

その理由は死んだ時の年齢で蘇った為である。

「まあ色々とあったから。(実際は死んでいるからね…穢土転生の術を使って戦闘ならまだ良いけど育児に使うのは斬新ね。)」

「ところでお祖母様。これがよくわかりません。」

「ん?ああ、これは…(以下略)と言う訳。わかった?」

「はい。わかりました。」

とこんな調子でアカデミーに入るまでカガミはアールとのひと時を過ごし本の内容を全て覚えた。

 

3月28日

〜アカデミーの一室〜

ここアカデミーであることが行われていた。

「これよりアカデミー特待生の選抜試験を始める。」

そう。アカデミーの特待生を選ぶ試験だ。カガミももちろんいる。

「ここにいるのは360名以上の特待生希望者だ。合格者は僅か20名…その数に怯えたならとっとと辞退しろ。」

合格率約5.5%という驚きの低さ。現実で例えるなら日本の司法試験予備試験よりも合格率が低い。当然性質変化が一つ出来るだけなら受けに来ない。なので少なくともここにいるのは性質変化が二つ以上出来るのが当たり前である。それに加え、何が出来るかというのがキーポイントである。

 

「では最初に面接を始めるので受験番号1〜5番の者は教室150号室に来なさい。」

最初は面接だ。しかし、ただの面接ではない。いくまでに幻術がかかっており、しかも引き連れていく忍びも違う教室に連れて行くため尚更、性質が悪い。違う教室に着いたら不合格を言い渡されてそこで試験は終わりとなる。

 

「受験番号1番の方は何ができますか?」

「僕は火遁と水遁、それに幻術が得意です!」

次に面接官が特待生希望者に対して何が出来るのかを聞く。

「では…幻術を私にかけて貰えないかな?」

「わかりました。はっ!」

性質変化以外に得意なものを面接官が実際に得意かどうかを確かめる。

「では皆さんは明日は教室100号室に来て下さい。」

ここまで辿り着くことがこの面接の目的なので、得意なものを確かめる意味はない。強いて言うなら最後の試験に影響する位だろう。

 

アカデミー特待生希望者は360名いたのがもう100名位になってしまった。

「これより、第二次試験を始める!筆記テストだ。ルールは通常と同じだが上位40名がこの試験の合格者となる。ちなみに言っておくが、前回の合格者の最低点数は…100点中86点だ。時間は50分…始めろ。」

そのテストの中身は戦闘系の問題が5割。4割は座学の問題。残りはボーナス問題で初代光影の名前やこの試験が受かる人数などを聞いている。

もちろん、カガミは本の中身全てを暗記したため楽にできた。第二次試験後、合格者の名前にカガミが載っていた。

 

「第三次試験は試合形式で戦ってもらう。勝ったら合格となり負けたら不合格となる。敗北条件は棄権、気絶、死亡。あるいは審判に止められた場合だ。」

しばらくして…

「では次。千手カガミ対ナナシモブの試合を始める。」

カガミのアカデミー特待生合格をかけた試合が始まった…




次回、戦闘シーンを入れようと思ってキリのいいところで終わりにしました。それにしても…ネタが思い浮かばない…

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