ORISHU   作:ディア

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初っ端からORINUSHIを知らないと無理な内容があります…
それよりもORINUSHIのロックが外れません…
このままだと永遠に解かれそうにないので改訂版を作ろうと思いますがやった場合は更新が超ノロノロペースになりますのでORISHUが第十話になるまでは出しません。


第一話 誕生日プレゼント

玄間SIDE

もう、話す事になったのか…真実を。

「父上?どうしました?」

「いや、何でもない。」

俺は転生者だ。しかも閻魔や天照によってさせられた。カガミもチート転生者らしいが何でも月読に拉致当然の転生らしく、しかも原作知識なしの状態だ。下手に原作知識があるよりかマシだがその分俺達が教えなければならない。その上、多くの素戔嗚転生者を殺せと言われた。その事については…シロイと別れた時に閻魔や天照に聞いたことだ。

 

〜回想〜

5年前、シロイは双子を産んだ…

「よくやった!シロイ!」

俺はそう声をかけた。しかしそれがシロイと別れる原因になる。

「何言っているの!?双子は不幸の元なのにどうして喜ぶの!?」

そう、双子を大変嫌っていた。

「そんな物は迷信だろ?」

「迷信じゃない!私の一族は双子ら不幸を呼ぶと言われていて実際に私の一族の中で双子が生まれて以来食糧危機になったり、大地震が起きたりしたのよ!!」

 

それから口論が続き、明日へと延長された。

 

「遅いな…おい、暗部はいるか?」

「はっ!何でしょうか?」

「シロイを探してくれ。」

「わかりました。」

そうして、暗部に捜索させ10分後のこと…

「大変です!」

「どうした!」

「シロイ上忍が里を抜けたそうです!」

それを聞いた時は青ざめた。天隠れの里の情報がばらまく恐れがあると言ったが、実際は生まれた双子をシロイが連れ去ったと思い、至急、上忍以上の忍び達を集めシロイを捜索させた。

 

その後、娘はベットで寝ていたが息子はいなかった。シロイは息子を連れ、里を抜けたことがわかった。

 

「光影様!」

「どうした!?」

「シロイ上忍が木の葉隠れの里のところで死にかけているのがわかり、至急暗部全員を向かわせたのですがそこにはもういませんでした!その後いくら探しても見つからず行方不明となりました。」

なに…!木の葉の連中か!

「失礼します!」

「今度は何だ!」

「大蛇丸が里内に不法侵入しています!」

「クソ!こんな時に…ええい!半蔵に任せる!」

「わかった。あいつごときなら簡単だ。」

 

その後俺はどうするべきか天照達に相談した。

「なるほど…まさかそういう事になっているとはね…」

「だからと言って、シロイ1人の為に娘を殺す訳には行きません」

「それは里をあげてシロイを探した奴のいうセリフか?」

「あれはシロイが里内の情報を漏らす危険のあったからやったことです。」

「だけど、貴方の娘、転生者みたいだね。」

「えっ!?」

「しかも男…だからと言って私達は転生させてないよ。転生させたのは月読。」

「月読?と言いますと天照の弟で?」

「その通り。」

後ろからいきなり声が聞こえた。

「驚かないのか…まあ、忍びをやっていればそうなるか。」

「貴方は?」

「俺は月読。夜の神さ。」

「貴方が…でも何で転生者を出したんですか?」

 

「それについては私が説明するわ。この前、素戔嗚の話しをしたよね?その素戔嗚の目的が死の神…イザナミを貴方の世界に蘇させるのが目的…」

「?どういうことだ?」

俺は訳がわからなく質問した。

「イザナミがこの世に出てきたら地獄に行った人達はもちろんのこと、妖怪までもが貴方の世界にやってきてその世界の人達を皆殺しにする…それだけならまだ良いけどイザナミの力で地獄のいた人達は全員チート転生者並のスペックを持っているわ。しかもその世界でイザナミの気が済んだら他の世界に行って大暴れしての繰り返し…」

最悪じゃないか!下手したら原作世界や俺がいた世界もそうなる!

 

「そんなことは絶対にさせない!どうすれば良いんだ?」

「貴方は貴方の世界のイザナミの封印を守って欲しい。あるいは素戔嗚転生者の抹殺。」

「封印?どこにあるんだ?」

「十尾が完全復活したときにイザナミが復活する。」

「何だと!?あれは六道仙人がやったことじゃ…?」

「実は一回だけイザナミが復活しかけたことがある。その鍵となったのが十尾だ。六道仙人は偶々、十尾をそれぞれの尾獣にわけて十尾に鍵の意味をなくした。」

「なるほど…それはそうとカガミが何歳になったらここに連れてきた方がいい?」

「5歳だ。その時期がちょうどいい。」

「わかりました。では…」

〜回想終〜

玄間SIDEEND

 

玄間はカガミの5歳の誕生日まで普通に過ごした。そして今日、1月25日。その誕生日の日となった。

「誕生日おめでとう。カガミ!」

ここにいるのは、5人…1人目はカガミ。2人目は玄間3人目は祖父の天間4人目は高祖父のマダラ。そして、最後の1人は…

「ありがとうございます。柱間高祖父様。」

そう、かつて忍びの神とまで言われた千手柱間だ。しかし、柱間は孫どころか玄孫まで甘かった。

「俺からの誕生日プレゼントだ。」

 

「これは…木刀?」

「そうだぞ。俺の木遁で作った木刀だから普通の刀よりも硬いぞ。」

天間はそんなもので喜ぶか!と心の中で叫んだが

「柱間高祖父様。ありがとう。」

「いやほぉー!やったぞ!」

「「「(カガミ以外だったら絶対に嫌われているな…)」」」

この場にいる3人がそう思った。

 

天間やマダラの誕生日プレゼントはカガミに渡し終わって、残りは玄間のプレゼントとなり…

「俺の誕生日プレゼントはこれだ。」

「これは…手紙?」

「寝る時に読んでおけ。」

「わかりました。」

 

その夜…

「父上が手紙を読んでおけと言っていたな…読んでおこう。…何だ!?」

カガミが手紙を開けると急に景色が白くなり、声が聞こえた。

「千手カガミでいいのか?」

「貴方は?」

「俺の名前は月読。お前を転生させた神さ。」

「その神が何用で?」

「俺もお前に用があるがそれ以上に用がある奴がくるから少し待ってろ。」

「?」

「カガミ。」

「え?父上?」

「そうさ。お前に用があるのは俺だ。」

「どうしてですか?」

 

「カガミ。お前は天隠れをどう思う?」

いきなり玄間がそんな質問をしてきた。

「…良い里ですね。迫害が全く無くて、素晴らしいと思います。」

カガミは素晴らしいと答えた。

「そうだろう?だが、それがある者達によって潰されたらどう思う?」

「腹が立ちます。」

「それを防ぐために(以下略)」

その後玄間は、自分達が素戔嗚転生者達を殺すことをカガミに説明した。

 

「と言う訳だ。だから、協力してくれるな?」

「もちろんです。父上。」

「そうか…すまない。」

「さてと、お二人がたにチートを与えて、俺の仕事は終わりだし…後は姉貴の仕事だ。じゃあな。」

2人は闇遁を貰って、朝を迎えた…


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