ひといずin Angel beats!   作:堂上

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自分のいたらなさを痛感して続きを書くか迷ったのですが、やはり最後まで書きたくて再開しました。
これからもよろしくお願いします


第13話

俺達はまたもゆりに呼び出され、本部に集まっている。

「ゆりっぺ、新人も入ったんだし弾薬を補充したら?」と、大山が発言する。

「それもそうね。じゃあ今回は、ギルド降下作戦よ」とゆりがオペレーションを告げると、音無がブルブルと震えているので、どうかしたのか?、と聞くと「高いところは苦手で…」と言う。

すると「何言ってんのよ。空から降下するんじゃなくて、地下に降下するの」とゆり。「ああ、なんだ地下か…って地下?!」と音無がツッコミをいれる、ゆりは、そうよ、と素っ気なく返す。

 

ゆりはどこかに無線で連絡を入れている。

『おお、ゆりっぺ!』となんだか朗らかな声が聞こえてくる。

「今夜ギルドに向かうからトラップは解除しといてね」と言うと『わかった。今日だな。待ってるぜ~』と無線の向こう側から切り、ゆりはこちらを向く

「じゃあ、今夜このメンバーでギルドに向かうわ」と告げる

 

このメンバーか、つっても岩沢がいない以外いつものメンバーじゃん、と思いつつ周りを見渡すと、案の定、出夢は目を輝かしている。

「おいゆり!トラップってなんだよ!?楽しそうじゃねえか!」とゆりに問う

「天使用のトラップよ。残念だけど、トラップは解除されてるから見れないわよ」と呆れた様子で出夢に言う「んだよー。つまんねえなぁ。それ僕行かなきゃ駄目?」と既にテンションが下がってる

「はいはい、文句言わないの。銃やら弾薬やらを持って帰って来るには人員がいるのよ」と、正論のゆりに出夢はまだぶうたれてる。

そんなことにお構いなしのゆりは「とりあえず。今夜ギルド降下作戦をするわよ。オペレーションスタート!」と宣言する

 

ー体育館内ー

体育館の舞台のなかにあるパイプ椅子やらをどけると、そこには隠し階段が続いていた

じゃあ入るわよ。とゆりが先頭で入っていく。

 

地下は暗くてライトを灯すと「待っていたぞ!」と大きな声が聞こえる。

…野田だった。

「うわ、アホだ…」

「なぜ待つ必要が…?」

「野田くんはシチュエーションにこだわるタイプなんだよ」

「意味不明ね」

などなど色んな言葉を浴びせられてるのにはまったく気付かないのか「俺はお前等を認めてない!」と俺達を指さして言う

音無が「別に認められたいと思ってない」と冷静に返す、俺と出夢もうんうん、と同調する

「なんだとぅぁぁぁ!」と野田が俺達に襲いかかってくる前に何かに弾き飛ばされた。

 

ゆりは「臨戦態勢!!」と皆に命令する

「どうなってんだ?トラップは解除してるはずなんじゃ?!」と音無が問うと

「ええ、そのはずなのに解除されていないということは、天使が侵入しているはずよ」と冷静に現状を説明する

「どうする?引き返すか?」と普段と変わらず茶化したように言う日向

「…進軍よ!」と言うゆりに「そうでなくちゃ!なあ、人識!ぎゃはは!」と出夢のモチベーションが急激に上がった。(……こりゃ、被害がでるぞ…)

「行くわよ皆!」と言うゆりのあとに続く俺達

 

ーB3ー

とりあえずトラップをかいくぐり、下に進む俺達。

 

「そういやあ、トラップってどんなのがあるんだ?」と当然な疑問を聞く音無

「いろんなのがあるぜ~。ま、楽しみにしてな」と軽いノリで返す日向

「そんなの楽しみに出来んのは出夢くらいだっつーの」はあ、とため息をつきながら言う俺

「なんだよとっしー?もしかしてブルっちまったのか?」と挑発してくる出夢

「あ~?んなわけねーだろ。ただ…「来るぞ!走れ!」…はあ?」返答していると椎名の叫びに俺の台詞が阻まれた。ちょっとショック…。

などと考えてると後ろから、ゴゴゴゴゴゴ、と音が聞こえてくる。振り返ると、そこには巨大な鉄の塊が転がってくる。

「出夢!」と叫ぶと「ぎゃはは!あ~いよ~」とヘラヘラ笑いながら鉄球に向かっていき

「暴飲暴食!」と両手の平手打ちで鉄球を破壊する。(へぇー、両手バージョンとかあんだ)とのんきに考えてると横から、はうっ!と言う声が聞こえ、そっと見てみると…高松が転がっていた。どうやら、破片が顔面に直撃したようだ

「ぎゃはは!避けろよな~だっせぇ~」と出夢は他人事だ

「おい!しっかりしろよ!高松!」と音無が高松をゆすっている。

「落ち着けって。死にゃあしねえから」と日向が言う

「しょうがないわ。高松くんはここにおいて進むわよ!」と言うゆり

了解~、と日向たちは返事をして進む。音無は後ろ髪を引かれつつといった感じに進む。

(どうせ、こんなんじゃすまねえんだろうな…)と心の中で確信しつつ俺も歩を進める


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