ひといずin Angel beats!   作:堂上

1 / 50
第1話

「んあ…?どこだここ…?」

出夢が目を覚ますとそこは見知らぬ学校だった

「それになんで僕は制服なんて着てんだ?」

(この制服は人識の学校のでもないし…、まあ人識とは決別しちゃったし当たり前だけど)

「あれ?…そういや僕って人類最終に殺されたはずなんだけどな?」

 

出夢が考えてるとそこに

 

「そこのあなたーー!!」

 

校舎の方から活発そうな1人の女子が走ってきた

 

「な、なんだ?僕を呼んでんのか?」

「そ、そうよ!ようこそ、死んでたまるか戦線へ!」

女子は息を切らしながら勢いよくそう言った

 

「死んでたまるか戦線?」

「そうよ!まあ戦線の名前はころころ変わるんだけどね」

「ぎゃはははは!なんだそれ!んー、入るかどうかの前にさ、ここどこ?僕死んだはずなんだけど?」

 

そう聞くと少女は「死んだ世界よ」と言った

 

「ぎゃはは!…そっか、これで納得いったよ。いいよその戦線に入ってやる」

そう出夢が言うと少女は

「そう!よかったわー、最近人員不足だったの!」

少女は喜んでそう言った、そして「それであなた名前は?」と聞いた

「僕は匂宮出夢」

「出夢さんね、わかったわ。私はゆりよ、よろしくね」

「ぎゃははは!ちょっと待ってよゆり、僕は体は女だけど心は男だからくんでよんでくれよ!」

出夢がそう言うと「??……そう、なの?わ、わかったわ、じゃあ出夢くんね」と言った

「そうそう」出夢は機嫌よさげにそう言った

「出夢くんは生前の記憶がはっきりしてるのよね?」

「?、ああ、そうだけど?」出夢が怪訝にそう言うと

「じゃああなたは何が未練でここに来たのかしら?あまり未練とかとは関係なさそうな感じだけど」

(未練か…、まあ、あいつの事だろうな)

「多分、僕の未練は零崎人識っていうやつのことだと思う」

(そう、僕等は決定的に決別したんだ、僕はまだあいつの事を引きずってる)

「ふーん、変わった名前の人ね、友達?」

「…わかんない、僕からあいつとの縁をズタズタにしちゃったから」

 

「…そう、いつか吹っ切れるといいわね」

「ぎゃはは!そうだな!」

ところで、と出夢は聞いておかなければいけないことを聞くことにした

「その死んでたまるか戦線ってのは何すんだ?」

ああ、そうね、とゆり

「うーん、それは作戦本部についてから説明するわ、そこで他の仲間も紹介するわ」

じゃ、ついてきて、とゆりが先導するのでそれについていく、すると

 

「おーい!ゆりっぺー!新人確保したぞー!」

と青髪の優男が走ってきた

「ほんとに!?でかしたわ!日向くん!」

(新人?…僕と同期ってことか?……って、あいつは!)

優男の隣には髪はまだらにそまり顔の半分は禍々しい刺青で覆われ背は男にしては低い出夢のよく知る零崎人識がいた

 

「人識!?」 「出夢!?」2人は同時に反応し、驚きを隠せなかった

「え?人識くんってさっき話してた?」 「出夢?さっき言ってたやつか!?」

(さっき言ってた?…人識が僕のことを?)

「人識!なんでお前がここにいるんだ!?」

出夢が問うと人識は

「なんでって言われてもなあ」


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。