魔術師……今この場にいる大多数はそのような者は
「さて、今度はこっちの質問だ……つっても1つだけなんだがな。構わないな?」
「構わないよ。今束さんは最高にハッピーなんだから」
ウザったいぐらいのハイテンションでそう言った博士に対し
「混沌は
空間に含まれている魔力が少なく、魔力を持った者も少ないこの世界。しかもかの夢を見ている神の世界ではないこの世界、いかに莫大な魔力を持った混沌でも多量の魔力を消費したであろう。空間に含まれている魔力で魔力を回復させようと思ったとしても、微量の魔力しか無く魔力の回復もままならなず、形も不確定な靄のような存在となった体。ゆえに他人の体の中に入り込むという芸当ができたのであろう。それが何時行われたかのかと、彼は聞いたのだ
「そうだね、確か白騎士事件の少し後ぐらいかな」
「だいぶ昔だな……5、6年前にはもう居たのか、あの混沌」
「そうだね、束さんとは意識が別々だったけど、時々知識が流れてくる事があって、それで魔術について知ったんだ」
「なるほどな、それで白式の内部コードに機械化翻訳の魔導言語が書いてあったわけだ」
織斑がぎょっとした顔をするが2人は気にせずに話を進めていく
「おお、さっすが~。一般的な魔術師じゃあ読めない様にしておいたんだけどねー」
「流石にあのくらいわな……ま、あんたに聞きたいことはそれだけだよ。時期によってはこの世界にまた偏在を送り込んでくるまでの時間があると思ったんだが……こりゃ次アイツ見た時は準備万端でくるな」
ため息をつき、今まで黙っていた彼らの方に向き直る
「さて、次はお前らだ。俺が答えれる範囲で答えてやるよ」
「あ、じゃーまず私しつもーん」
「あ〝ぁ゛?てめぇは論外だ。黙っとけエイン」
えー、と言っているエインを無視し
「はい、他には?」
「あ、じゃあ僕いいかな?」
「ほいほい。何が聞きたいデュノア」
「うん、君の名前を呼んでる人の質問をなんで断ったの?信頼してる人にしか名前で呼ばせてないって話だったから断るのはおかしいと思ったんだけど」
デュノアの質問に彼は
「あー、お前らの前で言えないような事を聞いてくるからだな。そいつこっち側で身内だし」
「「「「「「「は?」」」」」」」
彼ら全員が頭の上に?を出しているので
「エインこっち来い」
彼はエインを手招きする。エインは
「はいさー」
肯定の返事を返し立ち上がり彼の近くに行き腰を下ろす
「こいつは付喪神
「やだー、もう照れるじゃない父さん」
2人そろってハッハッハなどと笑い声を上げている中、彼らはあまりの驚きに数十秒間固まっていて、その後
「「「「「「「え、えええええええええええええええええええええええええ!?!?!?!?」
驚愕の声を上げるのであった。
840字超えたあたりからの展開をどうするかに悩み投稿が遅れました。次回はどうなるだろう?