その無限なる時の旅路~無限の空~   作:黒水 晶

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第14話:悩み事

――――――――――――――――――翌日――――――――――――――――――――

 

朝周囲の女子の談笑を聞きつつ彼は内心頭を抱えていた。昨夜位相世界を解体し部屋に戻り待機させていた式を消し、これからでも占ってみようなと思い卜占キット(陰秘学科内占いサークル発売$35.62)を結界を張って火災警報器が反応しない様にして行ったのだがその結果が

 

『道具不足による失敗って……いつか外なる神でもやって来るのか?それだったらちょっとヤバい……の前にお前が壊れるか』

 

『是。外なる神が放つ狂気までには対応していない』

 

『そうなんだよなぁ……なかなか苦労して魔術回り製作したからお前を壊したく無いんだよなぁ……はぁ鬱だ』

 

そう、失敗である。神の位置に限りなく近くにいる彼が自身の事を占いその結果が、いつか道具が足りなくて失敗するよ(意訳)である。普段ならば注意などそのような結果になる。ゆえにこの占いの結果である失敗というものに頭を抱えているのだ。

 

『外なる神なんぞ普通に考えて混沌以外こっちに来る事自体ありえないし混沌も遭遇確率極低だから対応させてないし、外なる神に対応させようにも4,5ヵ月は掛るし、あぁどうしよう』

 

『がんばれ』

 

彼女自身も励ます事しか出来ず励まされるとさらに思考の深みに埋まっていく彼であった

 

ちなみにこの間に一夏のセカンド幼馴染が登場していることをここに記しておく。

 

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午前の授業中

 

『なんだったらいっその事置いてきた魔導兵装を全部送ってもらうか……だけど日本は銃の単純保持でも違反になるしIS用の兵装ですって言っても明らかに人間用のサイズだし…うーん』

 

思考の深みにどんどんと落ちている彼は、織斑先生が発表に彼を指名したことに気付かなかった。それゆえ

 

「今は授業中だ。馬鹿者」

 

ズドン!!!!

 

いつも他の者を殴っている時の音よりも大きな音をたてられ彼は

 

「すみません以後気を付けます」

 

と答え、思考を2つに分化し一つは授業一つは思考にし、これ以後殴られることは無かった。

 

なおこの午前中の間にオルコットと篠ノ之は山田先生に注意5回、織斑先生に3回殴られている。恋する乙女の学習能力の無さに驚きである

 

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織斑が恋する乙女×2に文句言われているのを尻目に彼はいつも通り教室を出、屋上に行き、入口の上のスペースの真ん中に座り作ってきた弁当を食べつつ思考を続行

 

結局この日出した結論は………その時が来たら対処すればいいか。と言うものに落ち着いた。

 

その結論に反論したAIが居るとか居ないとか

 




最終的にブン投げたのはAIは修復すれば問題なし。多少の被害に目をつぶれば十分いけるとの考えのためです

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