‐追記‐
改行してみました。読みやすくなってると良いな。
少女は、ただのか弱い一人の人間であった。
初め、少女はこの世界の狭さに疑問を持った。何故自分達はあの壁の向こうにはいけないのだろう? あの壁を越えた向こうにある広い世界に出れば、さぞかし走り回る事が出来て楽しいだろう。自分が大好きな木登りも、壁の向こうにある木を使えば沢山出来るだろう。ヤギの乳を飲みながら、少女は両親に尋ねてみた。
そんな少女に、両親は慌てた。
壁の外には、怖い怖い巨人がいるんだよ。
両親は少女にそう告げた。外に出れば自分達よりももっと大きな巨人がいて、その巨人達は自分達人間を食べるために外で待っているんだ、と。
少女はとても残念に思った。その巨人達がいる限り、自分は壁の外に出る事が出来ない。もっと楽しく遊びたい、走り回りたい、高いところから色々なものを見てみたいと感じていたからだ。
その巨人はお父さんより大きいのか?
その疑問に、両親は是と応える。自分達の何倍も、何倍も大きいのだと少女に伝える。
でも、私は外に出てみたいんだ
少女の願望に、両親は怒声で応えた。それは怒りを自分に向けているのではなく、自分を心配するからという事くらい少女にも理解出来た。だから、少女は両親の前では外に出たいという願望を出すのをやめた。
だが、少女は諦めた訳ではなかった。何か目標があって外に出たいという訳ではなく、ただ単純に外を見てみたいからという理由で、どうすれば外に出られるのかと考えてみた。壁を見学しにいったところ、何人か警備兵がいたので、上に登って壁の外を見る事が出来ないかと尋ねてみた。が……
「残念だけど、お譲ちゃんを上に登らせる事は出来ないんだ。規則だからね」
その一言に、少女は目を見開いて驚く。外に出れないという事は知っていたが、外を見る事も出来ないとは思わなかったのだ。落胆する少女の姿を哀れに思ったのか、警備兵はバツが悪そうに口を開く。
「そもそも、何で外を見たいんだ?」
理由はない、ただ見たいだけなんだ
そう言うと、警備兵は困ったように頭を掻く。すると、隣で水を飲んでいたもう一人の警備兵が少女を見ながら口を開いた。
「そんなに外が見たけりゃ、兵団に応募してみりゃどうだ? 壁の補修とか警備とか、そういうので壁に昇る機会が沢山あるぞ?」
「おい、下手な事を言うもんじゃないぞ」
「いいじゃないか。別に外を見たいって言ってるだけだ。調査兵団に入りたいと言ってる訳でもないだろ」
「それは、まぁそうだが……」
警備兵の話に、少女は成程と相槌を打った。確かに壁の警備などにつけば昇る機会があるだろう。何より、募集する人は少ないとも聞いている。それならば自分でもなれるのではないか? と少女は考えた。
二人に礼を言い、途中でヤギの乳を買って家に帰ると少女は両親に告げた。自分は兵団に入って、壁の仕事に就きたい、と。
両親は初め驚いた様子だったが、すぐに納得した。先日少女を怒鳴りつけた事が負い目となっていた事もあっただろう。しかし駐屯兵団であれば、危険は殆どない。極稀に壁から落ちるなどの事故が起こる事はあるが、それでも本当に稀な事故だ。そうして仕事に就き、外を見る事が出来れば娘も満足するだろう、と考えて両親はその選択を了承した。先程買ってきたばかりのヤギの乳を飲みながら、少女は笑みを浮かべた。
それからしばらく経ち、少女は成長して両親の仕事を手伝いつつ、兵団に応募する事の出来る年齢に達していた。この頃、既に少女と同年齢だった者達は兵団に所属するか、開拓民として生きるかの選択を迫られる。が、駐屯兵団はタダ飯喰らいと呼ばれるほどの堕落っぷりであり、調査兵団は人を殺すために外に行っていると言われていた。その為、この時期の人間は後ろ指を指される事を恐れて基本的には開拓民としての人生を望む事の方が多い。それは本人だけではなく、家族もその対象になる事が多いためである。
少女が兵団に応募する事旨を両親に伝えると、両親は本当にそれで良いんだね? と確認をとった。無論、少女の夢を壊すために言ったことではない。少しくらい他人に文句を言われる事くらいは良いのだ。ただ、自分達の娘が本当にその決断を後悔しないのかという確認である。少女は朝に毎日飲んでいるヤギの乳を飲みながら、それが自分の望む事だと告げた。その一言に両親は笑みを浮かべ、それ以上言う事はなかった。
兵団を望む者は少なく、簡単な適性試験を受けて少女は兵団の訓練所へと送られた。が、少女の想像していたよりも、兵団の訓練は簡単なものであった。走り込みは毎日の様に走っている少女には苦にも感じない距離だったし、高所での訓練も木登りが趣味(というか高い処が好き)な少女は逆に楽しいと感じた位だ。それでも脱落していく同期の人間に対し、少女は毎朝飲んでいるヤギの乳を飲みながら首を傾げたものだった。
「では、立体機動装置の訓練を始める」
そう言って教官が出した装備に、少女以外の周囲の人間がざわつく。そう、この頃は立体機動装置は必須の訓練というものではなく、調査兵団を望む極少数の者達が行うものであったからだ。そう考えていた者達がざわつくのも仕方のない事だろう。
「貴様等静かにしろっ! 確かに、これは必須という訓練ではないが、適正は見なければならん。まずは適正確認の為に向こうにある器具を使用する」
そう言って教官の指さした方向には、木で組まれた謎の物体があった。中央にはワイヤーらしきものが垂らされており、それを巻き取る装置も確認できる。
まるで井戸にあって汲み取りみたいだ、と少女は考えながら適性検査を待つ。何人かの人間か成功しているのが見えるが、その殆どが困ったように苦笑していたのが見えた。それはそうだろう。別に必須と言える訓練でもなければ、調査兵団に入りたいという訳ではない。そんな思考が透けて見えたのか、何人かの教官が溜息を吐くのが見えた。
「次!」
少女が名前を呼ばれ、返事をして装置に向かう。腰にワイヤーを取り付け、足にも固定する装具をつける。
「これからワイヤーで貴様を持ちあげる。バランスをとれ」
その説明に少女が頷くのを確認して、ゆっくりと持ちあげていった。やがて少女の足が完全に地面から離れ、宙に浮く。
ここからは適性の問題である。一気に回転して叩きつけられる者が少数、しばらく保つ事が出来るがすぐにバランスを崩す者が大多数、長時間持ちこたえるか、それとも止めと言われるまで保つ事が出来る者が極少数だ。
「……ッ!!?」
少女は、どれにも収まらなかった。息を飲む担当教官の前では、水を得た魚の様に楽しそうな表情を浮かべる少女が足を開いたり、手を振り回したり、上半身を可能な限り動かしながらも重心が一切ぶれる事のない姿であった。
戦慄する教官なぞ気にすることなく、少女は非常に楽しんでいた。昔、父が作ってくれた木に吊るす遊具があったのだが、それに非常に近い。昔を思い出して本当に楽しいのだ。
「もういい、下げろ」
そう言われ、少女の体が下げられていく。地面に足がつき、やや物足りないと言いたげな少女の表情を見て、教官は更に驚愕する。下げられている最中でも、少女がバランスを崩す事がなかったためだ。
この教官は、元々調査兵団の人間だった。膝に負った怪我のせいで教官という立場に就いているが、本来であればまだまだ壁外に出て人類のために貢献したかった人間なのだ。だからこそ、目の前の適性検査の難易度は分かっている。
もう一度今の少女の名前を確認する。
少女の名前はルーデ=リッヒ。
平凡の家庭に生まれ、平凡に過ごしてきた唯の人間であった。
*
馬が走る。
高い木が生い茂る森の中、猛スピードで馬が走っていた。向かう先は生い茂る木の為何も見えないが、何かを叩きつける様な音……いや、足音が響いている。本来ならば馬が怯えてもおかしくない振動と音だったが、馬はおろかそれに乗る人間達も恐れている様子はない。
彼らは調査兵団と呼ばれる人間達だ。巨人が闊歩する壁外に進出し、人間が巨人に勝利するための
情報収集、巨人の処理などを行う人間達だ。
腰に装備しているのは立体機動装置と呼ばれる、人間が凄まじい力を持つ巨人と同等に戦うために作られた装備であり、調査兵団に入る者たちにとって最も熟練しなければならないものである。適正がない者に扱う事は難しい装備であり、しかも必須の訓練に入っていないためか、まともに扱える者はそれこそ調査兵団にしかいない状態となっている装備でもあった。
「巨人確認! 距離200です!」
偵察している兵士から情報が入り、団長が表情を引き締める。後ろに着いてきている兵士達からも緊張が伝わってくるのを感じた。当然だろう。洗練されてきているとはいえ、巨人と人類には圧倒的な力か存在し、未だに1:1で狩る事は不可能に近い。それこそ、調査兵団の中でもサシで巨人とやりあえる人間は片手の指で数えるに足りる。
団長は馬を駆りつつ振り返ると、その中の一人に声をかける。
「やれ、ルーデ!」
「っ!」
団長が声をかけるのと同時に、馬上から声をかけた人物の姿が消える。それに合わせて彼女の部下数名がそれに追随していくのが見えたが、ルーデと呼ばれた少女の速度についていける者はいない。現在の調査兵団で彼女ほど立体機動装置を使いこなしている人間がいないためだ。
(精鋭を集めているのだがな……)
そう考えて苦笑し、団長は一度気を引き締める。
「ルーデ班が正面から行く! ケビン、お前は左から食いつけ! 我々は右から回り込む!」
「了解!」
「行くぞ! ここを人類の拠点とするのだ!」
*
少女……ルーデは立体機動装置を操作しながら先に進む。その少し後方には彼女の部下数名が追随していた。
あの立体機動装置の適性検査の後、ルーデはすぐさま調査兵団にスカウトを受けた。当初、ルーデはそれを頑なに断っていた。自分は外が見たいだけであり、別に壁外に出たいという極端な思想を持っている訳ではない。更に両親に心配をかけたくないからという理由もあった。
これに慌てたのは教官達である。確かに本人の希望が第一ではあるが、あの才能を腐らせるのは惜しすぎると考えたのだ。この頃、まだ事件が起こっておらず駐屯兵団には立体機動装置の訓練が必須ではなかった事も大きい(訓練自体あったが、あくまで壁修理などで使う程度で最低限のものしか行っていなかった)。
それでも諦めきれなかった教官達は、最終手段に踏み切った。訓練生卒業間近、今季の成績優秀者数名を強制的に調査兵団入りにするという強制手段に出ると噂を出したのだ。これに焦ったのがルーデを含む成績上位陣である。特にルーデは以前勧誘された事もあり、もしかして自分を強制的に入団させる為かとも考えていた。
最終的に、ルーデが折れる事でこの話はなかった事になった。ルーデ自身壁の外を見る事が出来れば良かったという所もあるし、何より立体機動装置を充分に楽しむ事が出来るのが調査兵団だけだったという事もある。両親に伝える事だけが辛かった、と後に部下に告げていた事があった。
「むっ」
先頭を飛んでいる事もあり、いの一番にルーデの視界が巨人を捉えた。纏めているアッシュブロンドの髪を靡かせ、ルーデは巨人の頭上、高い位置へワイヤーを打ち込み、その後ろに着いてきている部下達に一瞬視線を向けた。何人かの新人が怯えているのを感じ、ルーデは声を上げる。
「さぁ、巨人のアホウ共が自分から我々の目の前に来てくれたぞ! 悩む事はないぞ諸君、出撃だ!」
その一言と同時にベテラン数名が雄たけびを上げる。それに感化されたのか、新人達も恐怖を押し殺すかのように声を張り上げた。それを見てルーデは満足げに笑うと、一気にワイヤーを巻き取る。
ルーデの体が急上昇し、巨人の真上……地表から約30mまで持ちあげられた。正直、ここまで上に昇る兵士は殆どいない確かに巨人の索敵の外から攻撃出来たりもするのだが、それ以上に恐怖感が半端ではないためだ。ここまで上くると巨人と合わせ、高所での恐怖感から立体機動装置の操作をミスする兵士が少なくない。基本的には巨人より少し上にワイヤーを打ち込むか、うなじとほぼ同じ高さに打ち込んで移動するのが戦いのセオリーなのだ。
だが、ルーデは違う。
「ハッハァー!」
そう叫び、巨人のうなじへワイヤーを打ち込むと、それを一気に巻き取って急降下を始めた。落ちる速度に合わせ、凄まじい速度で巨人へと吸い込まれるようにルーデが上空から突撃する。巨人が気付いた様に振り向こうとするが、それよりも早くルーデの斬撃が巨人のうなじ部分を切り飛ばした。巨人の巨体がゆっくりと地面に沈む。
「それにしても勘の鈍い巨人だ!」
嘲る様に言い放つと、次の標的に目を向ける。新人が一人握られており、恐怖で顔を歪めるのがルーデからも見えた。
「ふんっ!」
人間を食おうとしている巨人のうなじを切り飛ばすなど簡単と言わんばかりにその巨人倒すが、握りこまれた新人は倒れた巨人と共に下へ置き去りになってしまう。
「く、くそっ……!」
新人はそう毒づき、消えていく巨人の手から脱出するが上へ逃げるよりも早く他の巨人に目をつけられた。それも一体ではなく、二体だ。
「あっ……」
恐怖による絶叫を上げる暇もなく、巨人が新人に手を伸ばす。襲い来る絶望に目を閉じるが、瞬間新人を襲ったのは握りこみによる圧迫感ではなく強烈なGだった。呻き声を上げてそれを耐え、それが治まると同時にどこかに置かれて目を開く。そこは先程までいた地上ではなく、巨人達よりも上にある木の枝上だった。
「えっ……えっ?」
「ルーデ! 貴様、また戦闘中に危険な事を……!」
援軍に来たのであろう団長が自分の隊長に怒鳴りつけるのを不思議に思いながら隣に目をやると、そこには先程まで巨人と戦っていたルーデの姿があった。ルーデはというと団長の一言に眉を顰め、口を開く。
「私が以前言われたのは、戦闘中地面に着地してはいけないというものだけだ。今回は地上で停止していないから着地にはならない筈だ」
「下らん言い訳はせんでいい! 左の二体はお前の班に任せた!」
「了解、団長殿」
そう言って立体機動装置を操作するルーデの姿にハッとし、新人も後に続く。
「お前の名前は?」
「は?」
先に進む隊長に突然名前を聞かれ、新人は首を傾げる。隊長……ルーデはムッ、としたように眉を顰めると口を開いた。
「名前を知らんと呼びにくい、配属してすぐに出撃だったから資料に目を通す時間もなかったのでな。名前を教えろ」
「ガ、ガーデルマンです、ルーデ隊長!」
「ふむ、ガーデルマンだな」
「隊長、そんな事より巨人です! 正面に二体!」
そう言うと、満足げに笑みを浮かべる隊長に対し、ガーデルマンは正面に確認した巨人を報告する。ルーデは正面の巨人達に視線を移すと、ニヤリと笑みを浮かべて口を開いた。
「よしっ! 行くぞガーデルマン、出撃だ!」
<隊長殿の悲しみ>
「まさか、あんな事になるなんて……」
「うん……」
ルーデ隊の隊員達は今、病院に来ていた。今日は調査兵団が帰還した日だったのだが、帰還寸前という時に、ルーデが部下の一人を救出する際に巨人に右足を食いちぎられたのだ。その巨人は奇行種であったようで、ルーデが動きを見切れなかった事も悲劇に繋がった。結果、人類の中でも最高レベルの戦力を喪失した形になってしまっている。
今は入院という扱いになったルーデの見舞に部下全員が来た形であり、その病室前での会話であった。
「俺のせいだ……俺が助けなんて求めたから隊長は……」
「もう気にしても仕方ない事だ。逆に考えれば、隊長はこれ以上危険な目に会わないと考えればいいじゃないか」
「人類にとっては多大な損失だけどね……」
「言うな、もうどうしようもないことだ」
そう割り切る様に言い放ち、扉をノックする。
「隊長、いいですか? 入りますよ」
そう言って扉を開けた。ルーデが入院している部屋は個室であり、ベッドには上体だけ起こしているルーデの姿が確認できた。そして、隊員全員が度肝を抜かれる事になる。
あのルーデが、いつもヤギの乳を飲んで訓練して、食事して寝て訓練して出撃するルーデ隊長が、自分の足を見て泣いている姿だったのだ。
「た、隊長……」
その姿に、隊員達にも悲壮なムードが漂う。アッシュブロンドの髪を垂らしながら涙を流すその姿は、ただの少女にしか見えなかったからだ。実際、ルーデが飛びぬけて優秀だからこそ自分達の隊長になっているだけであり、年齢はずっと下なのだから。
そんな姿に耐えかねたのか、女性隊員がゆっくりと歩み寄っていく。それに合わせて隊員全員がルーデに近付いた。
「隊長、気を落とさないでください」
「そうです、確かに隊長は片足を失いましたが、まだやれる事は沢山あります」
「そ、そうです! 何より、自分は隊長に助けられたからこそここにいるのです! 隊長の足元にも及ばない腕前ではありますが、隊長に代わり必ず任務を果たしてみせます!」
隊員全員がルーデに声をかけていく。特に助けられた隊員は自分の責任であると感じているため、その気の入りようといえば中々凄まじいものがあった。
そして、隊員全員が声をかけ終える。が、ルーデはすんすんと鼻をすすりながらゆっくりと口を開いた。
「もう二度と生の足で走れないし、上手く木登りする事は出来ないかもしれない……けどそうじゃないんだ。脚はまだ一本残ってるからどうでもいいんだ。この大事な時期に、しばらくの間調査兵団についていけない事が悔しいんだ……」
その一言に、何かおかしなものを感じた隊員達が「んんっ?」、と眉を顰める。
「あの、隊長」
「何?」
「あの、脚はどうでもいいって……」
「義足つければ問題ない、立体機動は練習しなおすが……」
「いえ、あの……調査兵団って、隊長はもう抜けるんじゃ……?」
「え、何で?」
その一言に、隊員達とルーデの認識の違いがあげられたと言えよう。
ちなみに、この二週間後に誰が使ったか分からない立体機動装置(ガスの消費量で判明)の存在があり、ルーデが勝手に簡易的な義足をつけて訓練した事がバレるのだが、それはまた別の話である。
詳細はアンサイクロペディア(wikiでもok)のハンス・ウルリッヒ・ルーデル閣下を参照してみてください。余りの人外振りに吹く事間違いなしです。
進撃の巨人のリヴァイがこれに近い感じだと思ってくれていいですね。要するに、何らかに突出してしまっている人達の事を英雄と呼ぶのだと思います。
あと転生とかではないですね。あくまでルーデルさんをモデルにしたオリジナル主人公として見てもらえたらと思います(続くかどうかは不明ですが)。
楽しんで頂けたら幸いです。