魔法少女と悪を背負った者   作:幻想の投影物

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説明会です。ネタばれはないのかも。
次に飛ばしてもらって大丈夫です。


人物・紹介

主人公

 

アンリ・マユ(この世全ての悪)

 

特徴

生前は高校生。生まれ持った不幸に嘆きつつも、それを受け入れたのが小学校頃だったので、常にというわけではないが、何事に対しても冷静思考を巡らせることができる(あくまで思考であって、表情や表現は人並みにしている)。決して某フラグメイカーの様に髪がツンツンしていたり、赤みかかったりはしていない。そして「不幸だ」とも「なんでさ」とも言わない……かもしれない。

名前は生前の名前を輪廻の際に置いてきたのでそのまま自分が貰った能力『アンリ・マユ』を使用している。身体的特徴はほとんど原作のアヴェンジャーと変わりないが、元々の主人公の容姿をしているため、身長や体重はそれに準じたものとなる。口調そのものはどこにでもいるような口調だが、一人称が『俺』から『オレ』になるなど、いくばくかの影響はあるようだ。

 

能力

前の話で神様が言ったことと同じ。基本スペックは『英霊アンリ・マユ』だが、聖杯からあふれた魔力と悪意の塊の『泥』や彼自身がつけた能力のうちの一つに『人の悪意や負の感情を他人から回収し、自身の一部である泥と同化させる』という能力がある。神の言った通り、人々の『悪意』を『信仰』や『畏れ』のような祈りへ変え、己を保つとともに自分自身の魔力限界量(要はMP)を底上げしているため、実質上の『魔力切れ』の現象が起きない。

他にも、原作Fateの似非神父のように泥を触手の様に鞭として使ったり、更にはその泥に乗って空中戦闘をも可能にした。ちなみにホロウの『繰り返しの四日間』に出現する『無限の残骸(アンリミテッド・レイズ・デッド)』もむしろ本体ともいえる泥を応用して再現可能であるため、一対多数や諜報活動、身代わり等の時は重宝できるが、泥自体が(本人がなるべく抑えているとはいえ)悪意と魔力の塊なので案外容易に発見される。パロメータは神の加護もあり(悪が神の加護を受けるというのもおかしな話だが)、基本的に原作よりいくばくかの上昇をし、低~中程度のランクの英霊となら少しは渡り合えるだろう。泥そのものは地面から染み出てきたり、虚空から現れるので奇襲にも有効である。

 

ステータス

 

クラス:アヴェンジャー

真名:アンリ・マユ

性別・年齢:男・17~18(外見年齢)

属性:虚無

身長:174cm

体重:59kg

パラメータ:()内は泥でブーストもしくは何らかの方法で強化時

筋力・D(C+)

耐久・E(D+)

俊敏・C(B+)

魔力・B-(EX~∞)

幸運・C

宝具・D~B+

クラススキル

対魔力:D

一工程による魔術を無効化する。効果としては魔除けの護符程度。

 

浮かばれぬ怨恨:A

傷を受ければ受けるほど、傷を負わせた相手に対して魔力ダメージを追加する。なお、傷を負わせた相手にのみ効果がある。

ランクAは与えたダメージと同等の魔力ダメージを負わせるまで追加可能。

 

保有スキル

殺害権限:―

人類に対する絶対殺害権限。英霊クラスの超人であろうと、人間である限りアンリ・マユには勝てない。ランクがないのはこれを保有する英霊がいないので、彼だけの神秘の独占により神秘性が向上しているから。

 

聖杯:EX

聖杯とつながりがあると付属されるスキル。召喚後の現界維持だけでなく、その他の魔力も聖杯からのバックアップを受けることができる。ランクによって受ける恩恵(魔力)が増減し、一時は聖杯そのものであったので魔力を消費する行動すべての恩恵を受けることができる。

 

神性:C+(A+)

元は悪神であり、本来は最大の神霊適性を保有するのだが、彼自身は背負わされた人間に過ぎない。だが、魂を管理するほどの神格者と魂が触れ合ったことにより、いくらかの適性を得た。

 

単独行動:―

マスターからの魔力が絶たれても現界していられる能力。ランクがないのは、聖杯(泥と悪意)からの無限のバックアップによって魔力が尽きることがないため。

 

宝具

偽り写し記す万象(ヴェルグ・アヴェスター)

ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人

由来:ゾロアスター教経典「アヴェスター」の写本

「報復」という原初の呪い。

自分の傷を、傷を負わせた相手の魂に写し共有する。仮に右腕がなくなった場合にこの宝具を使うと、相手の右腕が同様に吹き飛ぶことはないが、感覚がなくなり、動かすことも出来なくなる。条件さえ満たせば、全ての相手に適用できる。高い魔術耐性を持つサーヴァントであっても問答無用である。

しかし、発動は対象一人に対して一度きり、放つのは自動ではなく任意発動。軽症ならばさして障害に出来ず、かつ今後同じ相手には使えなくなり、一方、致命傷では死亡してしまうため使うことができない。使いどころが非常に難しい上、互いに重傷を負って動けないという困った状況が出来る。本家アヴェンジャー曰く「傷を負わねば攻撃できない、クソッタレの三流宝具」。

なのだが、神が手を加えたので『対象に対して何度も使用可能』という利点を得た。ランクやその他は上記の三流より推測したもの

 

無限の残骸(アンリミテッド・レイズ・デッド)

ランク:B+ 種別:対人(自身)宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人

由来:不明

もとは『繰り返しの四日間』で出現したアヴェンジャー本人の残骸だったのだが、このたびは宝具として昇華された。聖杯の泥を形成し、疑似的なサーヴァント(分身)を造り出す能力である。

ランクはFate/Zeroのアサシンから拝借。アサシンと違いその形と色はどのようにでも出来るのだが、上記のとおり元々が『人の悪意や負の感情』で出来ているので諜報にはあまり向かず、常に負のオーラを撒き散らしているので、アンリ本人を知る人なら気配で気付かれる。それ以外でも異様な雰囲気で消される可能性も。

この宝具は常時発動しているようなもので、アンリ本人が無意識下で『アンリ・マユ』の形を造っている。ただ本人を形作る泥は、元々の人間の体がベースとなっており、悪意を撒き散らすことはないので、彼自身と対峙しても、癇に障るような言動を言わない限りは悪意に曝されることはないだろう。

オリ宝具その一

 

この世の全ての悪背負わされし者(アンリ・マユ)

ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:無し 最大捕捉:現惑星の全人類

由来:無し

主人公が『この世全ての悪』となる時に神に頼んだ「加えたい能力」が宝具となっている。最大捕捉人数からもわかるように地球に生きる全ての人たちの悪意や負の感情といった人間の負の面を際限なく吸収し、魔力と泥へ変える宝具である。

これも無意識下での常時発動型の宝具であり、『この世』の『人間』すべての負を対象とし、負を魔力へと変換する宝具である。ただ、無意識下なのは魔力の『貯蓄時』であり『使用時』は使った分だけの人間の負の感情が魔力とともに使用者に流れ込んでくるという欠陥も併せ持つ。どんな状況であろうがそれを止めることはできないので、これもまた「クソッタレ」宝具の一つといえよう。だがこれにより、事実上無限の魔力をアンリは保有している。ランクが低いのはあくまで対象が『人間』限定であるためと、元々伝承として残されたわけでもなく、歴史が無く神秘性が低いため。ちなみにこの泥の魔力はアンリ以外は使用できない。(悪意に呑まれ廃人になるからでもある。)

もしも、『このアンリ・マユ』が伝承として綴られ、歴史家に紐解かれるようになるまでの年月と伝説を残せばランクが上昇し、今以上の効率で魔力に変換できるであろう。

オリ宝具その2

 

 

サブキャラクター

 

 

特徴

言わずと知れた魂の管理者。輪廻する魂を延々と浄化と回収を繰り返し、送り出している。神といえど、彼(?)一人でそれらの『作業』をおこなっているので、当然何年かに一度のミスがある。が、この作品の主人公の様に不幸だったりと、ミスした人間には死後、その魂を自室に連れてきて念入りに『転生』させる。主人公の後に来た人物がいたようだが、本編には何のかかわりもないのでご注意を。

作中には登場しないが、他の神やその眷族からはその役割上「管理人さん」とさん付けで呼ばれるほどの人気(?)をもつ。その世界では割と有名神のようである。

 

能力

基本、人の魂の管理という大きな仕事に就いているので、『万能』といっても差し支えないほどの力を持っている。あくまで『力』なのでミスもあるが、それをこの能力で補うことができる「使い勝手のいい能力」とは本人の談。浄化を行わず、送り出す『被害者』たちに能力をつけるのもこれを使用している。

『被害者』たちが浄化を行わずとも再び送り出すことができるのは、ミスをした場合は魂の中身に空きができるので、「その空き容量に記憶と人格を突っ込み、他の部分を浄化したと同時に能力を授ける」という力技極まりない方法を使っているため。

ちなみに『被害者』と話をしている際も並列思考で次々と魂の管理をしているので、ゆっくり話すことに管理の弊害はない。むしろ人間と話をすることができるので、新たな刺激にはちょうどいいとも考えている節がある。だからといって罪の意識がないというわけではない。

 




連続三島
今北産業

……なんか似てるわよね。

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