魔法少女と悪を背負った者   作:幻想の投影物

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スピード展開。
皆様、高速の旅をお楽しみくださいまs――――


真実・分岐・呪文・菓子

草木も眠る丑三つ時。とはよく言ったもの。しかし……彼らは一睡することもなく、ただただ―――その(まこと)に踊らされていたのだろう。

 

「チッ、冗談にしては出来過ぎだ。そうか……マミの違和感は魂の在り所だったワケかよ

……あん畜生がっ!」

 

「それはこちらの台詞よ! あなたの存在は、インキュベーター達にとっては最大のイレギュラー。むしろ自分たちのしていることに真っ向からケンカ売られているようなものじゃない! 本当、よく見逃がされていたものね」

 

かつて、薔薇の魔女の巣窟となっていたビルの屋上では、二つの影が怒りをたぎらせてていた。真実が明かされるごとに互いの信念が打ち壊されていき、互いにすべてを晒し合い、それぞれの事実に激昂するのは、仕方がないと言えるだろう。……とはいえ、二人がなぜこんなことになったのかは以下のとおりである。

アンリ・マユは魔法少女の真実を知り、いずれ魔女へと至る運命ともう一つの可能性について自分の予想が当たっていた事を呪っていた。そして、今になって神さんから忠告を重く受けていたのだ。

暁美ほむらは彼の宝具とそのあり方についてを知り、今までの逆行で現れなかった事を怨んでいた。彼が幾多の逆行に現れてさえいれば、最高の友が何度も惨めに死に消え去る様を止められたかもしれないのだから。

いうなれば、そのどちらもが正しく認識していたことを、正面から捻じ曲げられたようなものだ。歯を噛み砕かんばかりに滾った怒りを自ら魔力へと変換させ、ある程度落ち着いたアンリは提案を持ちかけた。

 

「協力、なんてどうだ? オレは鹿目ちゃんが奴と契約するのを防ぎ、その『ワルプルギスの夜』を倒すことを手伝ってやる」

 

「…こちらにとって魅力的な提案な事は確かね。でも、あなたのメリットが入っていないのじゃないかしら?」

 

「あるさ。オレの、メリットは…」

 

そこで言葉を区切る。さらに、心底愉しそうな笑みを口が裂けるまで引き攣らせ、吐き出すように言葉を紡いだ。

 

「『インキュベーターども』の策を片っ端からぶっ壊すことができるって事だ。『魔法』の無駄遣いをする奴らにいい灸を据えてやることもできるしな。この上ない悪党として、宇宙に喧嘩売ってやろうじゃねぇか」

 

「わかった。それじゃ交渉成立ね。……私が居ないところでは、まどかを、お願い」

 

「ああ、重々承知だ。そういや一つ頼みがある」

 

「? なにかしら」

 

「ああ、今までの繰り返しでマミを喰ったらしい魔女についてなんだがな? 実は―――」

 

その頼みもほむらは承諾し、ここに新たな決意が芽生えた。協力体制をとったこれからの二人の願いが叶うのかは、まだ誰にもわからない。

 

ほむらが居なくなり、アンリは一人、暁の空を眩しそうに見つめながら呟いた。

 

「第三魔法 魂の物質化、か…この借りは返すからな。神さん」

 

その言葉が届いたのかは定かではないが、昇る日の光に負けじと一つ、流星が輝いた。

 

 

 

 

 

 

 

「もうだれにも頼らない…か。結局、私は弱いままだった………」

 

 

 

 

 

 

 

次の日の放課後、上条恭介の個室にはさやかがいつもの見舞いに来ていた。

晴れて思い人同士になった二人の耳には、片方ずつイヤホンが繋がれており、さやかの持ってきたCDを一緒に聴いている。不意に……恭介の目からは、涙がこぼれだした。

 

「………っ…うっ………ッ……」

 

「恭介?」

 

彼のただ事ではない様子に、彼女は一旦音楽を切って心配げに訪ねた。

だが、彼の顔に浮かんでいたのは悲壮ではない。それは―――歓喜。

 

「……大丈夫。僕の手が動かせる(・・・・)ようになるって聞いたら、ついね……」

 

そう、アンリとの邂逅から早一ヶ月ほど。彼の手に傷は残るものの、このままリハビリを続ければ『確実に弾けるようになる』と医師から診断されるほどに回復していたのだ。

実はアンリの意図せぬところで、「火のルーン『KEN』」の持つ『自分の力を助長する』という効果が発揮され、彼の前向きな意思と手を動かそうとする祈りが影響したおかげで、つぎ込まれた余分な魔力を無意識に使用し、確実にその手を癒していたからである。

『自身の解釈による法則の行使』は、上条恭介の意志をも反映したらしい。

 

「うん。よかったね……本当に」

 

「ああ。これで聴かせることができるから…ね」

 

窓から吹き抜ける風が、二人を祝福するかのようにして吹き抜けて行った。

 

 

 

 

また、次の日。

病院には、まどかを連れてさやかが再び見舞いに来ていた。

 

「あれ?早いね。上条君、会えなかったの?」

 

「集中検査するってさー。劇的に治ったきっかけを検査するためだって医者が必死に言ってた。恭介も勢いにのまれて苦笑いしてたし」

 

「アハハ……」

 

彼の怪我は良好に向かったものの、病院側としては黙っていられない、医学的にも『あり得ない』奇跡。まさか別の法則が働いているとは思いもよらないだろう。

 

「キュゥべえも待たせちゃったね。んじゃ、帰ろっかー」

 

「うん」

 

そう言って病院を出た二人だったが、まどかが何かに気付きその方向を指し示した。キュゥべえが確認しに行くと…

 

「これは……グリーフシードだ。孵化しかかってる!」

 

「なんでこんな所に!?」

 

病院の駐輪場。その一角には、張り付いたカマキリの卵のようにグリーフシードが怪しい輝きを放っていた。その羽化直前のグリーフシードに危険を感知し、そこから逃げることを提案したキュゥべえだったが、先日マミと話した事を思い出したさやかが叫んだ。

 

「あたし、ここでコイツを見張ってる! まどかはマミさんかアンリさん呼んできて!」

 

「え…!?」

 

自分がここに残り、危険を承知の上での提案をした。その事にまどかとキュゥべえは絶句するが、恭介という思い人を見捨てられない一心もあり、その決意は固い。

キュゥべえもさやかの元でテレパシーの電波塔役を果たすことを誓い、そんな友人の心境を計りとったまどかは急ぎマミかアンリを探しに行った。

そして、とうとうその場所は結界に呑まれてしまうが、さやかとキュゥべえは孵化寸前のグリーフシードを見つめていた。

 

「怖いかい? さやか」

 

「そりゃあ、まあ当然でしょ」

 

「願い事さえ決めてくれれば、この場で君を魔法少女にしてあげられるけど?」

 

「ん…いざとなったら頼むかも。でもまだ遠慮しとく」

 

まだ自分には頼れる人物がおり、守りたい人もいるのだ。願いではなく自分の力でその人たちを守ればいいのである。力が足りなければ、頼る人もいるのだから。

 

「あたしにとっても大事なことだから。いい加減な気持ちで決めたくないし」

 

そういった彼女には、迷いは感じられなかった。

 

 

 

 

数分後、結界の外では

 

「マミさん、アンリさん、ここです!」

 

「ええ!」

 

「っとと、そう焦るなって」

 

戦える人物が到着していた。マミがソウルジェムをその空間に掲げると結界に穴があき、それに3人は乗り込んだのだが……

 

「ワリィ、お先に!」

 

「あ、ちょっとアンリ! また勝手に…」

 

アンリが先行しながら霊体化して姿を消した。とはいえ、そんな突拍子もない事もいつも通りのため、彼と出会って何度目になるかもわからない溜息を吐いたマミは、すぐさま立て直してキュゥべえに連絡を入れた。

 

≪キュゥべえ、状況は?≫

 

 

 

 

 

先行したアンリはすれ違いざまに使い魔達を自らの剣で切り裂きながらも、一直線に進んでいた。一つ目ネズミの使い魔はご自慢の出っ歯で先を防ごうとするが、アンリの体に触れた場所から逆に喰われて行ってしまう。

ほとんど無視に近い形で強行突破を試みている彼は、一つの願いを託していた。

 

「暁美ちゃん、二人の足止めは頼んだぞ……」

 

一応心配だったので泥動物を何体か彼女の影にひそませておいたが、今回の『策』はスピードとの勝負である。

 

「……まだか!」

 

一つの、間取りを無視して建てられた扉。

そこを開け、黒字の水玉模様の端を渡り終えると、今度は犬のような使い魔たちが控えていた。

 

「邪魔するなよ……『無限の残骸』ィッ!」

 

彼の左腕が丸ごと泥の波へと変貌し、眼前の使い魔をその奔流の中に呑み込んだ。

彼の動向は獣のように縦に割れ、全身に張り付いた呪いの刻印は赤黒い発光を始めた。今の彼は、全身に魔力を滾らせた強化状態であった。

 

最後と思しき扉をあけると、結界の中では見られないような鮮やかな水色が見えた。

それすなわち――到着である。

 

「ま、間に合った…」

 

「グリーフシードが…孵化が始まった!」

 

キュゥべえの言うとおり、グリーフシードには変化が訪れていた。だが、その二人を完全に素通りし、彼は変貌させた左腕を地面に縫いつける。

 

「『告げる(セット)』!」

 

彼の立つ場所からは、宝具の泥が複雑な魔法陣を描き出し始めた。その勢いにさやかとキュゥべえは魔法陣から急いで離れていくが、それを確認すると、彼は魔法陣の作成を手短に正確に済ませ、詠唱を開始した。

 

「『――――告げる。

 汝の身は我が元に、我が命運は汝の業に。

 聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ』」

 

そこでマミとまどかの二人が到着したが、その場には直接感じ取れるほどの膨大な『マナ』が溢れ始めた。目に見える魔力の奔流は、彼の『黒きオド』と世界の『緑のマナ』で美しいコントラストを迸らせる。

 

「キュゥべえ! アンリは何をしようとしているの!?」

 

「解らない。こんな膨大な魔力、今まで一度も使われた事なんてないんだから。あり得ないよ。これじゃぁ、町一つが消し飛ぶレベルだ」

 

その言葉で場は騒然とするが、桃色の少女はあることに気づく。

 

「みんな、あれって!」

 

まどかが指した先にいたのは、羽化を終え、完全に姿を現したお菓子の魔女『シャルロッテ』。

ぬいぐるみの様な愛くるしい姿をした、魔女の中でも珍しい外見で嫌悪化の抱かないタイプ。だが、その身は周りの空中を漂う『泥の武器』に囲まれ、それに触れないようにするために魔法陣の中心から動けていない。

アンリの詠唱は続いていく。

 

「『誓いを此処に。

 我は常世全ての悪と成る者、

 我は常世全ての善を敷く者。』」

 

善悪の入れ替わった詠唱。身を預けるのは契約者の背負う業。

善悪はその場で変わる物。身を預けたのは絶望の変じた存在。

 

「『汝三大の言霊を纏う七天、

 素の産声に応えて来たれ、天秤の崩し手よ――――!』」

 

調和を乱す、世界に定められた螺旋の運命を覆す言霊。

次第に中心へと収縮する魔法陣。辺りを漂うマナはその勢いで突風を起こす。外野となった彼女たちが肌に感じている魔力が、痛みを感じるほどの限界まで圧縮され……

―――閃光を放った。

 

 

 

 

「うう……あれ?」

 

マミ達3人が目を覆った手をどけると魔女のおどろおどろしい結界も、無骨ながらも神秘を携えた魔法陣も消え失せていた。アンリの姿を探していると、辺りを漂う煙が吹き荒れる風によって取り払われる。

その先には人影が見え、三人が目に焼き付けた光景は―――

 

「実験、成功だ」

 

「ワーイ」

 

肩の上にお菓子の魔女を乗せたアンリ。

さらには、なぜかその魔女は嬉しそうにしている。結界が無いのに外に出てくることができる魔女を即座に危険と判断し、マミは銃を出現させた。

 

「アンリ、早く離れて! 危な…」

 

「大丈夫だって、実験成功だ。つっただろ?」

 

「ツッタダロー」

 

「え……お話、してる!?」

 

「「ええ!!?」」「なっ……」

 

が、なぜか魔女と一緒になって呆れていた。そこでまどかが魔女と意思疎通できるようになっていることに気付き、今度は四人そろって驚くのだった。

勘のいいキュゥべえはすぐさま立ち直り、ある可能性にたどり着いた。

 

「アンリ、まさか君はその魔女と」

 

「当たりだ。コイツと『契約』させてもらった。もう本能を基盤ごとぶっ壊して、引っ張り出した理性もあるから人は襲わねえし、むしろ役に立つ。主にオレの、だがな」

 

そう、サーヴァントとの契約の呪文。あれは使い魔として最上級の存在である英霊を従えることができるものであり、怪物と知られる『メデューサ』が人の姿で理性を持って召喚されたことから、一つの可能性としてアンリが考えていたことだったのだ。

繋がったパスに流れるのは『魔力』ではなく、『絶望』。アンリが泥を使ったときに流れる負が全てシャルロッテに渡り、シャルロッテがその絶望を己の活力――魔力へと変換してアンリへと分配する。いわば簡易的な『永久機関』を作成したのである。

 

「そんな……こんなことが」

 

「どうした? キュゥべえ」

 

あまりの事に絶句を通り越しているキュゥべえ。引き裂いた笑みを漏らすと、そのままキュゥべえが居なくなったので、流れ的にその場は解散となった。とりあえずまどかとさやかには後日、説明をするとして、アンリとマミも家に戻ったのであった。

 

 

 

 

「ワハー」

 

マミ宅。リビングにはアンリとマミが向かい合っており、その表情はいつもより真剣だ。場には重い空気が流れ、二人は沈黙している。

……ただ、シャルロッテが呑気にアンリの頭上に居ることで、シリアスもぶち壊す勢いだが。

それはともかく、アンリは話し始めた。

 

「マミ、この前の令呪でやってもらったことがこれ…『魔女との契約』だ。踏み切ったのは別の要因だが、この件に関しては手ごたえとして令呪(サポート)ありきで何とかなったから感謝してる」

 

「それは解ったわ。その魔女に害がないのも理解できてる。でも、その他に話したいことって何かしら?」

 

「それは、だな。……いや、言おう。心して聞いて欲しい。これは信頼できる筋からの情報だがな…」

 

決断してアンリは話し始めた。魔法少女とは、キュゥべえ達『インキュベーター』が宇宙の寿命を延ばすための手段として創りあげた、エネルギーの搾取手段でしかないという事。

魔女は魔法少女が絶望し、ソウルジェムを完全に濁らせた時、魂の穢れと共に変化した成れの果てであるという事。

その時に心の天秤が傾き、第二次成長期の少女が持つ希望が堕ちることで、膨大な『感情エネルギー』が発生し、インキュベーターはそれを回収する事を繰り返してきたという事だ。

 

マミは話が進むたびに顔が蒼白になってゆく。アンリが言ったことは信じられないが、同時に、彼自身を信頼している自分がその言葉を受け取ってしまう。経験談として、魔力が回復していないときは暗くなりがちだったこともあったからだ。

そんなないまぜになった感情は言葉となって飛び出し、マミは自分を抱えてうずくまってしまった。

 

「ソウルジェムが魔女を生むなら… みんな…最後は死ぬしかないじゃない!! 私はどうすればいいのよ!!?」

 

極限まで開かれた瞳は震え、声は掠れたように吐き出される。

 

「落ち着け…マミ!! 気をしっかり持て! …ックソ、『この世の全ての悪背負わされし者』!! シャルロッテ、お前も手伝ってくれ!」

 

「イタダキマス?」

 

感情は爆発し、疑問は不安を生み、揺れる心はソウルジェムを急速に濁らせていく。それを見過ごすわけにもいかず、宝具を任意発動し、シャルロッテの助けも借りて穢れを次々と吸い取っていく。

浄化と濁りの均衡は取れているが、このままでは埒が明かないと思ったアンリはマミの肩を掴み、しっかりと自分の眼と彼女の眼を合わせて叫んだ。

 

「マミ! 違うだろ!? お前にはオレが居る。いつでも、どんなに離れていても穢れを背負うことのできるオレが居るんだ!

 それに、お前はお前で魔女にはならなかっただろう? 自分を強く保った証拠はマミ自身が証明した! 既に嘆きは乗り越えることが出来ているんだ。だから……」

 

――いつもの強く、優雅なマミ自身であって欲しい。

 

そう、彼ははっきりと告げた。

 

「あ、ああ……」

 

「大丈夫だ。マミの心はマミだけのものだ。こうして知ったからにはお前も魔女にはならないから。だから信じてくれ、マミを。自分自身を。足りないなら、オレもいる。鹿目ちゃんや美樹ちゃん、アイツらや、信頼を寄せている友達も――居るだろ?」

 

彼女はいまだ揺れる瞳ではあったが、ソウルジェムの汚濁はおさまった。

『自分自身を信じる』。この言葉を抱いてそのまま彼女は眠ってしまう。この数年間の自分の持っていた世界が崩れてしまい、限界だったのだ。

寝てしまったマミを寝室へ運び、ベッドに寝かせてからアンリは再びリビングへと戻った。

 

「お疲れさん、シャル」

 

「ケプッ」

 

「ちょいと喰わせ過ぎたか。……だがよ、ありがとな? オレ一人じゃ吸収しきれなかっただろうしな。……うし、今は安定してるし、いい夢見てるみたいだ。幸せなオーラがパスを通じて流れてきた」

 

「シアワセー?」

 

「ああ、まだ思い出してねぇか。今つなげてやる……ほら」

 

「! ♪~」

 

「気に入ったか?今度は自分で感じられるように頑張れよ」

 

「ハーイ」

 

そうやって肩の上に移動したシャルロッテといくらかの会話(?)をし、アンリも休憩に入った。シャルロッテは元気に返事をした後はそのまま眠ってしまったようだ。

 

 

初めて出会った夜のように、一度は騒がしくなって、また静けさが漂う夜に戻る。

こうして、真実という試練を越えた彼らには、シャルロッテという新しい家族と、マミの成長という結果がもたらされたのであった。

 

 

 

 

 

史実の物語はその形を失い、骨組みだけが残った形になった。その骨組みにも新たな骨が加わり、新しい形を作り上げていく。それは、初めより美しいものになるか、重心が崩れて全てが壊れてしまうのかは分からないが……今はただ順調に積み上がってゆく。

 

真に完成した物語を知る者は――誰一人として、いないのであろう。

 





マミらせてたまるか。
怒涛の展開でした。

まぁ……一家に一台は欲しいですよね。シャルロッテ。
お菓子代は浮くし、チーズさえ与えれば出費は済むし。

Q<この物語に、救いはあるんですか!?
A<救いがないなら、自分で作ればいいじゃない。

この小説誕生秘話でした。

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