ハイブリッド流浪記(凍結中)   作:安木ポン酢

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 まずはこの小説に目を通して頂きありがとうございます。



 更新日 2013/4/29


序章 時流妖怪と愉快な仲間達
第一話 終わる日


 果たして何がいけなかったのか。

 

 半ば辺りから千切れ掛けている、かつては自分の右腕だったモノを見ながら切にそう思う。

 アレだろうか。もしかして、碌に親孝行しなかったのがいけなかったのだろうか。やっぱり肩叩きとかじゃ駄目なのかと。

 

 こんな状況になっても、頭に浮かんでくるのはそんなどうでも良いような事ばかり。或いはそう、コレが走馬灯という奴なのかも知れない。だとしたら、何と言うか色々と残念だとは思うが。人生最後の思い出が入浴後の母親の肩叩き、だなんて。肩透かしも甚だしい……肩だけに。

 と、言うか、だ。そもそも俺はまだ学生だった筈。働き始めてもいない餓鬼に対して親孝行云々言うのは根本的に何かが間違っている、ような気がする。いや、そうでもないのか。良く分からない。

 しかし、良く分からなくても親孝行が達成出来なくなったのがコイツのせいであるという事だけは間違い無い……なんというマッチポンプ。

 

 俺は視線の先で右往左往しているおっさんっぽい人を懸命に睨み付ける。が、既に片目は潰れており、残った方も殆どぼやけた状態で、どう考えてもきちんと機能しているとは言い難い。

 どちらが無事で、どちらが潰れているのかも良く分からない。でも、まあ、右半身の損傷が特に激しいから潰れているのは多分右目だと思う。感覚が麻痺してきているからはっきりとはしないけど。

 

 いや、麻痺しているというよりは、何だか眠くなってきたような気がする。その上物凄い寒さを感じる。とんでもない寒さだ。今日は今年最高の猛暑になるだろうってニュースで言っていたのに。

 夜だから?

 

 違う。今頃、きっと母さんは暑い暑い言いながら今か今かと待っている筈だ。

 俺の買ってくる、アイスを。

 

 母さんは抹茶で、弟はソーダ。妹はバニラで、父さんは残業。そんで俺がチョコレート。

 皆、待っている筈だ。

 待っている、筈なのに。

 

「……ぅ、……」

 

 口から出るのはひゅうひゅうという、声にもならない雑音のようなモノばかり。

 寒い。

 寒くて、泣きそうだ。

 

 ……いや。案外、もう泣いてしまっているのかも知れない。俺がその事に気付いていない、というだけで。

 

 …………。

 

 ああうん、絶対泣いてるわコレ。寧ろ泣かない訳がない。こんな酷い大怪我をしているのに、泣かない訳がない。

 もう痛くもないけど。まるで身体のありとあらゆる感覚が、極一部の冷覚のみを残して全部消えてしまったかのような錯覚を覚える。

 

 寒……否、冷たい。指先から、爪先から、少しずつ氷水に漬かっていくような……そして、氷水の中に身体がちょっとずつ溶けていっているような感じ。

 そう、何と言えば良いのか。アレだアレ、角砂糖がコールドコーヒーの中に溶けていくとかそんな感じ。

 

 身体が、解けていく。電気分解される水に自我が有ったとしたら、きっとこんな気持ちなのだろう。

 自分という存在が徐々に消えて無くなっていく感覚。

 

 凄く辛くて、凄く怖い。自分が消えるって、それはまるで自分以外の世界中の全てのモノも一緒に消えていくみたいだから。

 

 これが、死ぬという事。

 

 軽く考えていた訳じゃない。人間、死ぬ時は死ぬんだと、ずっとそう思っていた。

 でも、なんてこった。こんなに早くやってくるなんて俺は聞いていなかった。自分が死ぬ時の事なんて、漠然としたイメージすら抱いていなかった。

 

 まだやり残している事が沢山有る。

 応援に行ってやる予定だった弟のサッカーの試合も、部活のランキング戦も、英単語テストの追試だって残っている。恋愛も未経験だ。まだ見てないアニメも有るし、読んでない漫画も有るし、友達から勧められたゲームにだって手を付けていない。同人ゲームなんて普通の店には置いてないから、わざわざ通販で注文しておいたっていうのに。

 

 それに何より、コイツ等――アイスを届けていない。嫌だよ、高校生にもなってまともに御使いも出来ない、だなんて。

 ……あ、いや。そう言えば今日、制服掛けるの忘れてたような気がする。後でアイロン掛けもしておかないと。御使い云々以前に情けないな、俺。

 

 表情はもう動かせないから、心の中だけで苦笑しておく。情けないというのも勿論有るが、それ以上に、死に掛けであるにも関わらずこんな事を大真面目に考えている自分の馬鹿さ加減に。

 

 眠気が強くなっていく。さっきまで感じていた冷気も遠退いていき、真っ暗な世界で眠気だけが強くなっていく。

 どうして真っ暗なのか。目を閉じているせいなのか、そもそも見えなくなっているせいなのか。どちらが正しいのかを考えるのも億劫だ。もう、疲れてしまった。

 

 耳鳴りがする。耳の奥深くに突き刺さるような、綺麗な綺麗な耳鳴りが。

 聞いていると、徐々に意識が朦朧としてくるような、そんな音。それは眠気が強くなるに従って、段々とその強さを増していく。

 

 大きくなって、大きくなって。どんどん大きくなっていって。

 それは、何処までも大きくなっていく。

 

 嫌だな、もう死ぬんだろうか。ここで、こんなところで俺は死んでしまうんだろうか。

 どうして俺なんだろう。世界には数え切れないくらい沢山の人が溢れているのに、どうして俺が選ばれてしまったんだろう。

 

 善人だったという自覚はない。人より優れていると自負出来るような点も……まあ、ちょっとくらい頭は良いかな、という程度だ。あとは小五の時から習い始めた卓球とか。こっちはおまけだけど。

 俺なんかが死んだって、世界はそれに目を向ける事無く回っていくんだろう。男子高校生が交通事故で死んだ、その一文がニュースで流れて、それで終わり。

 

 そんなのって、そんなのって無いだろう。そんなのってあんまりだろう。あんまりにも理不尽だろう。そんなのって、だって、だってそんなのって……。

 これ以上は、堪えられなかった。

 

 悲哀、悔恨、孤独、失意……そして、未練。ずっと抑え付けてきた負の感情がせきを切ったように氾濫する。

 嫌だ、嫌だ。嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ。

 俺は認めない。俺はこんな現実を認めない。俺はこんな現実を認められない。俺はこんな現実を認めたくはない。絶対に認めたくはない。

 

 夢は、有ったような気がする。有った、そう言い切れる程の夢は無かったから、明確なそれが有る人から見れば相当にお粗末なモノなのかも知れない。

 でも、確かに夢は有ったような気がする。漠然としていて、しかもかなり曖昧ではあるものの、それでも叶えたいと思えるような夢は有ったような気がする。

 

 親孝行だ。

 そんなに物凄い事をやる訳じゃないけど、弟妹達よりもちょっと多いくらいで良かったけど、兎に角。俺は、親に恩を返したかった。

 自己満足なのかも知れない。いや、事実それは自己満足なのだろう。親孝行なんて形の無いモノ、自己満足以外の何であるというのか。それに俺がそう思った理由も、返さないと何となく落ち着かないから、という情けないモノ。

 結局、そう結局。俺のやっていた事は、何もかもが自分の為でしかなかった。

 

 そうだ。

 俺は形の無いモノを親に返したかった。形は無くても、借りたモノは返さないといけない。俺は何時もそう思っていたから。

 

 だけど。

 もう。

 返せない。

 

 返したいと思ったから、取り敢えず自分の力で生きていけるように進学校に入ろうと思った。でも学力が足りなかったから、そこは努力で補った。

 就職は理系が有利である場合が多いようだったから、だったら取り敢えずはと理系教科に力を入れた。すると文系教科の方は口にするのも憚られるような状態になってしまい……そこは時間と才能の限界と潔く諦めた。

 お陰で遊ぶ時間なんて殆ど無くなってしまった。どしどしと溜まっていく娯楽を消化する術は最早無いかのように見えたが、かと言って完全に割り切って全てを捨ててしまう事も出来ない。夏休みを迎えるまでの俺の生活は、概ねそんな感じだったように思える。

 

 ……まあ。大変だ大変だと言っても本当に大変なのは夏休みだったのだが、それはまた別の話。どう頑張っても物理的に絶対終わらないような気さえする課題の数々に与えられた、押し潰すようなあのプレッシャーは出来れば二度と味わいたくない。せめて部活に半日時間を取られる事が無ければ、そう、もう少しくらいは楽だったと思うのだが……どうだろうか。身体を全く動かさないというのもそれはそれで不味い、ような。

 それは兎も角。結局この話には課題の締め切りは始業式ジャストではないかったというオチが有り、そのせいで微妙に嬉しいような遣る瀬無いような何とも言えない気分になったりしたのだが、それもまた別の話。

 では、勿論無い。

 

 ともすれば。

 

 大人しく家でじっとしていれば良かったのだろうか。残り少ないタイムリミットに嫌な汗を掻きながら、必死に課題と命懸けのカーチェイスを繰り広げていれば良かったのだろうか。素直にクーラーの電源を入れていれば良かったのだろうか。御使いの任を受けなければ良かったのだろうか。

 漫画を読むのはアイスを食べながらにしようと思ったのがいけなかったのだろうか。チョコにするかチョコミントにするかで迷ったのがいけなかったのだろうか。面倒がって一〇〇〇円札で支払いを済ませたのがいけなかったのだろうか。アイスが溶けてしまわないようにと帰路を急いだのがいけなかったのだろうか。

 ……ちっくしょう。

 

 嫌だ。

 俺は嫌だ、こんな、こんなのは嫌だ。こんな、出来の悪い悲話みたいな終わり方は嫌だ。絶対に嫌だ。

 俺は嫌だ、俺は、俺はまだ。

 

 ――死にたく、ない。

 

 死にたくない。死にたくない。死ぬのは嫌だ。死ぬのは怖い。死ぬのが怖い。俺は生きたい。俺は生きていたい。俺はまだ生きたい。まだ生きていたい。俺はまだ、生きていたかった。

 ……生きて、いたかったのに。

 

 分かっている。分かってはいる。ああそうだ、分かっているとも。俺はちゃんと、何もかも理解しているとも。

 無理だ。分かっている。もう無理だ、俺は絶対に助からない。たとえどこぞの黒子が実在していたとしても、それでも、俺はやっぱり絶対に助からないのだろう。この裏通りは、ヘリで止まるには少々狭過ぎる。

 寧ろここまで意識を保てていた事の方が奇跡なのだと思う。だってアレだし、あと一分くらいでポックリ逝ける自信が有るし俺。……全く自慢にはならないが。

 

 諦めるしかない。諦めて、最期の時を只静かに待っている事しか出来ない。

 受け入れるしかない。受け入れて、今にも消えてしまいそうな自らの運命を只静かに見つめている事しか出来ない。

 

 認める。俺は助からない。俺は死ぬ。すぐに死ぬ。人気の無い夜の裏通りで、まるで虫けらみたいに死ぬ。看取ってくれる人も無く、一人寂しく死んでいく。

 俺は、死ぬ。一人で、死ぬ。

 

 ……泣きたい。

 今すぐ声を上げて泣きたい。恥も外見も何も無い、情けなく、惨めな声を上げて泣き叫んでやりたい。いや、寧ろそれで誰かに気付いて貰えるというのなら、もしもそうなのだとしたら、だったら俺は喜んで泣いてやろうじゃないか。

 死ぬのは、怖い。それをすっぱりと潔く認める事は流石に出来そうにない。でも、潔くなくたって良いと言うのなら、何とかなる……と、思う。

 けど。

 

 それでも、一人で死ぬのだけは、嫌だ。

 

 誰でも良い。誰かに看取って貰いたい。死ぬ事は認めようとも、俺は一人では死にたくない。一人で死ぬのだけは認められない。

 

 なあ。

 誰でも良いんだ。誰でも良いから、誰でも良いから俺を看取ってくれよ。一人で死ぬのは怖いから、だから、頼むから俺を一人にしないでくれよ。

 誰でも良い。この際さっきのおっさんっぽい人でも良いから……そう言えばさっきのおっさんっぽい人は何処に行ったのだろうか。

 

 ……ああ。

 なんだ、分からないじゃないか。

 

 そうだった。俺、目が見えないんだった。周りに人が居ようが居なかろうが、どの道何も分かりはしないじゃないか……。

 

 俺は一人? それとも一人じゃない?

 分からない。

 

 分からない、けど。

 良いや、もう。一人だろうがそうじゃなかろうが何も関係無い。

 

 俺は一人じゃない。そう思っていた方が、ずっと、ずっと幸せだと思うから。

 

 父さん、母さん。御免、俺……もう死ぬみたいだわ。直接別れを言えないのが心苦しいけど、ちょっと今は動けそうにないから、まあ、その辺は臨機応変に行く感じで。

 大丈夫。俺はきっと天国に行くから……行けるんだろうか、天国。うーむ、地獄に行ってしまう程の悪事は働いていないと思うが、はてさて。

 まあ良い。

 

 父さん、母さん。それとその他諸々の親しかった人達。

 俺は一足先に天国へ行く。天国で待っている。待っていられる限界まで待っている。きっと待っている。

 だから。だから、天国で、また会いましょう会えるなら――

 

 身体から力が抜けていく。感覚は無いが、何となくそんな感じがするように思える。それとも、気持ちの方が抜けたからそう感じるだけなのだろうか。

 俺には判断が付かない。付ける必要は無いし、付ける気も無いが。

 

 ……ああ、眠い。

 どうしてこんなに眠いんだろうか。死ぬから、なのだろうか。死を永遠の眠りに例える事も有るから、或いはそういう事なのかも知れない。

 成る程、先人達の表現力は実に見事だ。永眠――死を表すのに、コレ程適切な比喩が他に存在するだろうか。

 

 死ぬ事は永遠の眠りに着く事。最初にそう言った人は、実は一度死を経験していたに違いない。その程度には、的確な表現のように思う。

 じゃあ、そういう事で。

 

『――さよなら』

 

 俺は全てを諦めた。俺は全てを受け入れた。俺は全てに覚悟を決めた。あとは秒読みの死を待つだけという、僅かに空いた空白の時間。

 その時だった。

 

 ふと、身体が軽くなった。

 

 泥のように沈んでいた意識が、ほんの少しだけ宙へと持ち上がる。無音だった世界がかすかなざわめきを取り戻し、真っ暗だった窓の外には淡い朝日が差し込む。機能を失っていた身体の感覚が若干ばかりか回復し、だからだろうか。肉体的にも精神的にも、複雑でない思考を少々維持する程度の余裕が俺の中に生まれた。

 それに、温かい。胸の辺りを中心に、ぽかぽかと何かとても温かいモノが渦を巻いているような感じがする。

 

 一体どうしたというのだろうか。春でも訪ねてきたのだろうか。おかしいな、通販が届くのは確か今日ではなかったような気がするのだが。

 違う、そうじゃない。アレは間違い無くシューティングだった筈。母さんが勝手にそう思っただけで別に疾しいところは……いや、実際はどう思ったのだろうか。一五なのか一八なのかが唯一にして最大の問題のような気がする、多分。どうでも良い。

 

 不意に、何かが顏に跳ねるのを感じた。

 コレは、どうでも良くはない。

 

 目を開ける。というより寧ろ、開けと強く念じる。多少感覚が戻ったとは言っても、まあ、如何せん多少でしかないので過信は出来ない。おまけにアレだ、何と言うか……ペースト状? 良く分からないけど俺の勘違いでなければ片方の目が大体そんな感じになっている筈だったので、物理的にどうなるかも定かではないという事である。

 とか何とかやっていたら何時の間にか微妙に色のようなモノが見えてきているところだった。開くかどうかは正直全く分からなかったが、見えているからには多分開いたという事なのだろう。

 

 驚いた。開け開けとは思っていたがまさか本当に開いてしまうとは。開かないと完全に諦めていた訳ではなかったとは言え、まあ、平たく言えば予想外ではあった。

 予想外ついでに意識を外へ向ける。こうやって意識が戻ったのは別に突き詰めなくても予想外だと分かるので、細かく気にするだけ無駄なのだと悟ったとも言える。

 しかし俺は悟っていなかった。予想外という言葉は、真に想像出来ないような、誰にも想像出来ないような、そんな事を言うのだと。

 

 見たのだ、俺は。

 

「――、……」

 

 予想外?

 いいや、違う。本当に予想外なら、言葉みたいに複雑な形をしたモノは出てこない。それどころか呼吸だって出てこない。

 何故そんな事を知っているか。何故なら今、自分でそれを実感しているから。

 

 どう表せば良いのか。或いは、俺が表しても良いのか。

 一言で表すなら、美少女、のような形をした何か。美少女のような形をした何かが、俺の身体の上に跨るようにして伸し掛かってきている。感覚が大分麻痺してしまっているからか重さは殆ど感じないが、凡そ不確かな視覚情報から判断するなら恐らくはそういう状態なのだろう。

 

 夜だというのに不思議と目に浮かび上がるその姿は酷く幻想的で、同時にこれ以上無い程の、到底この世の物とは思えない程の美しさを内包していると言えた。俺の乏しい語彙ではその程度の陳腐な表現しか思い付く事が出来なかった。

 それでも良いと思った。それで良かったとも思った。ミロのヴィーナスは、手が無いからこそ無限の美しさを持っているのだから。

 

 そうか、ヴィーナス。

 君は、いや、貴女はヴィーナスだったのか。

 

 道理で人間離れしていらっしゃる訳だ。人間とは思えない程に美しいと思ったら、何の事は無い。貴女は元より人間ではなかったという事か。

 知らず、目を奪われていた。視界なんてぼやけて殆ど見えなくなってしまっている筈だというのに、それでも俺は目の前の光景に目を、心を奪われていた。自分が今まさに死に掛けているという事さえも忘れて、只、その姿を心に焼き付けていた。

 想像だに出来ないモノ。それを目にしたその一瞬は、この世の全てを忘れてしまうのだと、そう知った。

 

 その時、その瞬間。

 俺の時間は、紛れも無く止まっていたのだ。




 だらだらと長くなってしまいましたが以上、プロローグです。ここまでの閲覧ありがとうございました。
 次回以降はコンパクトに、具体的には一〇〇〇〇字以内に収まるよう上手く纏めたいとは思っています、が……。

 …………。

 初投稿ですので、まあ、ここから着実に前へ進んでいけたらなと。

 あと全く関係無いですが緊張し過ぎて何も手が付きません。どのくらい緊張しているかというと、運動会の徒競走一個前の競技を入場口手前から見物している時くらいです。もしくはテスト前日の夜に筆記用具の手入れをしている時くらいです。
 もう奇声を上げながら走り出したくなるくらい。叫べませんし走れませんが。

 ※※※以上が編集前の後書きです。無理矢理一〇〇〇〇字にカットしてみましたが、まあ、ご覧の有り様という訳です。
 次回、つまり第四話の更新予定日についての変更点は有りません。



 次回更新予定日 2013/5/03

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